Xitekがキヤノン「RF135mm F1.8 L USM」のハンズオンを公開。効果的な光学手振れ補正を搭載しつつ、F1.8からフレーム全体でシャープな結果が得られる大口径望遠レンズとしては高く評価しています。
Xitek：小小空气切割机 佳能RF135mm F1.8 L IS USM??
外観・構造：
- RF50mm F1.2 L USMの拡張版に見えるレンズだ。
- 前面にはフッ素コーティングを採用している。
- フィルター径は82mmで、このクラスとしては一般的だ。
- レンズマウントは金属製だ。
- 円筒型のレンズフードが付属する。
携帯性：
- 全長はRF100mm F2.8 L IS MACRO USMよりも短いが、直径や重量はRF50mm F1.2 L USMと同程度である。
- 光学手振れ補正搭載でソニーGMよりも軽いことを考慮すると軽量なレンズと言えるだろう。
操作性：
- ゴムカバーを装着したフォーカスリングとローレット加工のコントロールリングを搭載している。
- 側面にはキヤノンで珍しいFnボタンを搭載。必要に応じてカスタマイズが可能だ。
- 側面にはAF/MFスイッチと手振れ補正スイッチを搭載している。
フォーカス：
- ナノUSM駆動で動作する。
- 高速かつ高精度で、動画撮影で滑らかな動作を実現。
- ピント位置の変化で画角がわずかに変化する。R6 IIのブリージング補正をオンにすると、画角の変化を抑えることが可能だ。
手ぶれ補正：
- 一般的な135mm F1.8と異なり、このレンズは光学手振れ補正を搭載している。低照度や動画撮影で手振れを大幅に抑えることが可能だ。
- 補正効果は5.5段分で、ボディ側の補正と協調することで最大8段分の補正を実現している。
- 1/4秒の撮影でシャープな結果を得ることができる。1/2秒の撮影は難しくなる。
解像性能：
- EOS R6 Mark IIとの組み合わせてテストした。
- F1.8から中央~周辺部で良好な結果を得ることができる。
- F2.2?F2.8まで絞ると全体的にとてもシャープになる。
- F4-F8で性能がピークに達する。
- レンズの解像性能はカメラの解像性能よりも高く、状況によってはモアレが発生する。
像面湾曲：
- 記載なし。
ボケ：
- ボケが大きく滑らかな描写だ。
- 非球面レンズを使用していないので、玉ねぎボケとは無縁である。
色収差：
- F1.8における色ずれは残っているが、F4まで絞ると大幅に軽減する。
- UDレンズを3枚使った色収差の補正は効果的に見える。
球面収差：
- 記載なし。
歪曲収差：
- ごくわずかな糸巻き型歪曲だ。
周辺減光：
- F1.8で目立つ光量落ちが発生する。
- F2.8でわずかに改善し、F4で無視できる程度となる。
コマ収差：
- 記載なし。
逆光耐性：
- 逆光耐性は非常に満足のいくものだが、レンズフードの装着をおススメする。
- 絞った際の光条はとてもシャープで綺麗である。
総評
優れた性能の大口径レンズだ。中央や周辺部までシャープな結果を得ることができ、歪曲が少なく、優れた光条や手振れ補正効果が得られる。特に競合他社と比べると光学手振れ補正が大きな利点となるだろう。
とのこと。
キヤノンとしては「EF135mm F2L USM」以来となる135mm望遠単焦点レンズですね（TS-Eレンズを除く）。135mm F1.8をラインアップしている競合他社も存在しますが、光学手振れ補正を搭載しているのはキヤノンのみ。ミラーレスカメラはボディ側に手振れ補正を搭載しているモデルも多く、レンズ側の手振れ補正がどのように活きてくるのか気になるところですね。
Xitekのレビューでは、光学手振れ補正を搭載しているにも関わらず、良好な解像性能を維持している模様。手振れを抑えながら効果的な画質のF1.8を利用できるのは強みと言えるかもしれません。諸収差もよく抑えられ、価格以外にこれと言った欠点はなさそう。
キヤノン RF135mm F1.8 L USM 最新情報まとめ
| RF135mm F1.8 L IS USM | |||
楽天市場  |
Amazon  |
キタムラ  |
 Yahoo |
キタムラで中古在庫を探す  |
|||
レンズの仕様
| レンズの仕様 | |||
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2022年12月中旬 | 初値 | 338,800円 |
| マウント | RF | 最短撮影距離 | 0.70m |
| フォーマット | 35mm | 最大撮影倍率 | 0.26倍 |
| 焦点距離 | 135mm | フィルター径 | 82mm |
| レンズ構成 | 手ぶれ補正 | 対応 | |
| 開放絞り | F1.8 | テレコン | - |
| 最小絞り | F22 | コーティング | F/ASC |
| 絞り羽根 | 9枚 | ||
| サイズ・重量など | |||
| サイズ | φ89.2×130.3 | 防塵防滴 | 対応 |
| 重量 | 935g | AF | NanoUSM |
| その他 | Fnボタン | ||
| 付属品 | |||
| キャップ・フード・ケース | |||
関連レンズ
関連記事
- キヤノン RF135mm F1.8 L IS USMはやや高価だが多目的に使える高性能な135mm 2023年10月13日
- RF135mm F1.8 L IS USM用と思われるキヤノンの特許出願 2023年7月20日
- RF135mm F1.8 L IS USMは開放からピークの解像性能と非の打ち所がないAF 2023年5月8日
- キヤノン レンズ交換式カメラボディの供給不足が解消 2023年4月17日
- キヤノン RF135mm F1.8 L IS USM の供給不足が解消 2023年3月10日
- RF135mm F1.8 L USMはトップクラスの解像性能と見事な色収差補正 2023年2月26日
- キヤノンが「RF135mm F1.8 L USM」を1月26日に発売と告知 2023年1月19日
- RF135mm F1.8 L USMの効果的な手振れ補正は強みになる 2023年1月15日
- RF135mm F1.8 L USMはスポーツ撮影にも耐えうる見事なフォーカス性能 2022年11月10日
- EOS R6 IIとRF135mmは供給不足、R3・RF1200mmは供給が安定する 2022年11月6日