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DCWが富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」の第一印象を公開

Digital Camera Worldが富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」の第一印象を公開。プリプロダクションモデルのため画質に言及していませんが、AFは最短撮影距離から無限遠まで2.5秒ほどとのこと。

Digital Camera World:Hands on: Fujinon XF18mmF1.4 R LM WR review

  • フジノンXF18mmF1.4 R LM WRは、富士フイルム39本目の交換レンズであり、比較的短期間で長い道のりを歩んできたと言える。このレンズは、最も画角の広い16mm F1.4から最も画角が狭い35mm F1.4までの、狭い範囲に連なるF1.4レンズ群に追加される4本目の単焦点だ。
  • 新しいレンズは、既存のXF16mmF1.4よりも焦点距離が2mm長いだけだが、16mmレンズが登場したのは6年前だ。新しい18mmF1.4はリニアモーター(LM)AFが搭載され、光学構成が異なることを考えると、焦点距離以上の意味がある存在だ。
  • パラメータは古いレンズに近い仕様だが、おそらくより現代的で効率的な設計になっている。
  • 最高の光学性能を維持しながら、小型・軽量に設計している。レンズは9群15枚で構成されており、非球面レンズ3枚とEDレンズ1枚を含む。単焦点レンズとしてはかなり洗練されたものだ(16mmF1.4は11群13枚、非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚と、ややシンプルな構成である)。
  • 全長75.6mm、重さ370gは、このような大口径の広角レンズとしてはかなり軽量でコンパクトだ。APS-Cフォーマットがフルフレームシステムよりも有利な点である。
  • 名前の「LM」は、AF動作にリニアモーターを使用していることを意味している。リニアモーターは高速で強力、かつほぼ無音なので、このレンズは静止画でも動画でも理想的なものになるはずだ。
  • リニアモーターは、わずか2.5mmの移動量で6枚のレンズからなるフォーカスグループを駆動する。この組み合わせにより、本レンズは最至近距離から無限遠までわずか2.5秒で移動することができ、AFスピードは0.04秒だ。
  • 金属製の鏡筒と8箇所のシーリングにより、防塵防滴仕様を備えている(名前に「WR」が付いているのはそのためだ)。また、摂氏マイナス10度の低温下でも動作するように設計されている。
  • 多くのフジノンレンズと同様、このレンズにも物理的な絞りリングがあり、「A」ポジションにはプッシュボタンでロック機構を搭載している。モードダイヤルではなく、シャッタースピードダイヤルを備えたXシリーズのカメラとの相性は抜群だが、もちろん、どのXマウントカメラでも問題なく使用できる。
  • 比較的軽量でコンパクトなデザインであり、X-S10やX-E4に装着しても、十分な操作性が得られる。
  • デザインは非常にシンプルで、特にコメントすることは無い。ピント距離や被写界深度の目盛りは無いが、ファインダー内に表示することが出来る。
  • 絞りリングは明瞭な操作性だ。
  • 装着していない状態で、試用品の内部で”コツコツ”とした音がした。この音はレンズをカメラに装着して、電源を入れると消えた。性能には影響していないようで、電源が入っていないときに内部のAFグループがしっかりと固定されていないことが原因ではないかと思われる。
  • 繰り返しになるが、今回はプリプロダクションモデルの試用であり、最終的な画質となるか分からない。しかし、もし製品版と同じ結果であれば、ユーザーは非常に満足するレンズとなるはずだ。
  • さまざまな条件下で、さまざまな絞り値でさまざまな写真を撮ったが、その結果は素晴らしいものだった。
  • 我々が入手した個体はF1.4で絞ったときよりもわずかにソフトになる可能性があるが、確信を得るためにラボでのテストが重要だ。
  • その他の点では、フレームの端から端まで見事なシャープネスが得られ、視覚的な歪みもなく、色収差もない。そして目に見える周辺減光もない。

フジノンXF18mmF1.4 R LM WRは、フジノンレンズのラインナップの中では少し変わった存在のように思える。16mmF1.4と両方を購入することはまずないだろう。28mm F1.4はフルサイズカメラでは一般的なパラメータのレンズだが、APS-Cでは他社を含めて貴重な存在である。

このレンズはプリプロダクションモデルを短時間使用しただけである。操作性や性能について最終的な結論を出すことはできない。しかし、広角F1.4のレンズとしては小型軽量で、デザインもすっきりしており、フィルターは62mmと日常的に使えるものだ。すでに16mm F1.4がラインナップされている中で、18mmのどこが優れているのかをきちんと見極めたいと思う。

長所
・ポピュラーな27mm画角
・F1.4
・絞りリング
・リニアモーター駆動

短所
・16mmF1.4と非常に良く似ている
・16mmF1.4と似たような価格設定

とのこと。
16mmF1.4とどのように差別化するのか難しそうですね。同じインナーフォーカス(正確に言うとXF16mmはリアフォーカス)ですが、16mmがコアレスDCモーターであるのに対して18mmはリニアモーターを使用しています。この差がどのように現れるのか気になるか…。DCWは「最短撮影距離から無限遠まで2.5秒」と言及しており、これが本当であれば思ったほど速くないような…。

個人的に18mmの画角は好みで、元XF18mmF2ユーザーとしては気になるレンズ。最短撮影距離や撮影倍率に大きな変化は無く、1段明るく、気合の入った光学設計がどのような写りとなるのか試してみたいところ。

富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」交換レンズデータベース

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