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DPReviewがソニー「FE 24mm F2.8 G」のサンプルギャラリーを公開

DPReviewがソニー「FE 24mm F2.8 G」のサンプルギャラリーを公開。サンプルギャラリーの紹介で「大きな歪曲収差を補正し、端や四隅の画質に影響している」と言及しているのは珍しい。ぱっと見は極端に悪く無さそうにも見えますが…。

DPReview:Sony FE 24mm F2.8 G sample gallery

ソニーは今週、フルサイズEマウント用の高品質でコンパクトな3本の新しい単焦点レンズを発表した。その中で最も広角となのが24mm F2.8 Gだ。レンズは7群8枚で構成され、3枚の非球面レンズが高い解像力と諸収差を補正し、1枚のEDレンズが色収差を軽減している言われている。

また、レンズを小型化するために歪曲収差をデジタルで補正しているが、その補正量が大きく、端や四隅のシャープネスに影響を与えている。このレンズが実際のさまざまなシーンでどのように機能するか、サンプルギャラリーを確認してほしい。ギャラリーの最後には、絞り値の変化も掲載している。

Adobe Camera Rawとは異なり、Capture One Pro 21はメーカー提供のプロファイルを使用して歪みを補正するため、RAW現像にはCapture One Pro 21を使用していることに注意して欲しい。また、Capture Oneでは、(倍率)色収差の補正をオフにすることができ、このギャラリーでは評価しやすいように補正をオフにしている。

サンプルギャラリーの紹介で大きな歪曲収差とデジタル補正の影響について言及するのは珍しいですね。今回の作例はCapture Oneで現像しているので元の収差がどれほどのものか確認することは出来ません。ただし、多くのレビューサイトで歪曲収差について言及しており、後処理は必須と思われます。

実写を確認してみると、周辺解像・四隅解像は極端に甘い描写ではないように見えます。6100万画素のα7R IVでも極端に描写が甘くなることは無さそう(少なくとも遠景・中景では)。倍率色収差はいくらか残存しているため、色収差補正はオンにしておいたほうが良さそうですね。ボケは24mm F2.8のレンズとしては比較的滑らかで綺麗な描写に見えます。もちろん、撮影距離が長くなると騒がしくなる傾向がありますが…。

市場推定価格79,000円(税込)と考えるとシグマやタムロン、そしてサムヤンの24mmも要検討。防塵防滴+絞りリング+AFLボタンの組み合わせが必須であればソニーGレンズを選ぶ必要がありそうです。

ソニー「FE 24mm F2.8 G」交換レンズデータベース

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