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DPReviewが「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」のハンズオンを公開

DPReviewがOM SYSTEM「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」のハンズオンを公開。フォーカスクラッチやFnボタンはありませんが、とてもコンパクトなF1.4レンズに仕上がっているみたいですね。

DPReview:Hands-on with the new OM System M.Zuiko Digital ED 20mm F1.4 PRO

オリンパスの映像事業を買収したOMデジタルソリューションズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PROを発表した。この20mmは、従来の「OLYMPUS」ブランドに代わる新ブランド「OM SYSTEM」で発売される最初のレンズとなる。

新しいブランディング

同じようでいて、違う。従来の「OLYMPUS」に代わる新しい「OM SYSTEM」のロゴは、長年のオリンパスファンには非常に馴染み深いものだ。「OM」のOとMが微妙に重なり合っているのは、1970年代のフィルム時代にOMシステムが誕生したときから変わっていない。

コンパクト・軽量

F1.4という大口径な開放値ながら、非常にコンパクトだ。被写界深度はフルサイズの40mm F2.8に相当するが、20mm F1.4は他のM.ZUIKOブランドの大口径レンズと同様、絞り開放で魅力的な「フェザーボケ」が得られるように設計されている。そのため、ポートレート撮影に最適だ。

外観は、非常にシンプルだ。フォーカスリングが唯一の「コントロール」であり、他のマイクロフォーサーズ用レンズとは異なり、マニュアルフォーカス用のメカニカルクラッチは存在しない(カメラで設定する必要がある)。

光学設計

EDレンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、スーパーHRレンズ2枚、非球面レンズ2枚を含む10群11枚のレンズを、プラスチックと金属で構成された高品質な筐体に詰め込んでいる。複雑な光学設計であり、ハイレゾショットにも対応する高解像を実現していると言われている。

「ZERO」と呼ばれるコーティングを採用し、「強い照明条件で作業する際に、レンズフレアとゴーストを減らし、より高いコントラストと色忠実性を実現する」としている。

防塵防滴

凹型の後玉は、光学群のかなり後方に位置する。レンズマウントの周りに薄いゴム製のグロメットがあり、カメラ内への湿気や汚れの侵入を防いでいる。

また、20mm F1.4の前玉にはフッ素コートが施されており、汚れがつきにくくなっている。

OM-D E-M5 Mark IIIとの比較

コンパクトなED 20mm F1.4 PROは、オリンパスブランドの「OM-D E-M5」シリーズとの相性も抜群だ。OM-D E-M5 Mark IIIと組み合わせると、全体の重量は661gである。

総括

20mm F1.4をOM-D E-M5 Mark IIに装着すると、トータルバランスが非常によく、レンズとカメラの作りがマッチしている。フォーカスは適度な速さで静かに動作し、マニュアルフォーカスは大きなローレット付きのフォーカスリングを介して非常に実用的だ。

とのこと。
「12-45mm F4.0 PRO」と共用のレンズフードを装着すると少し大きく見えますが、フードを外すとコンパクトですね。これまで防塵防滴のM.ZUIKO 標準単焦点レンズと言えば、「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」くらいだったので、面白い選択肢となりそうです。フォーカスクラッチやFnボタンが無いのは残念ですが、レンズサイズや価格設定を考慮すると妥協すべきポイントなのかもしれません。

それでも、同じ防塵防滴仕様の「LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.」よりも大きく重い。そして価格設定も少し高め。ただし、LEICA DGより複雑な光学設計を採用し、IPX1に対応する防塵防滴仕様を実現し、AFもかなり速いと評価を耳にしています。サイズ差・価格差を埋める価値があるかどうか気になるところ。まぁ、PROとLEICA DGでは目指すところが大きく違っており、資金に余裕があるのなら両方ゲットするのもアリ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO 最新情報まとめ

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