DPReviewがED 90mm F3.5 Macro IS PROのサンプルギャラリーを公開

DPReviewがOMデジタル「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」のサンプルギャラリーを公開。風景やポートレート、スナップを含めた81枚の画像を公開しています。

DPReview：OM System M. Zuiko 90mm F3.5 Macro sample gallery

数週間前、このレンズがオフィスに届いたとき、我々はマクロ撮影で性能がどの程度維持されるのか、そして、ポートレート、風景などにも使えるオールインワンレンズであるのか、わくわくしながら確認した。

このレンズを試すために、OM-1に装着して数週間を過ごした。シアトルに陽が射すと、私は街頭に出て、わずかな光を追いかけ、見知らぬ人に挨拶し、とても小さなものを探して間近で撮影した。

風景、圧縮したストリートシーン、偶然出会った人々のポートレート、そしてスタジオ内外でのよりコントロールされたマクロ画像などを撮影した。

拡張して360mm相当に変えるMC-20 2xテレコンバーターと一緒にレンズを試した。

サンプルギャラリーは最小限の編集でレンズをテストすることを目的としている。標準的なシャープネス処理とメーカーのレンズプロファイルを使用して、RAW現像している。

オリジナルのRAWをダウンロードすることができるので、ご自身の処理で試してみてほしい。

とのこと。
珍しい2倍（35mm判換算で言えば4倍）の撮影倍率に対応するマクロレンズですね。マイクロフォーサーズ用の高倍率マクロの選択肢として「LAOWA 50mm F2.8 2X ULTRAMACRO APO」があるものの、AFに対応しているのはこのレンズのみ。そして、センサーサイズが異なる他社を見渡しても2倍マクロのレンズはありません。さらに、撮影倍率を拡張することができるテレコンバージョンレンズに対応している興味深い仕様。

DPReviewのサンプルギャラリーはOM-1と組み合わせて撮影した82枚のJPEGとRAWを公開。ウェブ上で公開している画像はCaptureOneでRAW現像したもの。必要であればJPEGやRAWをダウンロードして確認するのがおススメ。

日中の風景やポートレート、スナップを中心として、いくつかマクロシーンでも撮影している模様。2.0倍テレコンバージョンレンズ「MC-20」を使用した例もあります。どのカットもF8やそれ以上に絞って撮影した写真が多いので、絞り開放のシャープネスを確認するには不向き。また、風景シーンでは陽炎など大気の状況が影響しているように見えるので注意が必要です。接写時のボケは綺麗ですが、中距離以降は後ボケがやや硬めで、状況によっては色収差による色づきが発生しているように見えます。

私も発売日にこのレンズを入手。ピークの解像性能は際立って良好と言えませんが（他のレンズも十分シャープ）、撮影距離による変動が少なく、マクロから風景まで安定感のある解像性能が得られます。AFがそこそこ高速なので、望遠スナップとしても使いやすいはず。接近時のボケは滑らかですが、中距離以降の小さなボケはやや硬めで、さらにボケの縁取りに色収差のような影響が見られます。

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO 最新情報まとめ

M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年2月24日	初値	166,320円
マウント	MFT	最短撮影距離	0.224m
フォーマット	4/3	最大撮影倍率	2.0倍
焦点距離	90mm	フィルター径	62mm
レンズ構成	13群18枚	手ぶれ補正	搭載
開放絞り	F2.8	テレコン	対応
最小絞り	F22	コーティング	Zero
絞り羽根	7枚
サイズ・重量など
サイズ	φ69.8×136mm	防塵防滴	対応
重量	453g	AF	STM
その他	S Macro・AFリミッター・L-Fn
付属品
レンズフード