このページでは富士フイルム「X-E4」に関する情報を収集しています。
データベース
最新情報
- 「X-M5」と「X-E4」の外観やスペックの違い 2024年10月22日
- FUJIFILM X-E4の中古相場が新品初値の1.5倍を超える 2023年10月23日
- 富士フイルム X-Pro3・X-E4・X-T4用アクセサリが生産完了 2023年4月28日
- 富士フイルムがミラーレスカメラ9台のファームウェアアップデートを公開 2022年11月30日
- 富士フイルム X-E4がディスコンとなる 2022年9月13日
- 富士フイルム X-T4・X-E4がディスコンの兆し 2022年9月7日
- 「Z 30」と「X-E4」の外観やスペックの違い 2022年7月5日
- 富士フイルムがmacOS使用時の不具合に対応するファームウェアアップデート第二弾を公開開始 2022年2月28日
- 富士フイルムがSDXCカードとmacOS使用時の不具合を告知 2022年2月3日
- 富士フイルム「X-E4」のダイナミックレンジ・高感度ノイズの測定データ 2021年12月31日
特集記事
レビュー
参考サイト
購入早見表
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主な仕様
- X-Trans CMOS 4 APS-Cセンサー
- 有効画素数:2,610万画素
- SDXC UHS-I
- RAW 14Bit
- 3:2/16:9/1:1
- 256分割測光
- メカニカルシャッター:60分~1/4000秒
- 電子シャッター:15分~1/32000秒
- シャッター同調速度:~1/180秒
- 露出補正:±5
- 連写速度・連写枚数
・30fps ×1.25Crop:非圧縮RAW17枚
・20fps:非圧縮RAW17枚
・18fps:非圧縮RAW17枚
・10fps:非圧縮RAW18枚 - 425点インテリジェントハイブリッドAF
- 低照度AF
・コントラストAF:-4EV
・像面位相差AF:-7EV
・XF50mm F1.0装着時 - ファインダー
・0.39型236万ドット OLED
・アイポイント:17.5mm
・倍率:0.62倍 - 背面モニタ
・3.0型 162万ドットモニタ
・タッチパネル対応 - 動画
・MOV/MP4
・DCI 4K/4K UHD 23.98~29.97p 200Mbps 30分まで
・Full HD 59.94p
・Full HDハイスピードモード:~240p - フイルムシミュレーション:18種
- 明瞭度設定
- ・カラークロームブルー
- Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n
- Bluetooth:Ver4.2
- USB-C 3.2Gn1×1
- HDMI Dポート
- バッテリー:NP-W26S
・約380枚 - マグネシウム合金素材:ボディ天面
- サイズ:121.3×72.9×32.7mm
関連カメラ
更新履歴
- 2021-01-27:正式発表されました。
・予約開始:2021年2月1日(月)
・発売日:2021年2月下旬 - 2021-01-26:間もなく富士フイルム「X-E4」が登場すると噂されているので専用の情報収集ページを作成しました。ひとまず、主なスペックとカメラサイズの比較を掲載。
海外の評価
Mobile01
Mobile01:Fujifilm X-E4 超輕巧登場 + XF27mmF2.8 R WR 新鏡動手玩!
X-E3登場から3年が経過しており、X-Eシリーズは3代目で終了と思われたが…。まさかX-E4が1月末に発表されるとは思ってもいなかった。このカメラはレトロな外観をセールスポイントとしつつ、X-Trans CMOS 4センサーとX-Processor 4を搭載し、180度上方へ可動するセルフィモニタが追加されている。
XF27mmF2.8 R WRは旧型に防塵防滴仕様を追加したものだ。このレンズは僅かな追加投資でX-E4のキットレンズとして入手可能である。(訳注:なぜか国内では15-45mmと置き換わっています)
X-E4
- センサーとプロセッサはX-T3で初導入された「X-Trans CMOS 4」「X-Processor 4」を使用している。ここ最近のカメラ「X-Pro3」「X-T4」「X-S10」などと全て同じである。
- X-S10はボディ内手ぶれ補正を搭載しているが、X-E4は非搭載だ。
- XF27mm装着時はX100Vよりもさらにコンパクトなカメラとなる。
- X-E3と比較して、外観における最大の違いはグリップの有無だ。X-E4はフロントグリップが無くなっている。グリップ性は犠牲となったが、見た目は良好だ。持ちにくい場合は純正ハンドグリップを追加することができる。
- X-E3の世代から内蔵フラッシュが無くなっている。
- X-E3にあったフルマニュアルモードが無くなっている。ただし、Pモードは利用可能だ。
- Qボタンは背面から上面へ移動している。
- ボタン類はとても小さく、誤操作は少ないが、実際に操作する時も押し辛い。カメラデザインチームはもう少し設計を煮詰めるべきだった。
- 露出補正ダイヤルは「C」に設定することで±5まで利用可能だ。
- ファインダーは従来通りだ。
- このクラスの競合他社では珍しいジョイスティックを搭載している。
- モニターは3.0型162万ドットでセルフィーに対応している。
- 外部接続は3.5mmマイク・Micro HDMI・USB-Cに対応している。ヘッドホンはUSB-Cからアダプター経由で利用可能だ。
- バッテリーはNP-W126Sを使用して約460枚の撮影が可能だ。優れたバッテリー性能である。
- メモリーカードはSD UHS-Iに対応しているシングルスロットだ。
XF27mmF2.8 R WR
- スーパーEBCコーティングを採用した5群7枚構成のレンズだ。
- 重量はわずか84g、サイズは62×23mmだ。
- 小型軽量ながら絞りリングと防塵防滴に対応している。
- 特殊レンズは1枚の非球面レンズだけだが、光学性能は侮れない。F2.8の絞り開放で中央から隅まで一貫した性能だ。
- EDレンズを使用していないので色収差補正に期待はしていなかったが、軸上色収差はF2.8で目立たず、F5.6で解消する。倍率色収差はほとんど無い。
- 逆光でゴーストが発生するのはF8以降だ。フレアはほとんど発生しない。
- 絞り羽根は7枚構成だ。光条はF11から徐々に発生する。
X-E4の仕様はX-S10とかなり似ている。最大の違いは手ぶれ補正の有無だろう。画質はX-Trans CMOS 4世代と同じため省略する。主なセールスポイントは見た目もサイズだ。ポケッタブルで手ごろなカメラだが、防塵防滴仕様ではないのでプロフェッショナルには適さない場合がある。セルフィモニタもX-E4における好みのポイントだ。従来通り豊富なフイルムシミュレーションも富士フイルムの強みとなるだろう。
XF27mmF2.8 R WRと組み合わせた際のサイズ感はとても魅力的だ。レンズは良好な解像度に加え、絞りリングまで搭載している。焦点距離は換算40mmと適度な画角で、歪曲は少なく、クローズアップ性能は良好だ。バランスの取れたレンズである。X-E4と組み合わせるのにおススメだ。
Lesnumeriques
Lesnumeriques:Test Fujifilm X-E4 : un hybride efficace au style télémétrique affirmé
カメラの紹介:
- レンジファインダースタイルのミラーレスカメラだ。他の富士フイルム機と同じように2610万画素のX-Trans CMOS 4センサーを使用している。
ビルド・外観:
- 引き続きレトロデザインを継承している。X-S10のように簡略化した操作性ではなく、従来通り独自のコントロールレイアウトを採用している。
- 従来と比べて、よりレンジファインダーの外観に近づいている。
- マイクロHDMI、USB-C、マイク端子に対応している。USB-C経由でボディ内のバッテリー充電・給電も可能だ。
- SDカードスロットはカメラ底面にあり、三脚搭載時はアクセスできなくなってしまう。
携帯性:
- 記載なし。
グリップ:
- グリップとサムレストは完全に省略された。レンジファインダーに近い外観となった反面、ストラップなしでカメラを扱うのが難しくなっている。
- 親指用スペースが広がっているものの、それだけで問題を解決できるわけではない。
- 別売りアクセサリーで追加グリップやサムレストを購入可能だ。
操作性:
- カスタマイズ可能なボタンは1つ2つ減ってしまったが、それは好みの問題だ。
- モニタ上でタッチFnが利用可能であることを忘れないでほしい。
- 一般的なサイズの手でもリアダイヤルやその他コントロールが少し小さすぎる。
手ぶれ補正:
- まだ搭載していない。
ファインダー:
- 0.62倍 236万ドットの電子ビューファインダーはハイクオリティだが、倍率は少し小さい。
モニター:
- セルフィに対応した180度チルトが可能だ。
メニュー・システム:
- 一般的な応答性は前モデルと比べて改善しているが、大きく進化しているわけでもない。
- 起動時間はほぼ1秒だ。
- バッファクリア中でもデバイスを利用可だ。
オートフォーカス:
- 低照度では合焦までの速度が低下する。
- 通常の環境では非常に高速だ。
- 被写体が近すぎたり、遠すぎたりすると瞳検出を利用できないことがある。
連写性能:
- メカニカルシャッターは8コマ秒までだが、電子シャッターでは20コマ秒、さらに×1.25クロップで30コマ秒に対応している。
- オリンパスやパナソニックと同じく、プリ連写機能を搭載している。
- バッファは20枚未満のRAWに制限されている。
高感度ISOノイズ:
- X-Trans CMOS 4・X-Processor 4の組み合わせであり、結果はX-T30やX-T4とよく似ている。
- ISO 800まではとても良好だ、
- ISO 1600でわずかにノイズが発生し、ISO 3200で強いノイズが出てくる。
ダイナミックレンジ:
- X-T4とほぼ同じだ。
- ハイライトは+1.6EV程度、シャドウは+3.0EV以降でノイズ発生する。4EVのシャドウ回復でノイズはさらに増えるが、幸いにもカラーノイズは発生していない。
仕上がり機能:
- 富士フイルムに不可欠なフイルムシミュレーションを18種類搭載している。
動画:
- 4K UHD動画に加えて、DCI 4Kにも対応している。
- 最大で200Mbps、4K 60i、内部記録で4:2:0と十分なパフォーマンスを備えている。
- 画質はX-T200よりも優れ、X-T30やα6400などと同等だ。
- 手振れ補正を搭載していない点に気を付けたい。
- ローリングシャッターは4Kではっきりと確認できるが、FullHDではめったに問題とならない。
- AFは優れており、応答性はとても良好だ。
総評
一部の操作性が犠牲となっているが、魅力的な外観デザインは間違いなく成功している。さらに優れた画質を実現し、静止画・動画の両方で通用するAFを実装している。よく考えられたミラーレスカメラであり、楽しんで使うことが出来る。α6400もしっかりとしたカメラだが、アプローチは大きく異なっている。
長所:
- 良好なデザイン・質感
- 一般的な応答性
- 1/32000秒までの電子シャッター
- 20コマ秒連写
- 静止画/動画どちらでも効果的な瞳検出
- 4K DCIでクロップなし
- タッチパネル対応の180度チルトモニタ
短所:
- エルゴノミクスに基づいたデザインではない
- ファインダーが少し小さい
- ボディ内手振れ補正なし
- 防塵防滴非対応
- 底面でのメモリーカードアクセス
- SD UHS-Iまでの対応
DPReview
DPReview:Fujifilm X-E4 hands-on
外観・操作性
- 富士フイルムのレンズ交換式ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の第2弾としてX-E1が登場して以来、X-Eの役割は微妙に変化してきた。
X-E1・X-E2は、X-Proの下位モデルだが、愛好家のためのレンジファインダースタイルのカメラだった。 - しかし、人気の高いX-Tシリーズの登場により流れが変わった。X-E3は、コンパクトさを重視したカメラボディとなった。
- X-E4はこの傾向を引き継いでいる。X-T4よりもずっとコンパクトで、旅行に便利なカメラだ。ボディ内手ぶれ補正を省略したことで、この小型化を実現している。
- カメラを手にしてみると、X-S10のようなボディに、エントリーモデルの「X-Aシリーズ」や「歴代X-Eシリーズ」の要素を取り入れていることがわかる。
- X-E4は、シリーズの中で最もコンパクトなカメラである。そのため、デジタル一眼レフカメラの形をしたX-S10に比べて、格段に小型化されている。
- レンジファインダースタイルとダイヤルは、従来のX-Eから継承されている。しかし、AF補助光のLEDは四角い窓に変更したことで、低価格なX-Aモデルを彷彿とさせる。モニター固定のX-E3よりも柔軟性を高めたチルト液晶モニタはX-Aモデルを彷彿とさせる。
- X-E4のスタイルが気に入らない場合、オプションでホットシューに装着するサムレストや、専用ハンドグリップやベースプレートも用意されている。これらのオプションを利用できることにより、X-Aにはない、X-Eシリーズとしての地位を確固たるものにしている。
- X-E4の操作系は、大まかに前モデルを踏襲している。カメラ右肩の露出補正ダイヤルとシャッタースピードダイヤルはそのままだ。しかし、前モデルでは前後に1つのコマンドダイヤルがあったのに対し、X-E4では前面のみ1つのコマンドダイヤルがある。
- X-E4では、従来の「オート」スイッチの代わりに「Q」ボタンを搭載し、Xマウントカメラで初めてシャッタースピードダイヤルに「P」ポジションを搭載した(X-S10やX-Aは従来のモードダイヤルに「P」ポジションを搭載している)。
- 背面中央部には、4方向AFジョイスティックを搭載。誤操作を防ぐためか、かなり低い位置に配置されている。サムレストやハンドグリップがないので、手の位置を変えて指を伸ばすのは少し不安定な感じがする。
- カメラ操作の多くはタッチパネルを使うことになるだろう。タップしてAFポイントを配置したり、タッチFnなどを使うことができる。。
- X-S10のように(X-E3とは違って)カメラ前面にフォーカスモードのコントロールがないのも、X-E4の方向性を示している。
スペック
- X-E4は、X-S10と大部分のスペックを共有。2600万画素の優れたセンサーとクアッドコアの「X-Processor 4」を搭載している。
- 最新のオートフォーカスと高速連写は、X-S10と同じパフォーマンスだ。
- メカニカルシャッターモードでは最大8コマ/秒、1/4000秒までの撮影が可能だ。
- 電子シャッターモードでは、より高速なシャッタースピードで撮影でき、センサー全幅を使用して最大20コマ/秒、1.25倍クロップで30コマ/秒の連写速度で撮影可能だ。
- X-S10と同様、古いNP-W126Sバッテリーを使用しているが、このクラスのカメラとしては見事な460コマのバッテリーライフを備えている。カメラはUSB充電が可能で、460枚の撮影で十分だ。旅行の際もバッテリーの心配をする必要はないだろう。
- X-E4は、X-S10やX-E3と同じ236万ドットの有機ELファインダーを採用している。ついでにX-E2SやX-E2も同様だ。それはかなりまともなパネルであり、最大100fpsで駆動することができ、立派な0.62倍の光学系である。これは、ソニーα6400やニコンZ 50よりも少し低いが、大きな差ではない。
- 背面モニタは、タッチパネルに対応。さらに180度までのチルトに対応し、自撮りやVlogスタイルの動画撮影が可能だ。パネルは3.0型の166万ドットであり、このクラスでは高解像度の部類に入る。
- X-E4の動画スペックは、最大200MbpsのH.264エンコーディングを使用して最大30pでDCIまたはUHDでの4K撮影が可能だ。これはX-S10のものと一致する。
- 動画は8Bitとなるので、X-T4のように10Bitの柔軟性は得られない。ただし、外部レコーダーに10Bitを出力が可能だ。
- 標準の3.5mmマイク入力と、USB-Cを介してヘッドフォンを接続することが可能なアダプターが付属している。動画撮影時はフォーカスピーキングやゼブラ表示を利用することが可能だ。
X-E4は他のシリーズが変化したことで、従来とは全く異なる立ち位置となった。まだ魅力的で、コンパクトサイズだが、手ぶれ補正を搭載したX-S10が登場したことで、控えめなカメラに仕上がっている。
このため、前モデルよりも低価格となり、発売価格はX-E1・X-E2の1000ドルから、850ドルまで安くなっている。X-E3と比べても50ドル低価格だ。
比較的手ごろな価格で小型軽量、最も旅行に適したカメラを探している場合、単一のコマンドダイヤルに許容することができれば、良いカメラとなる。これまでのX-Eモデルとまったく同じではなく、X-EとX-Aを融合したようなカメラに仕上がっている。
DPReview
DPReview:The smallest X-mount camera yet: Fujifilm X-E4 initial review
主な仕様
- X-Trans カラーフィルターを備えた2600万画素APS-Cセンサー
- 162万ドットの3.0型チルト式液晶モニタ
- 236万ドットの電子ファインダー
- DCI/UHD 4K 30p 4:2:0 8Bit 内部記録・4:2:2 10Bit HDMI出力
- Full HD 240p
- メカニカルシャッター8コマ秒連写
- 電子シャッター20コマ秒連写
- CIPA規格380枚のバッテリーライフ
- 121×73×33mm
- 364g
- 多かれ少なかれ、X-S10から手ぶれ補正を省略したようなカメラだ。
注目ポイント
- X-E3と比較して、X-E4は最新の2600万画素 X-TransセンサーとクアッドコアのX-Processor 4を搭載している。これは画質と(場合によって)性能が、Xマウントラインナップが提供する最高のものに匹敵することを意味している。
- ボディや操作系は前モデルに比べてスリム化されているが、その詳細については次のセクションで説明する。
- この2600万画素センサーは、ベースISO感度が160となりX-E3の200からより低感度となっている。さらに電子シャッターを使えば20fpsの連写速度に対応した高速読み出しが可能だ。また、1/32000秒は、大口径レンズを使って明るい昼間に撮影する際に便利である。
- クアッドコアプロセッサは、すべての操作をとても高速に動作させている。
- X-E4には、動画撮影でおなじみのETERNAやClassic Negなど、最新のフィルムシミュレーションが搭載されている。また、カメラ内RAW現像でさまざまなフィルムシミュレーションを試すことができるので、自分に合ったフィルムシミュレーションを見つけるのも楽しい。
- X-T4で初めて見た追従インターフェースと性能向上に加え、フレームのほぼ端までカバーする位相差検出AFに対応した最新のオートフォーカスシステムも搭載している。非常に有能なAFシステムであることはわかったが、その性能を最大限に引き出すためには、いくつかの調整が必要になるかもしれない。
- X-E4の動画機能は、X-S10に匹敵するものだ。クロップなしのDCI 4K 30p、F-Log(内部記録で8Bit、外部レコーダーに10Bit)、Full HDの見事なスローモーション動画、およびゼブラ警告のような撮影補助機能を備えている。
- マイク入力に加え、USB経由でヘッドホンにも対応している。ただし、手ぶれ補正を搭載していないので、レンズ側に光学手ぶれ補正が必要だ。
- X-E4はこのセグメントで、すべてのカテゴリで競争力のあるスペックを備え、本当に多くの強みがあるカメラだ。
ボディと操作性
- X-E3がX-E2Sに比べてサイズやコントロールポイントが少し小さくなったように、X-E4もX-E3に比べて小さくなっている。
- 新レンズ「XF 27mm F2.8 R WR」装着時は、富士フイルム「X100V」よりも軽くなっている。
- コンパクトなレンズにこだわるのであれば、リストストラップだけでカメラ自体は手に馴染むと思う。もし大きなレンズを使用するのであれば、オプションのMHG-X34やTR-XE4サムレストを使用すると良いだろう。ただし、大きな石鹸のような形をしたカメラに究極の快適さを期待するのはやめたほうがよい。
- 私は本当に魅力的な小さなカメラだと感じている。フェイクレザーの外装は見た目も手触りもよく、マグネシウム合金製のトッププレートは美しく、カメラボディはしっかりとした作りだ。
- チルト式の背面モニタは、前モデルよりもハイアングルやローアングルでの撮影が格段に楽になった。
- ネジ式のシャッターボタンもいい感じだ。ダイヤルにはちょうどいい抵抗感がある。
- 残念なことに、キットレンズのXF 27mm F2.8 R WRは防塵防滴仕様だが、X-E4の耐候性について富士フイルムが言及していない。
(訳注:海外でXF27mm WRがレンズキットとなっています) - 少なくとも我々が手に入れたプリプロダクションモデルでは、背面の「Menu/OK」ボタンと「Disp/Back」ボタンが少し浅すぎる。
- シャッタースピードダイヤルが露出補正ダイヤルのように360度回転できるようになると良かった。
- 個人的には、X-E2の前面にあった「MF-CAF-SAF」のフォーカスモードコントロールがなくなったことには納得できない。オートフォーカスモードとエリア設定をカスタム設定箇所に割り当て、素早く操作することは出来る。しかし、カスタマイズできるボタンを圧迫してしまう。
- さらにX-E3のリアダイヤルが無くなっている。親指を置くスペースが増えたものの、さらにコントロールポイントが一つ減ったことになる。
- ファインダーは傑出したものではないが、このクラスのカメラらしいものである。
大きな問題は、左手の親指で「ドライブ/削除ボタン」を押したくても、ほぼ確実にアイセンサーが反応して、背面モニタからファインダーへ表示が切り替わることだ。これがめんどくさい。 - 基本的に、X-E4はミニマリストになりすぎた印象がある。欲しい設定へ簡単にアクセスできるようにするのに時間がかかった(ボタンに割り当てるものはたくさんあるが、ボタンの数が多いわけではない)。タッチFnを有効にすることで割り当てる枠が4つ増える。これはかなりうまく機能する。
- オートISOの動作に変更はない。つまりISO値の上限と下限を設定し、シャッタースピードの最小値を指定するか、「オート」を選択することができる。
しかし、ほとんどの競合他社のように「オート」を調整することはできない。 - X-E4には、シャッタースピードダイヤルに新しい「P」モードが搭載されている。この際はレンズの絞りリング設定はすべて上書きされ、カメラはプログラムオートモードで動作する。絞りとシャッタースピードダイヤルの両方を「A」に設定しても、同じことが可能だ。
- おなじみのNP-W126Sバッテリーパックを採用し、1回の充電で380枚の撮影を実現している。処理効率が向上したこともあってか、この点でX-E4の評価は上位機種に近い。また、カメラのUSB-Cポートを介してバッテリーを充電することもできる。
- SDカードはUSH-Iまで対応している。SanDisk Extreme Pro UHS-I U3カードを使った非公式テストでは、20fpsで1?1.5秒の連写撮影(ロスレスRAW+JPEG)でバッファクリアされるまで10秒弱の時間がかかっている。
インプレッション
- 冒頭でも触れたように、X-E4は富士フイルムからの発売をずっと待ち望んでいたカメラである。Xシリーズのカメラの中では一番好きなフォルムだが、もちろんすべての人(特に左目の撮影者)には向かないだろう。
- 私はそのクラシカルな外観と専用ダイヤルの融合が本当に好きで、小さいフォームファクタを高く評価している。
- X100Vはコントロールポイントが多すぎると言ってきたが、X-E4は逆方向に行き過ぎたのではないかと思わずにはいられない。結局のところ、気軽に使える選択肢となるはずのカメラであり、「お写ん歩」的な写真を撮るには、全体的に楽しめた。
- 私の経験では、富士フイルムのC-AFを常にオンにしておくほど信頼できるものではないと感じている。X-E3のカメラ前面にあったフォーカスモードのコントロールを戻してほしいと思う。
- 表向きはカジュアルで使いやすく、親しみやすいカメラだが、多くのセットアップが必要になる可能性がある。
- とはいえ、全体的には使っていて楽しかった。4K動画もしっかりと撮れる。携帯性に優れた魅力的なカメラであり、多くの人にとって携帯性と機能性の組み合わせは満足いくと思う。
サイズ比較
X-E3
X-S10
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