このページではコシナの一眼カメラ用交換レンズ「NOKTON classic 35mm F1.4 E-mount」の情報を収集しています。
更新情報
- 2019-06-05:Lesnumeriqueがレビューを掲載しています。
- 2018-04-05:PhotographyBlogがレビューを掲載しています。
- 2018-03-14:Sony Alpha Blogをレビューに追加しました。
- 2018-03-10:作例にFlickr Groupを追加しました。
- 2018.2.5:コシナが2月15日に発売開始を公式発表しました。
- 2017.12.19:公式発表されました。ひとまずページを作成、すでにカメラのキタムラでは75,330円(税込)で売り出していますね。
データベース
レビュー
- 価格.com
(レビュー/口コミ) - Admiring Light
(抄訳記事) - Phillipreeve
- Sony Alpha Blog
(抄訳記事)
参考サイト
購入早見表
NOKTON classic 35mm F1.4 E-mount | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
競合レンズ
- Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA
- Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA
- 35mm F1.4 DG HSM・マウントアダプタ MC-11
- AF 35mm f/2.8 FE
- Loxia 2/35
- Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical
- VoightLander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II(要 VMマウントアダプタ)
- VoightLander ULRTON 35mm F1.7 Aspherical(要 VMマウントアダプタ)
- VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII(要 VMマウントアダプタ)
- VoightLander NOKTON 35mm F1.4(要 VMマウントアダプタ)
- CREATOR 2.0/35mm
- SUMMILUX-M F1.4/35mm ASPH.(要 VMマウントアダプタ)
レンズデータ
レンズ仕様
焦点距離 | 35mm |
口径比 | 1 : 1.4 |
最小絞り | F16 |
レンズ構成 | 6群8枚 |
画角 | 63° |
絞り羽根枚数 | 10 枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 1 : 6.3 |
最大径×全長 | φ67×39.6mm |
フィルターサイズ | φ58mm |
重量 | 262g |
レンズフード | 付属 |
電子接点 | あり |
フォーカス拡大機能 | 対応 |
Exif情報: | 対応 |
レンズ補正選択 | 可能 |
5軸ボディー内手ブレ | 対応(5軸対応ボディーに限る) |
海外の評価
Lesnumerique
コンパクトなF1.4だが…
- 他のフォクトレンダーシリーズと同様、良好なビルドクオリティである。
- 21mm F3.5より僅かに大きいがF1.4の絞り値を考慮すると非常にコンパクトなレンズだ。
- フォーカスリングは滑らかで大きな回転角により正確な操作が可能だ。
- 絞りリングは1/3段ごとに動作する。
- 35mm F1.4としては非常にコンパクトだ。小型軽量であることは実写で本当に価値があると認めなければならない。
- 点光源のボケは周辺部で楕円形となるが実写ではあまり目立たない。
- 周辺減光はF1.4で目に付くため後処理が必要だ。F2.8付近で解消する。
- 歪曲収差は樽型だ。この点でシグマ35mm F1.4 DG HSMのほうが良好だが、競合他社は軒並み苦しむカテゴリである。
- 最短撮影距離は30cmとマクロには長すぎる。それでもクローズアップするには十分満足できる。
- MTFテストの絞り開放は全体的にかなりソフトだ。中央はF2で改善し始めるが、周辺部はまだまだだ。均一性の欠如はFE35mm F1.4 ZAも似た傾向を示していたが、少なくともF2まで絞れば中央は非常に良好な結果となった。このクラスで最も良好なレンズはシグマ35mm F1.4 DG HSMだ。
- 絞り開放は正確なピント位置にも関わらず全体的にもやっとしている。F2まで絞ると中央は良くなるが、四隅はかなり物足りない。F4でかなり改善するが、とても良好なディテールとなるのはF8まで絞った時だ。絞り開放から5段は絞らなければならない。
長所:大口径・コンパクト・電子接点・操作性・F8で良好な性能
短所:気難しいF1.4の描写・周辺減光・樽型歪曲・絞り開放は低解像・四隅の解像性能
エルゴノミクスが良好で小型軽量だが光学性能は予想を下回っていた。コンパクトで明るいレンズだが、良好な解像性能を得るにはF4まで絞る必要がある。これならばF2.8の「AF 35mm f/2.8 FE」や「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」も検討すべきだろう。
Admiring Light
- 総金属製でマットなブラックの仕上がりは他のミラーレス用レンズと同様だ。とてもしっかりと組み立てられており、とても頑丈だ。
- 絞りリングは1/3段ごとにクリックストップがあり、他のレンズと違いデクリック機構は備えていない。
- 円形の金属製フードは小さく遮光性は高く無い。
- 35mm F1.4としては非常にコンパクトなレンズだが、金属製レンズのためかなり重たい。
- マニュアルレンズだが電子接点を持ちEXIF情報がカメラ側へ行き手振れ補正も連動する。
- 120度の回転角を持つフォーカスリングは接写時に正確なフォーカシングを可能にするものだ。とても滑らかに動作し、しっかりとした抵抗感をもっている。フォーカスリングとしては最高の水準だ。
- このレンズの画質はモダンな光学設計とは異なり、絞り開放のシャープさやコントラストは高く無い。完璧な光学性能とは言えないが、私はこのレンズの描写が本当に大好きだ。
- 絞り開放では大きな球面収差が残っており、F2まで絞っても目に見える量だ。この収差はピント距離が近いほど大きくなる。0.5mを割って撮影すると撮影すると収差により描写が柔らかくなる。個人的な意見としてはポートレートに最適だ。
- 球面収差は大きいが細かいディテールまで解像しており、中距離の撮影ではフレームの85%は良好なシャープネスだ。
- 無限遠近くでフレーム隅の解像が低下しているのは像面湾曲が影響している。
- F2.8-F4まで絞ると中央はとてもシャープとなり、端も良好だ。F8-F11まで絞ると依然としてソフトな四隅を除いてとても良好なレベルとなる。
- 球面収差により絞り開放のコントラストは低い。F2まで絞ると大幅に向上し、F2.8でとても良好となる。滑らかな色調はとても気に入っている。
- 絞り開放において色収差が発生するものの、予想していたよりも悪く無い。ボケにグリーン・マゼンダの色づきが発生するかもしれないが、一般的に穏やかだ。
- ボケは画質において最も意見が分かれる項目だ。F2よりも絞りを開けると、玉ボケの縁撮りが強く、後ボケが騒がしいワイルドなボケ味となる。状況によってこれはとても不快なボケとなる。F2まで絞ると縁取りが弱まり騒がしさが緩和する。
- フレアによるコントラスト低下はほとんど無い。
- 周辺減光は大きいが個人的に気に入っている。絞ると改善するがF11でも解消はしない。
- 歪曲は無限遠側より近接時に大きくなる。
- 絞り開放のコマ収差はひどく点光源に巨大なフレアが発生する。F2でもまだ大きく、F2.8でもやはり目立つ。
- コマ収差は酷いが、小絞り時の光芒は素敵だ。
長所:35mm F1.4としてはとてもコンパクト・頑丈な金属鏡筒・間違いなく素晴らしいフォーカスリングと絞りリング・多くのピント距離で大部分は程よくシャープ・絞るととても良好なシャープネス・素敵な色とコントラスト・フレア耐性・光芒・レンズ収差と個性的なボケ・価格設定
短所:近接時の球面収差・近接時は非常にソフト・四隅は絞ってもソフト・周辺減光・軸上色収差・パープルフリンジ・コマ収差・フォーカスシフト・近接時の樽型歪曲・とても騒がしいボケ
長所と短所から判るように完璧なレンズでは無い。
個人的にこのレンズが本当に好きだ。見た目が気に入ったら購入する価値があるレンズだろう。もっと現代的な写りのレンズが必要であれば他をあたったほうが良い。
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