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タムロン「14-24mm F2.8」「16-24mm F2.8」を想定したような光学系の特許出願

2024年9月30日付けでタムロンの気になる特許出願が公開。「14-24mm F2.8」「16-24mm F2.8」を想定したような、大口径広角ズームレンズの光学系に関する特許となっています。

概要

  • 【公開番号】P2024130394
  • 【公開日】2024-09-30
  • 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
  • 【出願日】2023-03-14
  • 【出願人】
    【識別番号】000133227
    【氏名又は名称】株式会社タムロン
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮影したい画角に応じて焦点距離を変化させることのできるズームレンズは、コンパクトデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラ、一眼レフカメラ等の他、監視用カメラ等の種々の撮像装置の撮像光学系として用いられている。これらの撮像装置の普及に伴い、光学系の小型化、高性能化が求められている。
  • 【0005】
    しかしながら、従来の光学系において、高い光学性能を保ったまま、光学系を小型化することが困難であった。
  • 【0008】
    本発明の一態様は、小型で倍率色収差を良好に補正することが可能なズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:14.4220-24.2541
  • F値:2.9756-3.1718
  • 半画角:58.0617-41.7362

実施例2

  • 焦点距離:16.4843-24.2557
  • F値:2.8806-2.8958
  • 半画角:54.4865-42.0297

実施例3

  • 焦点距離:19.0647-28.3260
  • F値:2.8846-2.8914
  • 半画角:49.8066-37.6241

タムロンの大口径広角ズームレンズと言えば、2019年に登場した「17-28mm F/2.8 Di III RXD」です。その後に「20-40mm F/2.8 Di III VXD」「17-50mm F/4 Di III VXD」など変則的な広角ズームレンズが登場しているものの、オーソドックスな広角ズームは17-28mmのみ。

タムロン 標準・望遠の大口径ズームレンズは既にG2世代にアップグレードしており、残すところはこの広角ズームレンズだけ。タムロンがVXD G2の後継モデルを開発中だったとしても驚くべきことではありません。今回の特許出願通りの光学系となるかは不明ですが、何らかの大口径ズームを検討中なのかもしれませんね。

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