このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」の情報を収集しています。
更新情報
- 2019-04-10:Optical Limitsがレビューを掲載しています。
- 2018-06-15:Admiring Lightがレビューを掲載しています。
- 2018.2.15:レビューにMobile01を追加しました。
- 2018.2.1:デジカメwatchを参考サイトに追加しました。
データベース
レビュー
購入早見表
フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
型番 | XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro |
---|---|
レンズ構成 | 12群16枚 (非球面レンズ:1枚、EDレンズ:3枚、スーパーEDレンズ:1枚) |
焦点距離 | f=80mm (35mm判換算:122mm相当) |
画角 | 20.1° |
最大口径比(開放絞り) | F2.8 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 | 25cm -∞ |
最大撮影倍率 | 1倍 |
外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで |
ø80mm x 130mm |
質量(約) ※レンズキャップ・フード含まず |
750g |
フィルターサイズ | ø62mm |
同梱品 | レンズフロントキャップ FLCP-62II レンズリアキャップRLCP-002 レンズフード レンズポーチ ラッピングクロス |
競合レンズ
海外の評価
Admiring Light
- このレンズはフジフイルム初の等倍マクロだ。この倍率を得るために60mm F2.4と比べて大きなサイズとなっている。この焦点距離のマクロレンズとしては一般的だが、他のフジフイルム単焦点と比べて少し大きい。
- 外装は主にハイクオリティなプラスチック製パーツでしっかりと組み立てられている。プラスチックパーツはレンズ重量を抑えるのに一役買っているが、それでも750gとまだ重い。
- レンズはインナーフォーカスでレンズの伸縮は無い。
- カメラの電源をオフにするとレンズ内で手振れ補正機構が動いている音がする。
- X-T2やX-H1では問題無いが、X-T20やX-E3では追加でグリップが欲しくなるはずだ。
- オートフォーカスはかなり高速だ。非マクロの場合は被写体へ素早くピントを合わせ、良光のマクロ撮影でもかなり高速で正確だ。しかし、薄暗い環境ではかなり遅くなる。
- 手振れ補正の効き目はかなり良好だ。4?5段の補正効果を得ることができる。
- 絞り開放からフレーム全域でとてもシャープであり、絞った際の改善幅は少ない。これはマクロでも無限遠でも当てはまることだが、無限遠側では僅かに低解像となる。
- ボケは良いところと悪いところがある。ボケはマクロ領域でとても滑らかだが、コントラストがやや高く、背景が騒がしいと場合によって煩わしく感じるかもしれない。ポートレートの距離ではさらにボケ量が減り目立ちやすい。最も悪い点は玉ねぎボケが目立ちやすいことだ。
- トーンは他のフジフイルムレンズと一貫した描写だ。球面収差はしっかりと補正されているので開放でコントラストの低下は無い。
- 軸上色収差の補正はとても良好だ。
- 歪曲は実質的にゼロだ。
- 周辺減光は絞り開放で少し発生するが実際は極わずかだ。
- フレア耐性は良好である。
長所:良好な減衰感のあるフォーカスリング・良光な状況で高速なオートフォーカス・絞り値によらずフレーム全域でとてもシャープ・ボケは近接でとても素敵・ゼロ歪曲・低色収差・優れた色とコントラスト・効果的な手振れ補正
短所:暗所でオートフォーカスがかなり遅くなる・中距離でボケが騒がしい・玉ねぎボケ・絞りリングはもっと抵抗感があるほうが良かった
本レンズにおける不満はほとんど無く、等倍マクロレンズが必要ならばカメラバッグに追加する価値のあるレンズだ
Optical Limits
- フジフイルムXFシリーズで2本目となるマクロレンズだ。XF60mm F2.4とは異なり、頑丈で防塵防滴、1:1の撮影倍率にリニアモーター、5段手ぶれ補正を搭載している。結果としてレンズ名と同じように大きく巨大なレンズとなってしまったようだ。
- レンズ直径が大きいので、X-Pro1と組み合わせるとカメラ底面よりレンズが飛び出してしまう。皮肉にも、マクロスライダーと組み合わせる際に干渉しやすい。
- 非常に重いレンズだが、大部分がプラスチックパーツであることには驚きだ。XF90mmと比べると頑丈さで劣る感じがするものの、ビルドクオリティは高水準を保っている。
- XF90mmと同じように、フォーカスレンズ群が緩い。電源オフの状態やカメラに装着していない場合は内部でフォーカスレンズがカタカタを動いてしまう。また、手ぶれ補正ユニットは電源投入時は動作音が聞こえる。
- 絞りリングは1/3段ごとに動作する。「A」ポジションでロックすることは出来ないので、F22に誤操作することがある。
- レンズフードはプラスチック製でかなり安っぽい。フードを装着した状態で最短撮影距離まで被写体によると、間隔は数センチとなり光を遮りやすい。
- 歪曲収差はデジタル補正をオフにすると0.7%の僅かな糸巻き型歪曲となる。
- 周辺減光は未補正の状態で1.8EVと非常に目立つ。補正したとしても絞り開放では目に付き、F5.6まで絞らないと解消しない。
- ラボテストでは見事な解像性能を発揮する。中央は絞り開放から高水準で安定したパフォーマンスを発揮する見事な結果だ。フレーム端や隅はF2.8でワンランク低下するが、絞ると優れた解像性能となる。フレーム全体のピークはF5.6だ。
- 色収差は絞り開放から中絞りまで半ピクセル以下と良好に補正されている。小絞りを使うと0.6~0.7ピクセルまで増加する。
- ボケはとても滑らかで心地よい描写だ。ピント面直前の前ボケのみ少し騒がしく見える。
- 玉ボケは輪郭が少し強調されているものの、均質で上手く描写されている。口径食が強く影響するため、絞り開放付近では渦まきボケとなるだろう。
- 軸上色収差による色づきは極僅かだ。
XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macroは多くの点で印象的なレンズだ。高機能だがサイズが大きく、重いレンズであり、価格を考慮するとプラスチックパーツが少し残念である(良好に組み立てられてはいるが)。
光学性能はとても良好な結果だ。歪曲はとても小さく、デジタル補正で良好な結果となる。ただし周辺減光は補正適用後でも高いままだ。解像性能は非難の余地が無く、F5.6でフレーム全域で優れたシャープネスを発揮する。ボケ質は本当に魅力的なポイントだが、四隅は口径食の影響でボケ量が小さく見えてしまう。
全体的に見ると、サイズと重量を気にしないのであれば間違いなく強くおススメできるレンズだ。
更新履歴
- 2018.1.19:PhotographyBlogを参考サイトに追加しました。
- 2018.1.18:作例にDpreviewを追加しました。
- 2018.1.13:八百富写真機の店長ブログ「お写ん歩」を作例に追加しました。
- 2018.1.3:参考サイトにePHOTOzine・Lenstipを追加しました。
- 2017.12.4:レビューにカカクコム レビューとフジヤカメラブログを、作例にPHOTOHITOを追加。
- 2017.12.1:先月30日に発売されました。作例にFlickr Groupを追加。
- 2017.11.29:Lenstipがサンプルショットを公開しました。そのうちレビューが公開されるかもしれません。
- 2017.10.29:参考サイトにDPREVIEW Hands onを追加しました。
- 2017.9.22:ePHOTOzineとPhotographyBlogを作例に追加しました。
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