とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【評価・作例】3次元ハイファイ第一号『AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G』

      2016/04/13

ニコンが2013年より運用を開始した収差計測装置『OPTIA』の運用を開始した。これはボケや質感・奥行き感と言った従来の測定方法では計測しきれなかった『レンズの味』定量的に測定出来るようにしたもの。過去の銘玉をこの装置で測定を行う事で、「どういった要素が銘玉になるのか」を導き出す手間を大幅に短縮出来るそうな。自社・他社問わず、銘玉と呼ばれるレンズは既に計測しているらしい。

光学設計者のさじ加減が重要だった今までの設計に対して、メーカーが基本理念に基づいたレンズを安定して設計出来る点はかなり頼もしい。ニコンでは、3次元の被写体を2次元の写真で高い奥行き感や質感を再現する事を『3次元ハイファイ(高再現性』と銘打って展開している。

このレンズは解像力チャートでは見えてこない『レンズの味』を『3次元ハイファイ』として確立し、銘玉たるべき銘玉としてリリースされた第一号のレンズとなる。

その焦点距離は58mmという往年の銘玉、『ノクトニッコール58mmF1.2』を踏襲したものだ。サジタルコマフレアの発生を極限まで抑えこむ事で「点光源を点として写す」という基本理念を受け継いだレンズ。さらに『3次元ハイファイ』の設計思想を組み込み、解像力チャートでは見えてこない銘玉らしい収差の残し方をする独特なレンズに仕上がっている。

特に海外の解像チャートのサイトとは相性の悪いレンズなので、あまりチャート・スコアは気にせずに作例を確認してグッと来るものがあれば検討。フレアを抑えたコントラストの高いシャープな像が好みであればやはり検討出来る。ふわっとした表現の中にもシャープさは残る傾向があるので、その点は要チェック。

購入早見表

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レンズ仕様

型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ
焦点距離 58mm
最大口径比 1:1.4
レンズ構成 6群9枚(非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり)
画角 40°50′(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
27°20′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
撮影距離目盛 ∞~0.58m
最短撮影距離 0.58m
最大撮影倍率 0.12倍
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/1.4
最小絞り f/16
測光方式 開放測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 72mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約85mm(最大径)×70mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約385g

MTFチャート

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レンズ構成図

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