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キヤノン「70-200mm F2.8-4」「70-200mm F3.5」光学系の特許出願

2025年12月22日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「70-200mm F2.8-4」「70-200mm F3.5」を想定したような光学系の実施例を複数掲載しています。

概要

  • 【公開番号】P2025185507
  • 【公開日】2025-12-22
  • 【発明の名称】結像光学系、及びそれを用いた撮影装置
  • 【出願日】2024-06-10
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】 小型でかつ軽量なフォーカスが可能で、ズーミングに際しての収差変動が少なく、物体距離全般にわたり高い光学性能が得られるズームレンズを提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    撮影用光学系として、半画角が20度~5度程度のFNOが明るい望遠ズームレンズは、速いシャッタースピードを生かした室内のスポーツ撮影や、ボケを生かした人物撮影に好適である。望遠ズームレンズでは被写体に素早く合焦することが必要であり、より速くフォーカス群を移動させるためにフォーカス群は非常に軽量であることが求められる。
  • 【0003】
    一方で、無限から至近まで良好な性能を得ることが求められており、このため2つのフォーカス駆動群を独立に移動させるフローティングフォーカスの採用が増えてきた。フローティングフォーカスを採用した例として、特許文献1と特許文献2がある。
  • 【0005】
    特許文献1では物体側から隣接した正群と負群を用いてフォーカスを行っており、高い像面特性が得られているが、この構成では像側の正群のレンズ径が大きくなりやすく、軽量化に対して不十分である。一方、特許文献2では、物体側から正と負の隣接した群を用いてフローティングフォースを行うとともに、少ないレンズ枚数で構成しているので軽量なフォーカス群が得られている。しかしながら、特許文献2は比較的F値が暗いためフォーカス群の屈折力が強くそのまま大口径化しても十分に軽量なフォーカス群が得られない。
  • 【0006】
    そこで本件では小型でかつ軽量なフォーカスが可能で、ズーミングに際しての収差変動が少なく、物体距離全般にわたり高い光学性能が得られるズームレンズを提供することを課題とする。

実施例1

  • 焦点距離:72.00-195.00
  • F値:2.90-4.10
  • 半画角:16.72-6.33
  • 像高:21.64
  • 全長:167.01-216.35
  • バックフォーカス:14.32-51.21

実施例3

  • 焦点距離:72.00-195.00
  • F値:3.60
  • 半画角:16.72-6.33
  • 像高:21.64
  • 全長:171.36-216.16
  • バックフォーカス:14.35-28.39

キヤノンRFマウントの70-200mmズームレンズは「RF70-200mm F2.8 L IS USM」「RF70-200mm F4 L IS USM」「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」のLシリーズレンズ3本をラインアップしています。ここに手頃な価格の非Lシリーズレンズ追加を検討しているのでしょうか。

既に「RF16-28mm F2.8 IS STM」「RF28-70mm F2.8 IS STM」をリリースしているので、補完する望遠ズームレンズが登場したとしても不思議ではありません。今回の特許出願のような製品が登場するのか確定はできませんが、リリースされると良いですねえ。

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