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FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.2 解像チャート編

ソニー「FE 24-70mm F2.8 GM II」のレビュー第二回 解像チャート編を公開。

簡易的なまとめ

望遠端の周辺部でやや目に付く画質の落ち込みがあるのは意外でした。これは遠景でも同じ傾向があるのを確認しているため、ベストを尽くすのであればF8くらいまで絞ったほうが良いでしょう。

指摘する部分があるものの、全体的に見ると標準ズームレンズの中では(撮影距離・絞りを問わず)画質の極端な落ち込みが少ない安定感のある画質です。高級レンズに期待する解像性能(特にフレーム端・隅)としてはイマイチかもしれませんが、振れ幅が小さく、思った通りの結果が得られるレンズは「プロ向け」と言えそうです。

I was surprised to find a somewhat noticeable drop in image quality at the edges of the frame at the telephoto end. As I have observed the same tendency even with distant subjects, it is advisable to stop down to around f/8 to get the best results.
Although there are some points to note, overall, among standard zoom lenses (regardless of shooting distance or aperture), it offers stable image quality with very little extreme degradation. Whilst the resolution performance (particularly at the edges and corners of the frame) may not quite meet the expectations of a high-end lens, a lens with such consistent performance that delivers results exactly as intended can certainly be described as ‘professional-grade’.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

FE 24-70mm F2.8 GM IIのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:ILCE-7RM5
  • 交換レンズ:FE 24-70mm F2.8 GM II
  • パール光学工業株式会社
    【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

24mm

  • 中央:F2.8の絞り開放から非常に良好です。少なくとも手持ちのテストチャートではF2.8から解析可能な上限値に到達。F11まで優れた結果を発揮します。
  • 周辺:中央と比べると画質は1-2グレードの低下。絞っても大幅な画質改善はありません。
  • 隅:周辺と同程度。画質の落ち込みはありませんが、絞っても大きく改善しません。
数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 4589 3137 2714
F4.0 4506 3357 3256
F5.6 4558 3492 3232
F8.0 4552 3780 3572
F11 4462 3669 3634
F16 3823 3407 3341
F22 3176 3188 2812

35mm

  • 中央:24mmと同様、F2.8から優れたパフォーマンスを発揮します。
  • 周辺:中央と比べると低下しますが、24mmよりも良好。絞ると非常に良好となります。
  • 隅:周辺と同じか若干低い程度。均質性の高い結果です。
数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 4285 3826 2790
F4.0 4660 4162 2892
F5.6 4767 4007 2965
F8.0 4819 4340 3246
F11 4611 3894 2670
F16 3919 3763 2911
F22 3149 2960 2976

50mm

  • 中央:広角側と同じく、F2.8から優れた解像性能です。
  • 周辺:35mmと同じく、中央ほどではないものの良好な結果。
  • 隅:周辺と比べると、細部の分解能が低下傾向。絞っても改善しません。
数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 4285 3826 2790
F4.0 4660 4162 2892
F5.6 4767 4007 2965
F8.0 4819 4340 3246
F11 4611 3894 2670
F16 3919 3763 2911
F22 3149 2960 2976

70mm

  • 中央:他の焦点距離と比べると若干の低下があります。しかし、絞ると少し改善します。
  • 周辺:50mmと同程度。中央が低下したことで、画質の均質性は高まっています。
  • 隅:50mmの隅よりも画質が少し低下。絞っても改善しません。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 4285 3826 2790
F4.0 4660 4162 2892
F5.6 4767 4007 2965
F8.0 4819 4340 3246
F11 4611 3894 2670
F16 3919 3763 2911
F22 3149 2960 2976

解像チャート比較

24mm

24mm始まりの標準ズームレンズとしては健闘しており、接写時はソニーGやタムロンG2、シグマI型よりも優れています。ただし、20mm始まりのF4GやタムロンVXDはより良好な結果。少なくとも24mmにおいて、価格差を正当化する圧倒的な性能差はありません。

35mm

ソニーG、シグマ、タムロンよりも周辺・隅の性能が優れています。単焦点GMレベルではありませんが、並みの単焦点よりは優れた結果と言えるでしょう。

50mm

F2.8から安定した結果。絞りによる画質の振れ幅が小さく、安定しています。

70mm

望遠端ですが、中央から広い範囲で良好なパフォーマンスを発揮。他のズームレンズは周辺・隅が低下傾向であることを考慮すると安定しています。少なくとも、中央から広い範囲は「単焦点のよう」と言って過言ではないのかなと。

まとめ

望遠端の周辺部でやや目に付く画質の落ち込みがあるのは意外でした。これは遠景でも同じ傾向があるのを確認しているため、ベストを尽くすのであればF8くらいまで絞ったほうが良いでしょう。

指摘する部分があるものの、全体的に見ると標準ズームレンズの中では(撮影距離・絞りを問わず)画質の極端な落ち込みが少ない安定感のある画質です。高級レンズに期待する解像性能(特にフレーム端・隅)としてはイマイチかもしれませんが、振れ幅が小さく、思った通りの結果が得られるレンズは「プロ向け」と言えそうです。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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