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光学性能は価格なりだが優れた携帯性とビルドクオリティ|Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8

OpticalLimitsが「Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8」のレビューを公開。望遠側の性能や逆光耐性などの欠点を指摘しつつ、携帯性や外装の質感などを高く評価しています。

OpticalLimits:Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8 Review

  • 外観:黒を基調としたシンプルなデザインで、絞りリングや大型の操作リングを備える。
  • 構造:16群13枚(非球面3枚、EDレンズ2枚、HRIレンズ3枚)。鏡筒はプラスチック製。内部ズーム機構を採用し、ズームやフォーカス時も全長が変化しない。防塵防滴仕様。10枚羽根の円形絞りを採用。
  • フード:花形フードが付属する。
  • 携帯性:70×92.8mm、432g。軽量コンパクトな標準ズームである。フィルター径は67mm。
  • 操作性:クリック式の絞りリングを搭載。FnボタンとUSB-C端子を備え、USB-C経由でファームウェア更新が可能。ゴム製のズームリングとフォーカスリング。
  • AF:AFは高速かつ静か。レスポンスが良好。
  • MF:フォーカスバイワイヤ方式を採用する。
  • マクロ:最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.216倍である。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:24mmと35mmでは中央の解像性能が非常に高い。開放F2.8では周辺と隅がやや低下するものの、絞ると大きく改善する。50mmでは中央は良好だが、F2.8の周辺と隅は大きく低下。F4で大幅に改善し、F5.6〜F8では画面全域で高い解像性能となる。
  • 像面湾曲:像面湾曲は少ない。
  • ボケ:10枚羽根の円形絞りにより、F2.8〜F4では玉ボケが良好な円形を維持。F5.6以降は絞り形状の影響が見られる。玉ボケ内部にはわずかなざわつきや輪郭強調がある。画面周辺でも玉ボケの円形維持は非常に優秀。前ボケはやや粗く、後ボケは比較的滑らかだが少しにじむ傾向がある。
  • 軸上色収差:F2.8〜F4で軸上色収差が見られるが、このクラスとしては標準的。
  • 倍率色収差:画面周辺でも0.8px未満と少ない。良好な補正状態。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:RAWでは24mmで約2.4%の樽型歪曲。望遠側では糸巻き型歪曲へ移行するが2%未満に収まる。自動補正時は35mmと50mmで良好に補正されるが、24mmではやや補正過剰。
  • 周辺減光:RAW時の周辺減光は比較的少ない。24mm F2.8で最大約1.8EVとなるが良好に抑えられている。絞ると改善し、望遠側ではさらに少ない。自動補正の効果も高い。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:強い光源が画面内または画面外近くにある場合、フレアが発生しやすい。付属フードの使用を推奨。
  • 光条:10枚羽根により10本の光条。F4から現れ始め、F8以上で明瞭となる。F16で最も良好な描写。
  • 作例集:都市風景、建築物、港湾、街並み、庭園など
  • 総評:中国メーカー初のAFズームとして完成度は高い。内部ズーム機構、防塵防滴仕様、軽量コンパクトな設計、高いビルドクオリティが大きな魅力。解像性能は24〜35mmで優秀で、50mm開放の周辺・隅は弱いものの、少し絞ると大きく改善。倍率色収差や周辺減光、歪曲収差は良好に抑えられている。ボケ描写はやや粗さがあるが、玉ボケの円形維持は非常に優秀。光学性能は価格なりだが、携帯性と機械的完成度に優れた手頃な標準ズーム。
  • 競合について:Sony FE 24-50mm F2.8 GとLK-Samyang AF 24-60mm F2.8 FEが主な競合。サイズや重量は近いが、いずれもインナーズーム機構を採用しておらず、価格も高い。
  • 備考

OpticalLimitsのレビューによると、望遠側のパフォーマンスや逆光耐性が弱点と指摘。他のレビューサイトでも同様の欠点を指摘。しかし、広角側の優れた解像性能や色収差補正、光条などを肯定的に評価。小型軽量かつインナーズームの構造も長所となるようです。このクラスとしては珍しい10枚羽根の絞りで綺麗な光条が発生するのも強みと言えるかもしれませんね。

前後で質感に偏りのあるボケ質を欠点としていますが、今どきのズームレンズでこの特性は珍しい。人によっては個性的と感じるかもしれません。

欠点はPhillipreeve、Dustin Abbott氏のレビューで指摘されていた部分とよく似ています。致命的な欠点はなく、価格設定や携帯性、インナーズームを重視する場合は FE 24-50mm F2.8 を差し置いて検討する価値がありそう。あとは(社外製品として)互換性が気になるところ。

Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8 最新情報まとめ

中国レンズメーカー初となるミラーレス用のAFズームレンズ。
これまでAFレンズとは無縁だった光学ブランド「Thypoch」からまさかのリリースとなりました。

シネレンズブランド「DZOFILM」で培ってきた技術を活かしていると思われます。小型軽量な筐体とインナーズーム方式を両立しつつ、「24-50mm F2.8」標準大口径ズームレンズを実現。インナーズーム構造は防塵防滴仕様と相性が良く、IP52水準の耐候性を発揮するとのこと。

競合製品がひしめき合うカテゴリですが、独自色を出しつつ手頃な価格を実現しています。

  • 発売日:2026年6月
  • 初値:99,000円
Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8
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レンズの仕様

発売日 2026年6月
初値 99,000円
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 24-50mm
レンズ構成 13群16枚
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根 10枚
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 0.216倍
フィルター径 67mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 情報なし
サイズ Φ70×92.8mm
重量 432g
防塵防滴 IP52相当
AF STM
絞りリング 搭載
その他のコントロール Fnボタン
AF/MF
付属品 レンズフード

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