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欠点の少ないマクロレンズ|NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

OpticalLimitsがニコン「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」のレビューを公開。絞り開放の口径食やテレコン非対応を欠点として挙げつつ、指摘するのはそれくらいとのこと。優れたマクロレンズであり、強くおススメできるレンズと評価。

OpticalLimits:Nikkor Z MC 105mm f/2.8 VR S Review

  • 外観:S-Lineらしい高品位なデザイン。鏡筒はプラスチック主体だが、金属製マウントを採用し質感は高い。
  • 構造:16群11枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ1枚)の光学設計。ナノクリスタルコート、ARNEOコート、前玉フッ素コート、フローティングフォーカス、防塵・防滴構造を採用する。
  • フード:円筒形のバヨネット式フードが付属する。
  • 携帯性:630g、85×140mm。105mm F2.8マクロとしては比較的軽量で携帯しやすい。
  • 操作性:大型フォーカスリングは滑らかでグリップ性も良好。OLED表示、Fnボタン、コントロールリング、2段階フォーカスリミッターを搭載。
  • AF:デュアルSTMによるAFは通常撮影では静かで十分高速。マクロ撮影ではフォーカスリミッターの使用でハンチングを抑えられる。フォーカスブリージングも非常に少ない。
  • MF:マクロ撮影ではMFの使用が適している場合がある。大型フォーカスリングは滑らかで操作しやすい。
  • マクロ:最短撮影距離0.29m、最大撮影倍率1倍。等倍撮影時のワーキングディスタンスは約13cm。高倍率では実効F値がF4.5まで低下する。
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正を搭載し、最大4.5段分の補正効果を謳う。通常撮影では効果的だが、マクロ域では効果が低下する。
  • 解像性能:開放F2.8から中央は非常にシャープで、周辺も非常に良好。F4でわずかに向上し、F8以降は回折の影響が現れる。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:ボケは滑らかで自然。玉ボケはわずかに粒状感と輪郭が見られるが目立たず、背景ボケは非常に滑らかで前ボケはやや騒がしい。隅では猫目状になりやすく、F8でほぼ改善する。
  • 軸上色収差:軸上色収差は非常によく抑えられており、同クラスより良好。フォーカスシフトも発生しない。
  • 倍率色収差:倍率色収差は低く、自動補正で画質低下なく処理できる。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:RAWではわずかな樽型歪曲が発生するが、自動補正で容易に補正できる。
  • 周辺減光:RAWでは開放で約2.4EVとやや大きい。F4で許容範囲となり、F5.6以降はほぼ解消する。自動補正でも開放では約1EV残る。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:記載なし。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:風景、花、植物、昆虫など。
  • 総評:開放から非常にシャープで、滑らかなボケと極めて少ない軸上色収差を実現した優れたマクロレンズ。強くおススメできる。欠点は開放時の周辺減光、等倍までの撮影倍率*、開放時の猫目状の玉ボケ、テレコンバーター非対応のみ。
    (訳注 :LAOWAは1.5倍のマクロに対応していると言及)
  • 競合について:直接の競合はTamron 90mm F2.8 Di III VXD Macro。より長いワーキングディスタンスを重視するならLaowa AF 180mm F4.5 1.5x Ultra Macro APOも候補として挙げられる。Z MC 50mm F2.8は本レンズほど魅力的ではない。
  • 備考:

OpticalLimitsのレビューによると口径食は目立つものの、優れた解像性能と諸収差の補正状態を実現しているようです。最終評価では全体的に高評価で、強くおススメできるレンズと言及。キヤノンやソニーの同クラスよりも機能的にシンプルですが、手頃な価格は魅力的。

私も発売日に入手しており、OpticalLimitsのレビューは概ね同意できる内容と感じました。レビュー中で指摘しているように、通常撮影では十分高速。マクロ域で迷うと遅いですが、フォーカスリミッターを利用することで改善可能。とはいえ、同時期に登場したRF100mm F2.8 L IS USMと比べると雲泥の差がありますこのあたりはいつかリニューアルするときの改善点として期待したいところ。

光学性能は非常に良好で、私が2021年に購入したレンズの中ではトップクラスの解像性能だと感じました。色収差も徹底的に補正しており、F2.8から細部まで高コントラストな画質は「これぞNIKKOR Z」と言ったところ。

その一方で、無限遠側の口径食や周辺減光が非常に目立ち、ボケが欠けやすいのが悩ましいところ。コントラストが高いので、背景によっては騒がしく感じることも…。マクロレンズとしては優秀ですが、F2.8を使ったポートレートなどでは欠点が目立つかもしれません。

ニコン NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S 最新情報まとめ

  • 発売日:2021年 6月25日
  • 初値:116,780円

NIKKOR Zとしては初となるマクロ(マイクロ)レンズの一つ。
全体的に高価格化が進む中、F1.8 Sシリーズと同程度の価格設定に抑えられています。実質的にFマウント用レンズから価格据え置きに近い設定で、驚いたZマウントユーザーは私だけではないはず。
(キヤノンやソニーの100mmマクロレンズは比較的高い)

価格据え置きながら、フローティングフォーカスや豊富なコントロールとOLEDパネルを搭載。より機能的なレンズとなっています。

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