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ニコン「105mm F2.8」「90mm F2.8」等倍マクロレンズの特許出願

2024年4月12日付けでニコンの気になる特許出願が公開。「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」用と思われる特許ですが、中には90mm F2.8の実施例も含まれています。

概要

  • 【公開番号】P2024053095
  • 【公開日】2024-04-12
  • 【発明の名称】光学系および光学機器
  • 【出願日】2024-03-11
  • 【分割の表示】P 2022560679の分割
    【原出願日】2021-10-04
  • 【出願人】
    【識別番号】000004112
    【氏名又は名称】株式会社ニコン
  • 【課題】合焦の際の収差変動が少ない光学系を提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    従来から、複数のレンズ群を光軸に沿って移動させて合焦を行う光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このような光学系においては、合焦の際の収差変動を抑えることが難しい。

実施例1

  • 焦点距離:102.86
  • F値:2.89
  • 画角:24.06
  • 像高:21.70
  • 全長:149.38
  • バックフォーカス:16.78
  • 撮影倍率:1.0

実施例4

  • 焦点距離:91.80
  • F値:2.85
  • 画角:26.86
  • 像高:21.70
  • 全長:144.30
  • バックフォーカス:13.94
  • 撮影倍率:1.0

パラメータやレンズ構成を見る限りでは、すでに発売している「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」用の光学系特許と思われます。同レンズはマルチフォーカスと明言されており、今回の実施例からするとG2・G3のレンズ群がそれぞれ独立して動作する模様。

100mmmマクロのほか、「90mm F2.8」を想定したような実施例も存在します。しかし、すでに105mm F2.8が登場している以上、似たようなレンズが登場することはないでしょう。

私も発売日に入手。光学性能は非常に良好で、私が2021年に購入したレンズの中ではトップクラスの解像性能。色収差も徹底的に補正しており、F2.8から細部まで高コントラストな画質は「これぞNIKKOR Z」と感じました。その一方で、無限遠側の口径食や周辺減光が非常に目立ち、ボケが欠けやすいのが悩ましいところ。コントラストが高いので、背景によっては騒がしく感じることも…。マクロレンズとしては優秀ですが、F2.8を使ったポートレートなどでは欠点が目立つかもしれません。

ニコン「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」交換レンズデータベース

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