まえがき:MFTとしては高額機となったE-M1 IIに戸惑っている
魅力的なスペックと困惑的な価格で登場したマイクロフォーサーズの最新モデル「OM-D E-M1 Mark II」
その連写性能と従来モデルから大きく強化されたAFセンサーを試さずにはいられない所だが、なにしろ価格が大台に乗ってしまってる。その大台はマイクロフォーサーズ規格のカメラで未踏の領域で、目前にはニコンのDX連写番長「D500」が鎮座している。
「あれ?D500買えるじゃないか」
と興奮状態が徐々に覚めてくるとD500が気になり始める、そんな迷える子羊(私のことですが)の為のページです。
追記:結果的にE-M1 Mark IIを予約しました。D500や7D2よりも個人的には魅力があるモデルと判断
状況比較
発売時期・価格
E-M1 Mark II | D500 | 7D Mark II | |
発売時期 | 2016年冬 | 2016年春 | 2014年秋 |
ボディ価格 (Amazon) |
\212,491 |
\224,757 |
\128,968 |
ボディ 初値 | \212,491 |
?233,245 | \202,169 |
E-M1 IIとD500は2016年に登場した最新モデルだ。強力なセンサーと処理エンジンによってノイズ処理や連写性能に磨きがかかっているのは言うまでもない。センサーサイズにおけるボディ価格としてはどちらも最高値のモデルで、ハイエンドモデルらしい価格設定となっている。
7D Mark IIは2014年の秋に発売されておよそ2年が経過している。当初はD500のように高価なボディだったが、価格が落ち着きかなり安くなっている。スペック的にはD500に見劣りしてしまうが、金額差をレンズに充てる事ができると考える事も可能。
レンズ
ここでは紹介しきれないので、「例えば」として比較になりうるレンズを挙げてみた。
専用規格のレンズはマイクロフォーサーズが有利
E-M1 II用のマイクロフォーサーズ規格はパナソニック製のレンズも含めるとレンズのバリエーションは非常に豊富。超望遠ズームがやや弱い(選択肢がそう多くは無い)かなというくらい。
D500・7D Mark IIは望遠ズームレンズを選びやすい、が…
反面、D500と7D Mark IIはフルサイズ一眼を意識したレンズラインナップとなっているので、少なからずAPS-C用のレンズに穴がある。特に広角レンズの種類は少なく、明るさを求めるのであればサードパーティ製を選択するしか無いのが現状。
ただし、望遠ズームはフルサイズ用レンズを含めて種類が多く、特にサードパーティ製のレンズも含めて自分の懐事情やニーズに合わせた選択が出来る。フルサイズ用のレンズばかりなので、無駄に大きく高価な点がネック。特に超望遠ズームや単焦点は半端ない。
とは言えフルサイズを含めると種類が豊富で最新レンズが続々と出るのも特徴。特にキヤノンは新型AF駆動「ナノUSM」を導入し始めており、静音性と爆速AFに磨きがかかっている。18-135 USMは使った事があり、ステッピングモーターや超音波とは別次元と言った印象。キヤノンユーザーなら強くおススメ。
サイズ
どれも35mm判換算で300mmF2.8をカバーする大口径レンズ。
この組み合わせを単体で持ち歩くのであれば、まあどれでも良いかな。という気がするものの、カメラバッグに収納して持ち歩く場合にはE-M1 IIに分がある。
外観比較
正面
背面
E-M1 IIはAFターゲットパッド・D500と7D2はフォーカスレバーを搭載
どの機種もファインダーを覗きながら豊富な測距フレームを移動させる事が出来る機能が付いている。
E-M1 IIはタッチパネルを操作する事でフォーカスレバーのようにAFフレームを操作できる「AFターゲットパッド」機能を搭載。物理ボタンに比べると操作を繊細かつダイナミックに動かすことが可能。ただし、慣れるまでは操作に戸惑うかもしれない。また、電子ダイヤル2か所を使ったAFフレーム移動もできるので、細かい調整がしたい時はそちらを使えばいいだろう。個人的にはダイヤル操作の方が好き。
D500と7D Mark IIはそれぞれフォーカスレバーを配置。特に7D Mark IIは同軸に測距エリアを選択できるレバーを搭載しているので、操作性は7D Mark IIが秀逸。
D500はボタンが光る
FX機で好評だったボタンイルミネーション機能が搭載されている。これにより、夜間撮影時のボタン操作がグッと楽になる。
ドライブダイヤルも見やすくなる配慮がしてある所など、芸の細かさを感じ取ることが出来る。
7D Mark IIはタッチホイールによる静穏操作が可能
電子ダイヤルのクリック音を消すためにタッチして周囲をなぞるだけで電子ダイヤルを操作できる機能が7D Mark IIには搭載されている。
これは動画撮影中に操作音が入ってしまうのを防ぐためのものだ。
上面
一眼レフと遜色ないグリップを持つE-M1 II
E-M1 IIは一眼レフと違ってミラーボックス(ファインダーに光を届けるためのミラーが入っている空間)が無いので、その分マウント部が小さくなっている。それに比べるとグリップはしっかりと握る事ができるデザインとなっており、一眼レフと比べても遜色のない大きさだ。
コンパクトなミラーレス一眼が多い中でこのグリップデザインはかなり異色の大きさと言えるもの。コンパクトさよりも扱いやすさを優先したハイエンドらしいデザインだ。
D500はモードダイヤルが無い
D500はモードダイヤルが存在せず、MODEボタンを押しながらダイヤル回転させて設定する。D810やD5などハイエンドなフルサイズ一眼レフで採用されているデザインだ。この操作に慣れていないと初めは戸惑うが、慣れてしまえばファインダーを覗きながらでも切り替える事が出来るので便利。
右肩に操作系が集中する7D Mark II
7D Mark IIはモードダイヤル以外を右肩に集約しているEOSらしい操作デザインとなっている。
ミドルクラスである「EOS 80D」などのシリーズでは、サブ液晶の表示と操作ボタンの役割が連動している(表示場所とボタンの場所が一致している)のでわかりやすかったが、7D Mark IIは一つのボタンに2つの機能を載せているので少し分かり難くなった。
しかし、慣れてしまえば素早く設定を切り替える事が出来る便利な機能で、大ぶりなレンズを構えたままでもある程度設定を変更できるのは素晴らしい。
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スペック比較
画像処理
センサー
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
センサー | 4/3型Live MOS | 23.5×15.7mm | 約22.4×15.0mm |
有効画素数 | 2037万画素 | 2151万画素 | 約2020万画素 |
ローパスフィルター | 無 | 有 | |
手ぶれ補正 | 5軸 5.5段 6.5段(シンクロ時) |
レンズに依存 | レンズに依存 |
センサーサイズが明暗を分けるか?
APS-Cフォーマットと比べて半分とはいかないものの、およそ6割ほどの面積であるマイクロフォーサーズはやはり画質が気になるところ。
(被写体を同じようにフレーミングするとして)ボケがやや小さくなるのは当然の事だが、それ以上に高感度ノイズ耐性に差が出てきてしまう。ただし、画像処理エンジンによる高度なノイズ処理は日々進化しており、センサーサイズだけでは語り切れないのが現状。
実際に、カメラ雑誌をざっと読んでみると旧モデルのラージフォーマットよりもノイズ処理が上手だったりする。(カメラマン2016年7月号において、7D Mark IIのノイズ性能よりもPEN-Fの方が良いと語っている:豊田慶記 氏)
7D Mark IIとはドッコイだが、同世代であるD500とは差が開いている。と考えておくのが良いかもしれない。
脅威の6.5段シンクロ手ぶれ補正
E-M1 Mark IIはレンズ側に搭載されている手ぶれ補正と連携する事でさらに手ぶれ補正効果を高める事を実現している。オリンパス曰く「これ以上の効果を出すとしたら地球の自転を考慮するしかない」と言うくらいの性能。確かにオリンパスの手ぶれ補正効果は秀逸。
欠点はシンクロ手ぶれ補正が有効なレンズが13万円のF4ズームと30万円のサンヨンの2本という点。
D500や7D Mark IIと大きく差が出るシーンは手ぶれ補正の搭載されていない中望遠レンズにおけるファインダー像の安定性や広角の手持ちスローシャッターにおいて。特にサードパーティ製だろうがトイレンズだろうが手ぶれ補正を有効にできる点はセンサーシフトの強力なポイント。
処理エンジン・記録形式・方法
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
画像処理エンジン | TruePic VIII | EXPEED 5 | デュアルDIGIC 6 |
RAW形式 | 12bitロスレス | 14bit ロスレス・圧縮・非圧縮 12bit TIFF対応 |
14bit |
メディアスロット | SD/HC/XC UHS-II対応 デュアルスロット |
XQD SD/SDHC/SDXC UHS-II対応 デュアルスロット |
CFカード SD/SDHC/SDXC UHS-I対応 |
処理エンジン
E-M1 IIとD500は2016年に登場したばかりの各社最新の画像処理エンジンを搭載している。前述したノイズ処理を始め、高速連写に寄与している。
7D Mark IIは当時としては最も新しい処理エンジンだったが、2016年の最新モデルには「DIGIC 6+」や「DIGIC 7」が登場し始めている。処理エンジンの性能を高めるために、プロセッサーを2基搭載しているのは特徴の一つ。ただし、これが電力を食っているのか継続撮影能力が一眼レフとしては短かったりする。
露出制御
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
測光方式 | 324分割デジタルESP測光 | 18万RGB画素センサー | 15万画素RGB+IR測光センサー 252分割TTL開放測光 |
測光範囲 | EV -2?20 | -3?20EV | EV 0?20 |
ISO感度 | 200?25600 | 100?51200 | 100?16000 |
拡張ISO感度 | 64 | 50-164000 | 25600/51200 |
露出補正 | +/- 5 | +/- 5 | +/- 5 |
備考 | EOS iSA |
D500がぶっちぎりの高感度
高感度ノイズ処理が向上したためか、常用ISO感度が51200まで可能。さらにISO164,000という想像もできない拡張感度を使用可能。ここまでくるとさすがに非常用の域を出ないが、「とにかく撮れればいい」という場合の選択肢としてはありがたい。
連写・AF
オートフォーカス
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
方式 | デュアルファストAF (像面位相差AF) (コントラストAF) |
TTL位相差検出方式 | TTL二次結像位相差検出方式 |
測距点 | 121点 | 153点 (選択可能55点) |
65点 |
クロス測距点 | 121点 | 99点 | 65点 |
F8対応点 | 15点 (選択可能9点) |
1点 | |
測距輝度範囲 | -4?+20EV | EV?3?18 | |
備考 | C-AF追従感度 AFターゲットパッド 拡大枠AF スーパースポットAF |
EOS iTR AF AIサーボAF特性 |
像面位相差AFでは前代未聞のクロスタイプ121点
従来の像面位相差AFは基本的に一眼レフで言うラインセンサに相当するものであり、横線の被写体にフォーカスが合いにくい仕様だったりする。
クロスタイプのセンサーは横線・縦線のどちらにも対応できるため「あれ、ピント合わねえな…」というシーンが減る事が期待できる。そのクロスセンサーのポイント数はD500を上回っており、より広範囲で高精度なフォーカシングを可能とする性能を秘めている。
カバーエリアは像面位相差AFであるE-M1 Mark IIが有利。次いでD500、7D Mark IIが続く。
E-M1 IIがF8に相当するくらいレンズでどこまでAFが効くかは今のところ不明。D500は横に長い15点、7D Mark IIは中央1点のみに対応している。
シャッター・ドライブ
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
シャッター速度 | 1/8000?60秒 | 1/8000?30秒 | 1/8000?30秒 |
電子シャッター速度 | 1/32000?60秒 | ||
フラッシュ同調速度 | 1/250秒 | 1/250秒 | 1/250秒 |
高速連続撮影 速度 | 約60コマ/秒(電子AFS時) 約18コマ/秒(電子AFC時) 約10コマ/秒(メカAF-C) 約15コマ/秒(メカAF-S) |
約10コマ/秒 | 約10.0コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | RAW:84コマ(15fps時) RAW:148コマ(10fps時) |
RAW:200コマ | JPEG:130コマ RAW:24コマ RAW+JPEG:18コマ |
静音撮影 低振動撮影 (電子先幕) Pro Captureモード |
静音撮影 (電子先幕) Mup撮影 |
静音撮影 (電子先幕) Mup撮影 |
E-M1 Mark IIの鬼のような連写性能
電子シャッターを使用する事でメカニカルな動作を排除できるため、高速連写を可能としている。その性能はすさまじく、AF-Sで秒間60コマ、AF-Cでも秒間15コマを稼げるほどの連写性能だ。
センサーサイズこそ違えど、D500や7D Mark IIと同じ2000万画素クラスのデータ処理としては極めて優秀な性能と言えるだろう。
電子シャッターによるローリング現象が気になるところだが、かなり歪む現象を緩和しており動体に使っても違和感を感じないまでの高速処理を達成している。
さらにローリングシャッターによる歪みが気になる場合にメカシャッターを使った場合でも、秒間10コマのAF-Cが可能。これはD500や7D Mark Iiと同等の性能だ。
1/32000秒の電子シャッター
現行のミラーレス一眼の中でも1/32000秒は最速となる電子シャッターだ。
1/8000秒と比べると2段分の減光効果を期待できるので、大口径レンズを使いやすかったり高輝度なシーンでもローキーに調整する事が可能となる。NDフィルター要らずという点が大きい。(といってもND2分だが…)
また、完全電子シャッターにより、シャッター音やシャッターショックの発生を無くす事が可能な点も一眼レフには無いポイント。(PENTAX K-1で完全電子シャッターが追加されたが、ミラーの動作音が発生するので無音ではない)
操作性
ファインダー
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
方式 | 電子ビューファインダー 約236万ドット 120fps(最高設定) |
ペンタプリズム | ペンタプリズム |
視野率 | 約100% | 約100% | 約100% |
アイポイント | 約21mm | 16mm | 約22mm |
ファインダー倍率 (35mm判換算) |
約1.48倍 (0.74倍) |
約1.00倍 (0.66倍) |
約1.00倍 (0.66倍) |
一眼レフより大きい電子ビューファインダー
E-M1 Mark IIにはD500や7D Mark IIよりも大きい1.48倍という大きなファインダー倍率で見やすい電子ビューファインダーを搭載している。
その大きさはフルサイズ一眼レフ並みと言っても過言ではないものだ。最近のミラーレス一眼ではこのサイズのファインダー倍率がスタンダードになりつつあるが、APS-C一眼レフと比べるとそのサイズはかなり大きい。
ひと昔前の電子ファインダーは、ファインダーに投影される像の表示が不自然で動体を追うには心もとなかった。しかし、120fpsという高フレームレートのファインダーを搭載した事により、限りなく光学ファインダーに近い性能を持つようになっている。
ただし、暗所において高感度を使った場合にはやはり動作がモッサリする場合がある。そういう場合には光学ファインダーに一歩ゆずる結果となる。
ライブビュー・モニタ
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
オートフォーカス方式 | デュアルファストAF (像面位相差AF) (コントラストAF) |
コントラストAF | デュアルピクセル CMOS AF コントラスト検出方式 |
測距輝度範囲 | EV 0?18 | ||
モニター形式 | 3.0型 約104万ドット |
3.2型 約236万ドット |
3.0型 約104万ドット |
タッチパネル | 対応 | 対応 | 非対応 |
モニター可動ギミック | 2軸可動 バリアングル |
チルト式 | 固定式 |
7D Mark IIはモニタ固定式
E-M1 IIのバリアングル式モニタやD500のチルト式モニタと違って、7D Mark IIはモニタを動かす事が出来ない。
ファインダーを覗いて撮影する場合には問題ないのだが、極度のローアングルやハイアングルにおいてライブビューを使う場合には苦労する。
さらにタッチパネルに非対応なため、ライブビューにおけるタッチAFなどの操作が不可能。これによりさらにライブビューの使い勝手が悪くなってしまっている。
E-M1 IIはライブビューでも高速AFが可能
ミラーレス一眼としてはアタリマエと言えばアタリマエ、一眼レフ機と比べるとそれが結構大きなポイント。
D500はコントラストAFによるもっさりとした動作で、7D Mark IIはデュアルピクセルCMOS AFを搭載しているものの、タッチAFが不可だったりモニタが動かなかったりと不便。
E-M1 IIはバリアングルによりハイアングルもローアングルもお手の物。それでいて121点のクロスタイプセンサーを使う事が出来るのは大きなポイントだろう。
動画
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
映像記録方式 | MPEG-4AVC/H.264 Motion JPEG |
H.264/MPEG-4 AVC | MPEG-4 AVC/H.264 |
音声記録方式 | リニアPCM | リニアPCM | リニアPCM AAC |
記録サイズ・フレームレート | 4K 30p FHD 60p |
4K 30p FHD 60p |
FHD 59.94p HD 59.94p |
外部出力 | 4:2:2 8bit | ||
アートフィルター ムービーエフェクト |
(執筆中です)
その他機能
作画機能
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
HDR撮影 | 対応 | 対応 | 対応 |
多重露光 | 対応 | 対応 | 対応 |
ボディ内RAW現像 | 対応 | 対応 | 対応 |
タイムラプス | 対応 | ||
ピクチャーモード アートフィルター カラークリエーター デジタルシフト 罫線設定 深度合成 ハイレゾショット ISOブラケット ライブバルブ・ライブタイム ライブコンポジット |
AF自動微調整 |
インターフェース・搭載機能
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
映像/音声出力・デジタル端子 | USB3.0 | USB 3.0 | USB3.0 |
特殊端子 | 10ピンターミナル | ||
シンクロ端子 | 搭載 | 搭載 | |
HDMI | タイプD | Type C | タイプC |
外部マイク入力端子 | Φ3.5mm | φ3.5mm | φ3.5mm |
ヘッドフォン端子 | Φ3.5mm | φ3.5mm | φ3.5mm |
リモコン端子 | φ2.5mm | 10ピンターミナル | N3タイプ |
Buletooth | なし | 搭載 | なし |
WiFi | 搭載 | 搭載 | なし |
NFC | なし | なし | なし |
GPS | なし | なし | 搭載 |
電子水準器 | 2軸 | 2軸 | 2軸 |
防塵防滴 | 対応 | 対応 | 対応 |
Bluetooth搭載
D500には最新モデルで導入が始まっている低消費電力のワイヤレス接続であるBluetoothが搭載されている。
これにより、バッテリーを大きく損耗する事無くスマホと常時接続する事でGPS情報をスマホから受け取りロガー機能として使う事が可能。
さらにスマホに写真を転送する事も出来るので、SNSと連携して使っている方には便利な機能を持つものだ。
ただし、動作が不安定だったりするようなので、今後のブラッシュアップに期待したいところ。
ボディ・電源
E-M1 II | D500 | 7D Mark II | |
ボディ | マグネシウム合金 | マグネシウム合金 炭素繊維複合素材 |
マグネシウム合金 |
バッテリー | BLH-1 | EN-EL15 | LP-E6N |
追加グリップ | HLD-9 バッテリー1個搭載 |
MB-D17 EN-EL18a一個搭載 EN-EL15一個搭載 |
BG-E16 LP-E6N 2個搭載 *ボディに搭載不可 |
撮影可能枚数の目安 ファインダー | 約440枚 | 約1240コマ | 約670枚 |
撮影可能枚数の目安 ライブビュー | 約250枚 | ||
大きさ | 134.1mm×90.9mm×68.9mm | 147×115×81mm | 148.6×112.4×78.2mm |
質量 (CIPAガイドライン) | 約574g | 約860g | 約910g |
質量 ボディのみ | 約498g | 約760g | 約820g |
D500の追加グリップには大容量のバッテリー使用可能
D500のマルチパワーバッテリーパックにはD500用のバッテリーが使えるほか、D5やD4s用の大容量バッテリーも搭載できる。
これにより、バッテリー交換を必要としない継続撮影能力が飛躍的に向上する。ハードな撮影シーンでは重宝する性能のグリップだ。
ただし、グリップ自体がソコソコ高価だったり、大容量バッテリーは純正で2万円近くするものだ。
まとめ
小さなか巨人 OM-D E-M1 Mark II
言うほど小さくなのだけども、その性能は従来のマイクロフォーサーズとは大きく異なる。
ラージフォーマットと一眼レフに食らいつくべくして登場したMFTのスポーツマシンと呼ぶに相応しいハイエンドモデルとなっている。
ボディ価格は軽く引くほど高価になってしまったが、MFT専用の充実したレンズラインナップは比較的安価に手に入れる事が出来る。総じてD500や7D Mark IIよりもコンパクトで基本性能の高いシステムを組めると考えると選択肢としては大いにアリ。
単焦点でボケを狙うよりは大口径ズームで機動力と対応力に優れたシステムを組む人におススメのモデル。
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高感度なら俺に任せろ Nikon D500
ニコンの頂点に立つ「D5」の弟分として誕生したD500だけに、そのスペックはD5譲りの部分が多い。
特に高感度性能はEXPEED 5の最新画像処理エンジンを搭載し、フルサイズ並みのノイズ処理性能を手に入れている。被写体ブレを抑える場合に高感度ISOは必須となってくるため、屋内スポーツなどで被写体を止めて撮りたい場合には重宝するモデルとなる。
その高感度を活かして屋内スポーツはもとより、屋内で行われる比較的照明の暗いイベントでも有効活用できるだろう。暗所AF性能も高いのでその点でも有利に働くはずだ。
また、ニコンFマウントにはDX・FXともに明るい単焦点レンズが多い。ボケをDXながらボケを楽しむにも面白いマウントなので、中望遠のポートレート(人物・犬・猫など)に活躍できる場があるだろう。
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コスパ抜群 EOS 7D Mark II
ミドルクラスのEOS 80Dとそこまで価格差・性能差が無くなってきているが、その連写性能の高さはまだまだ健在。
操作性もハイエンドクラスなデザインとなっているので、まだまだミドルクラスとは格の違いを醸し出している。
D500と比べるとややみ劣る部分が多くなっているが、これでもまだまだプロに使われるシーンも多い現役モデル。F8対応測距点が少ないので、超望遠の世界ではやや使いにくい性能ではあるが、それ以外では全く問題ないレベル。
キヤノンのノイズ処理はセンサーサイズに素直な部分があるので、フルサイズと比べると少し見劣りするのは確か。最新モデルのマイクロフォーサーズにも追いつかれ気味な部分があるので、その辺は後継機に期待したい所。
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