富士フイルム「14-26mm F5-7」「12-26mm F5-6.8」光学系の特許出願

2025年5月13日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。APS-C向けの広角ズームレンズ「14-26mm F5-7」「12-26mm F5-6.8」を想定したような光学系の実施例を複数掲載しています。

概要

【公開番号】P2025073886

【公開日】2025-05-13

【発明の名称】変倍光学系および撮像装置

【出願日】2023-10-27

【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社

【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に使用可能な変倍光学系として、下記特許文献１および特許文献２に記載の変倍光学系が知られている。

【0004】
小型で軽量に構成され、かつ、変倍全域で良好な光学性能を保持する変倍光学系が要望されている。これらの要求レベルは、年々高まっている。

【0005】
本開示は、小型で軽量に構成され、かつ、変倍全域で良好な光学性能を保持する変倍光学系、およびこの変倍光学系を備えた撮像装置を提供する。

実施例1

焦点距離：14.65-26.38

F値：5.15-6.59

画角：97.4-54.6

バックフォーカス：20.66-29.00

実施例3

焦点距離：13.40-22.78

F値：5.12-5.93

画角：102.8-62.2

バックフォーカス：22.56-26.09

実施例5

焦点距離：12.36-25.95

F値：5.11-6.72

画角：107.0-55.2

バックフォーカス：17.13-22.58

実施例6

焦点距離：11.38-25.03

F値：5.11-6.96

画角：111.0-55.4

バックフォーカス：17.03

実施例19

焦点距離：13.52-29.74

F値：4.61-5.65

画角：102.2-47.0

バックフォーカス：10.40

APS-Cに対応する、小口径の広角ズームレンズを想定した光学系のようです。「XF10-24mmF4 R OIS WR」と比べて広角側の画角が狭いものの、動画向けの低価格で小型軽量なレンズと考えると丁度いいかもしれませんね。

競合他社が相次いで動画向けの広角パワーズームレンズを投入しているので、フジフイルムも「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」に続くパワーズームレンズを検討しているのでしょうか。参考までに競合他社の関連レンズを掲載。

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