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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3は完璧では無いが全体的に良好な画質【海外の評価】

IMAGING RESOURCEがオリンパスの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」のレビューを掲載しています。

  • 24-400mm相当の画角をカバーするズームレンズとしては驚くほど小型軽量だ。ズームすることで内筒あ3cmほど伸びるが、全体的なバランスは良好なままである。
  • 12mmから200mmへズームするための回転量は90度未満だ。とても素早く操作することが出来る。リングの動作は緩すぎず、滑らかな感じだ。
  • ズーム操作でF値はかなり大きくなる。112mmまでに開放F値はF6.3となってしまう。
  • シャープネス:
    ・12mm:とても良好な性能だ。F3.5から中央はとても良好で複雑なディテールも描写されている。比較して四隅は画質が低下しているものの、悪いパフォーマンスでは無い。F4~F5.6まで絞ると中央や四隅は少し改善する。
    ・25mm:絞り開放から中央は良好なシャープネスだ。四隅の画質は以前として低下するが、12mmよりも良好に見える。絞ると中央・四隅、どちらも僅かに改善する。
    ・50mm:広角域よりも四隅に向かって画質低下のスピードが速くなる。F8まで絞ると四隅は大きく改善するが、中央に改善は見られない。
    ・70mm:中央は絞り開放から良好だが、四隅に向かって画質は大きく低下する。50mmと異なり絞ってもあまり改善しない。
    ・100mm:中央は依然として良好だが、四隅はさらに悪化する。像高2.5割まで良好に見えるが、そこから外側はソフトな描写だ。F11まで絞るとコントラスト・色・ディテールが改善し、パフォーマンスが少し向上する。
    ・200mm:中央は悪く無いが、許容できる領域は狭い。
    ・広角端の画質は全体的にとても良好だ。望遠側の性能かなり良好だが、中央フレームに限定される。特に100mm以上の場合は四隅の画質が極端に低下する。
  • 色収差は十分補正されているが、コントラストが高いと目に付くかもしれない。
  • 周辺減光は良く抑えられている。
  • オートフォーカスは静かで高速だ。200mmでも見事なフォーカススピードである。
  • 最大撮影倍率は0.47倍だ。高倍率ズームとしては見事な性能だ。
  • ズームレンジ全域で驚くべき画質とはならないが、柔軟性が高く小型軽量なオールインワンレンズだ。F6.3が問題となる場合もあるあ、お散歩や風景、野生動物で便利なレンズとなる。

Like:小型・防塵防滴・高倍率・手ごろな価格・高速AF

Dislike:ズーム時の四隅画質・ズーム時の開放F値

これまでで最高のパフォーマンスを発揮するレンズでは無いが、望遠側でのパフォーマンス低下を理解すれば全体的に良好な画質のレンズだ。1本のレンズで風景から野生動物まで全てをカバーできる。さらに疑似マクロとして使えることを考えると見事なコストパフォーマンスである。

IMAGING RESOURCE:Olympus 12-200mm f/3.5-6.3 M.Zuiko Digital ED Field Test

とのこと。

解像性能のレビューは他の評価サイトと似た傾向ですね。広角側で最もパフォーマンスが高く、望遠端に向かって四隅のパフォーマンス低下が顕著となる模様。手持ちの12-200mmでも似たような結果となりました。12-100mm F4 IS PROと比べると、特に100mm付近の画質には差がある印象(特に周辺や四隅)。実際に使ってみると、「画質低下は許容範囲で200mmまでカバーするズームレンジは便利」と言ったところ。マイクロフォーサーズの高倍率ズームとしてはやや高価ですが、個人的にはおススメの一本。ただし、光学手ぶれ補正非搭載なのでボディは選ぶ必要があるかも…。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
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