2020年10月22日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF600mm F11 IS STM」「RF800mm F11 IS STM」用に見えますが、「600mm F8」なんて実施例も含まれています。
バックフォーカスは驚きの100mm超
- 【公開番号】特開2020-173349(P2020-173349A)
- 【公開日】2020年10月22日
- 【発明の名称】結像光学系および撮像装置
- 【出願日】2019年4月11日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】結像光学系において、諸収差を良好に補正しつつ、全系の小型化と軽量化を図る。
実施例1 実施例2 実施例5 焦点距離 581.65 776.37 585.00 F値 11.31 11.31 8.20 半画角 2.13 1.60 2.12 像高 21.64 21.64 21.64 全長 286.87 365.06 320.01 BF 138.06 138.30 108.14
EOS R5・R6と共に発表された二つの超望遠レンズ「RF600mm F11 IS STM」「RF800mm F11 IS STM」用と見て間違い無さそうですね。バックフォーカスは100mm以上あるらしい。ミラーレス用レンズとしては驚くべき長さのバックフォーカス。とは言え、この個性的な光学設計により、沈胴時のコンパクトなフォームを実現していると言っても過言ではありません。
実際に私がRF800mm F11を購入して使ってみたところ、800mmとは思えない携帯性で使いやすかったです。もちろん画角が非常に狭く、800mmの使いこなしには手間取りましたが…。
興味深いことに、実施例には「600mm F8」も含まれています。実用化された600mm F11と比べて1段明るいレンズとなっていますね。ただし、全長は600mm F11よりも50mmほど長くなっています。携帯性を優先してF11を採用したのかもしれませんね。ちなみに類似する特許出願「特開2020-173350(P2020-173350A)」では400mm F8の実施例を含んでいます。これが実用化されるとは思いませんが、色々と考えていたみたいですね。600mm F11で思いのほか売れているのであれば、400mm F8が実際に登場する可能性はあるかも?
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