2021年9月9日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。「GR30mmF4.5」「GF35mmF4」のようなレンズを想定したとみられる実施例を含んでいます。
概要
- 【公開番号】特開2021-131425(P2021-131425A)
- 【公開日】2021年9月9日
- 【発明の名称】撮像レンズおよび撮像装置
- 【出願日】2020年2月18日
- 【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社- 【課題】レンズ系全長の短縮化が図られ、良好な光学性能を有する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。
実施例1
- 焦点距離:30.919
- F値:4.62
- 画角:90.6
- バックフォーカス:21.845
2020年に登場した「GF30mmF3.5 R WR」よりも少し暗めの小型軽量な超広角単焦点のようです。GF30mmF3.5が登場している以上、F値の似ているこのようなレンズが登場するとは思いませんが、開発中に併せて検討していたのかもしれませんね。レンズ構成などは全く違うので、レンズのコンセプトから異なっているはず。
実施例2
- 焦点距離:35.913
- F値:4.10
- 画角:83.0
- バックフォーカス:21.162
個人的に気になっているのはコチラ。30mmよりも画角が少し狭く、30mmF3.5と差別化しやすいのかなと。GFX50S IIのような手ごろで小型軽量な44×33mmセンサーカメラと組み合わせるのには面白い選択肢のような気がします。とは言え、沈胴機構の小型軽量ズーム「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」が登場した今、このレンズに需要があるか?と言うと無いかもしれませんね。どちらにせよ、特許出願が公開されたからと言って、実施例が実用化するわけではありません。
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参考:GFレンズ一覧
- GF23mmF4 R LM WR
- GF30mmF3.5 R WR
- GF32-64mmF4 R LM WR
- GF35-70mmF4.5-5.6 WR
- GF45mmF2.8 R WR
- GF45-100mmF4 R LM OIS WR
- GF50mm F3.5 R LM WR
- GF63mmF2.8 R WR
- GF80mmF1.7 R WR
- GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
- GF110mmF2 R LM WR
- GF120mmF4 R LM OIS WR Macro
- GF250mmF4 R LM OIS WR
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