キヤノンが7月9日 21:00より始まった「Canon EOS Presentation」にてフルサイズミラーレス「EOS R5」「EOsR6」と新しいRFレンズ群を正式発表しました。新製品は早いもので7月下旬に発売予定とのこと。
新時代、はじまる
カメラのキタムラ売り出し価格
- EOS R5:?455,400 (税込)
- EOS R6:?301,950 (税込)
- EOS R6 レンズキット:?341,550 (税込)
- バッテリーパック LP-E6NH:?10,800(税込)
- バッテリーグリップ BG-R10:?32,580(税込)
- RF85mm F2 マクロ IS STM:?74,250
- RF600mm F11 IS STM:?87,120
- RF800mm F11 IS STM:?111,870
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM:?331,650
- エクステンダー RF2X:?74,250
- エクステンダー RF1.4X:?62,370
EOS R5
主な特徴
- 商品ページ
- 仕様表
- スペシャルサイト
- プレスリリース
- データベース
- デジカメwatch
- DPReview
- DPReview イニシャルレビュー
- PhotographyBlog インプレ
- 新開発の4500万画素フルサイズCMOSセンサー
- 高速読み出しの新映像エンジン「DIGIC X」
- デュアルピクセル CMOS AF II
・新型センサー・プロセッサーによる高速処理
・カバー率100%×100%
・1053分割測距に対応(顔+追従優先AF)
・人物の瞳・顔・頭部検出に対応
・瞳の検出精度がEOS Rと比べて向上
・動物(犬・猫・鳥)の瞳・顔・全身検出に対応
・EV-6の低照度AFに対応
・RFレンズの駆動制御により最高0.05秒の高速AFを実現
・EOS-1D X Mark IIIに搭載したAFアルゴリズムを採用
・Case Aによる快適な撮影を実現 - 電子シャッターによるAE/AF追従の20コマ秒連写
- メカシャッターによるAE/AF追従の12コマ秒連写
- 連写における注意事項
- 576万ドット OLEDファインダー 119.88fps
- 常用ISO感度 ?51200/拡張ISO感度 ?102400
- HDR PQ方式での静止画・動画記録に対応
- HEIF出力に対応
- オートライティングオプティマイザに「顔ライティング補正」を追加
- デジタルレンズオプティマイザ「強め」を追加
- 8K 30pやRAW動画の内部記録に対応
- 4K 120p ハイフレームレート動画の撮影を実現
- 8K・4KともにデュアルピクセルCMOS AF IIに対応
- Canon Log対応
- ボディ内5軸手ぶれ補正に対応、電子ISとの併用可能
- EOS初となる5GHz WiFiに対応
- Bluetooth搭載
- ワイヤレストランスミッター「WFT-R10B」利用時にSFTP転送が可能
- image.canonへの画像自動転送機能を搭載
- シャッター耐久50万回。電源オフ時の閉幕機能実装
- 防塵防滴仕様のマグネシウム合金ボディ
- CFexpress+SD UHS-IIのデュアルカードスロット
- 直感的な操作が可能なマルチコントローラー搭載
- 7月下旬発売予定
- 量販店価格:506,000円(税込)
一眼レフEOSシリーズの主力カメラ「5D」と同じ数字を冠したフルサイズミラーレスが登場しました。ハード面では新開発の4500万画素センサーと画像処理エンジンに加え、高速連写が可能なメカシャッターユニットやEOS初となるボディ内手ぶれ補正を搭載。ソフト面では強化されたAFシステムやコンシューマー向けカメラとしては類を見ない動画機能を備えています。オールラウンドなプロユースにも耐えうるミラーレスになっている模様。
その分、「5」シリーズとしては非常に高価なカメラとなっており、あの「EOS 5D Mark IV」の初値よりも高くなっています。間違いなく魅力的なカメラではありますが、手が届かないと言う人も少なからずいるはず。
主なライバルはソニー「α7R IV」やニコン「Z 7」、パナソニック「LUMIX S1R」となるはず。比較して強力な手ぶれ補正、20コマ秒の高速連写、8K RAW、被写体検出AF、F22のAFに対応などが強みとなるはず。競合モデルも十分高機能ですが、これほど包括的にカバーしているカメラはありません。
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EOS R6
主な特徴
- 商品ページ
- 仕様表
- スペシャルサイト
- プレスリリース
- データベース
- デジカメwatch
- DPReview
- DPReview イニシャルレビュー
- DPReview サンプルギャラリー
- IMAGING RESOURCE
- PhotographyBlog インプレ
- EOS-1D X Mark III搭載センサーを基にカスタマイズした2010万画素フルサイズCMOSセンサー
- 高速読み出しの新映像エンジン「DIGIC X」
- 電子シャッターによるAE/AF追従の20コマ秒連写
- メカシャッターによるAE/AF追従の12コマ秒連写
- 連写における注意事項
- デュアルピクセル CMOS AF II
・新型センサー・プロセッサーによる高速処理
・カバー率100%×100%
・1053分割測距に対応(顔+追従優先AF)
・人物の瞳・顔・頭部検出に対応
・瞳の検出精度がEOS Rと比べて向上
・動物(犬・猫・鳥)の瞳・顔・全身検出に対応
・EV-6.5の低照度AFに対応
・RFレンズの駆動制御により最高0.05秒の高速AFを実現
・EOS-1D X Mark IIIに搭載したAFアルゴリズムを採用
・Case Aによる快適な撮影を実現 - 常用ISO感度 ?102400
- HDR PQ方式での静止画・動画記録に対応
- HEIF出力に対応
- オートライティングオプティマイザに「顔ライティング補正」を追加
- デジタルレンズオプティマイザ「強め」を追加
- 369万ドット OLEDファインダー 119.88fps
- ボディ内5軸手ぶれ補正に対応、電子ISとの併用可能
- クロップ無しのオーバーサンプリング 4K 60pを実現
- 4K 120p ハイフレームレート動画の撮影を実現
- 8K・4KともにデュアルピクセルCMOS AF IIに対応
- image.canonへの画像自動転送機能を搭載
- シャッター耐久30万回。電源オフ時の閉幕機能実装
- 防塵防滴仕様のポリカーボネイトボディ
- SD UHS-IIのデュアルカードスロット
- 直感的な操作が可能なマルチコントローラー搭載
- 8月下旬発売予定
- 量販店価格:
・ボディ:335,500円(税込)
・レンズキット:379,500円(税込)
多くの点でEOS R5と共通する仕様を持ちつつ、比較的リーズナブルな価格設定に抑えた1台。主な違いは2010万画素のイメージセンサーとポリカーボネイト製の外装、そしてデュアルカードスロット。そしていくらか動画仕様が削られているので要チェック。
ただし、一眼レフの「5D」と「6D」ほど差別化されておらず、連写速度やボディ内手ぶれ補正は同等の性能。言ってしまえば「EOS R5」の低画素バリアントモデル。バッファも十分良好です。
競合するソニー「α7 III」やニコン「Z 6」と比べるとやや高価なものの、高速連写に対応したイメージセンサーや被写体検出機能、デュアルSD UHS-II対応カードスロットなどが魅力的。手ぶれ補正はソニーと異なりレンズISとの協調補正が可能となっているのも一つのポイント。
EOS R6・ボディー | |||
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EOS R6・RF24-105 IS STM レンズキット | |||
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アクセサリー
特徴
ワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-R10B」
縦位置バッテリーグリップ機能を備えたEOS R5用のワイヤレスファイルトランスミッター。無線LANの通信準拠規格はIEEE 802.11acをサポートし、通信品質を向上させるMIMO(multiple-input and multiple-output)に対応。高速通信を実現しています。EOS UtilityのEOS Network Setting Toolを使ってパソコン上で通信や接続の設定が可能。EOS R5本体と同等の防塵・防滴機構も保持しています。
バッテリーグリップ「BG-R10」
撮影可能枚数、縦位置撮影の操作性が向上したバッテリーグリップ。バッテリーパック LP-E6NH/LP-E6N/LP-E6を2個取り付け可能。EOS R6本体と同等の防塵・防滴性能を保持しています。
バッテリー「LP-E6NH」
約2130mAhの大容量バッテリー。バッテリー情報通信機能で、劣化度、撮影回数、バッテリー残容量などが確認可能。バッテリーパック LP-E6Nと互換性があります。
ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-R10B | |||
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バッテリーグリップ BG-R10 | |||
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RFレンズ
RF85mm F2 Macro IS STM
主な特徴
“RF85mm F2 MACRO IS STM”は、小型・軽量設計の中望遠単焦点レンズです。開放F値F2という明るさで、ボケ味を生かしたポートレート撮影やマクロ撮影が可能です。
- 商品ページ
- 仕様表
- プレスリリース
- データベース
- DPReview
- IMAGINGRESOURCE
- PhotographyBlog インプレ
- 11群12枚
- 最短撮影距離:0.35m
- 最大撮影倍率:0.5倍
- 手ぶれ補正:5.0段分
- フィルター径:67mm
- サイズ:78×90.5mm
- 重量:500g
- 649ポンド
- 10月下旬発売予定
- 量販店価格:82,500円(税込)
「RF35mm F1.8 Macro IS STM」と同じくハーフマクロの接写性能を備えたミドルクラスの単焦点レンズとなる模様。RF35mmの売り出し価格と比べると1万円ほど高価ですが、このクラスのレンズとしては適切な価格設定。RFレンズの中ではサイズも価格も手ごろで人気のレンズとなりそう。最短撮影距離が非常に短く、フォーカスリミッターを備えているのが印象的。
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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
主な特徴
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、1本で幅広いシーンをカバーできるズームレンズです。また、高い解像性能と携帯性も実現しています。Lレンズとしての信頼性と高画質を継承しながら、EOS Rシステムがもつ最新技術と、機動性を生かした超望遠ズームレンズです。
「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」のコンセプトをミラーレスRFシステムで実現すると、望遠端が500mmまで伸び、2/3段暗くなる模様。400mmの時点で開放F値が「F5.6」であれば500mm F7.1をおまけとして使える印象でしょうか?非常に高価なレンズなので光学性能に期待大。
テレコンバージョンレンズに対応しており、F22までのAFに対応するEOS R5・R6と組み合わせることで非常に汎用性の高いズームレンズとなるようです。ただし、テレコン使用時に利用できる焦点距離には限りがあるようなので注意が必要。(レンズでは注意書きされていませんが、テレコン側の商品ページで掲載されています。)
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM | |||
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RF600mm F11 IS STM
主な特徴
DOレンズや開放F値11の固定絞り構造、筐体(きょうたい)への樹脂部材の活用により、従来の超望遠レンズの概念を覆す小型・軽量設計を実現しました。超望遠ながら、三脚なしで軽快に手持ち撮影が可能です。移動時はレンズ本体をコンパクトに収納できる、沈胴構造を採用。撮影時はレンズ鏡筒を伸ばして、使用します。マウント側のロックリングの回転操作で撮影および沈胴のロック/アンロックが可能です。
RFマウントの可能性を示す新しいコンセプトの超望遠レンズ。なんと沈胴機構を採用してレンズを根元から延ばす方式の奇抜なデザイン。
600mmの長焦点ながら、沈胴機構を備えているので縮長が非常に短い。さらにF値「F11」と非常に小さな口径を採用することで小型軽量を実現していると思われます。果たしてこのレンズに絞りがあるのか?(更新:絞り羽根が無いためF11固定です)
RF600mm F11 IS STM | |||
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RF800mm F11 IS STM
主な特徴
DOレンズや開放F値11の固定絞り構造、筐体(きょうたい)への樹脂部材の活用により、従来の超望遠レンズの概念を覆す小型・軽量設計を実現しました。超望遠ながら、三脚なしで軽快に手持ち撮影が可能です。移動時はレンズ本体をコンパクトに収納できる、沈胴構造を採用。撮影時はレンズ鏡筒を伸ばして、使用します。マウント側のロックリングの回転操作で撮影および沈胴のロック/アンロックが可能です。
600mm F11と同じコンセプトの800mmモデル。サイズがやや大きく、価格は少し高い。やはり画質とAF性能次第で化ける可能性あり。
晴天での使用が前提となりますが、少なくとも価格を考慮するとマイクロフォーサーズやAPS-Cの需要を食ってしまいそうなレンズ。
RF800mm F11 IS STM | |||
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RF 1.4x
主な特徴
- 商品ページ
- PhotographyBlog インプレ
- レンズ構成:4群7枚
- サイズ:φ71.2x20.3 mm(マウント基準)/40.6mm(全長)
- 重量:225g
- 対応レンズ
・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
・RF600mm F11 IS STM
・RF800mm F11 IS STM - 7月下旬発売予定
- ショートフランジバックを活かしたレンズではズームレンジに制限が発生する
RF望遠レンズに対応する×1.4テレコンバージョンレンズ。噂されていた「全てのRFレンズに対応」する形状ではありませんが、今回リリースされる望遠レンズ4本には対応している模様。600mmや800mmに装着してAFが動作するのかは不明。
EXTENDER RF1.4x | |||
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RF 2x
主な特徴
「RFマウント」のカメラボディーと「RFレンズ」の間に装着し、レンズの焦点距離を伸ばすエクステンダーです。装着レンズの焦点距離を2倍にのばすことができます。
- 商品ページ
- PhotographyBlog インプレ
- レンズ構成:5群9枚
- サイズ:φ71.2x39.3 mm(マウント基準)/60.6mm(全長)
- 重量:340g
- 対応レンズ
・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
・RF600mm F11 IS STM
・RF800mm F11 IS STM - 7月下旬発売予定
- ショートフランジバックを活かしたレンズではズームレンジに制限が発生する
×1.4と同じ。800mm F11に装着すると「1600mm F22」の暗黒単焦点レンズへ変化。これが実用に耐えうるのか不明ですが、一度使ってみたい組み合わせ。
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