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シグマ「105mm F2.8 DG DN MACRO」はこれまでの記録を塗り替える解像性能

Lenstipがシグマ「105mm F2.8 DG DN MACRO Art」のレビューを公開。これまでの記録を打ち破る解像性能を発揮し、ソニーFE90mm F2.8はフレーム全域・絞り値全域で見事なほど打ち負かされているとのこと。

新記録の解像性能

Lenstip:Sigma A 105 mm f/2.8 DG DN Macro

  • レンズの紹介
    ・パンデミックにより、都市部から田舎へ人が移り、そこで望遠レンズやマクロレンズの需要が増加した。
    ・一部の取扱店では100%を超える需要の増加が見られたようだ。
    ・シグマにとってマクロレンズは強みとなるセグメントだ。過去には50mm・70mm・105mm・150mm・180mmの焦点距離のマクロレンズをリリースしている。ただし、これらは一眼レフ用だ。
    ・シグマのミラーレス用マクロレンズが登場するまで随分と時間がかかってしまったが、市場にミラーレス用マクロレンズが少ないのも驚くべき事実である。今のところ、ソニー「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」だけである。
  • ビルドクオリティ
    ・後玉はマウント面から3cmほど奥に隠れた状態で固定されている。周囲はとても綺麗に黒塗りされている。
    ・マウント周辺は金属パーツだ。
    ・レンズは日本製である。
    ・AF/MFスイッチやAFLボタンを搭載している。
    ・3系統のAFリミッターを搭載している。
    ・前玉はフラットな形状で52mmフィルターに対応している。
  • 携帯性
    ・手ぶれ補正非搭載ながら複雑な光学系だ。それでも、一眼レフのマクロレンズと比べると軽量である。
  • 操作性
    ・幅19mmの絞りリングは1/3段ごとに動作する。「A」ポジションで固定したり、クリックを解除することが可能だ。
    ・幅62mmのフォーカスリングは良好なグリップを備え、とても滑らかで適切な抵抗量で回転する。回転角は少なくとも270度だ。
  • オートフォーカス
    ・駆動音はしないが、かなり遅い。
    ・ピント距離全域を移動するのに1.3~1.5秒ほどかかる。もちろん、マクロレンズはピントの移動距離が長いことを忘れてはならない。
    ・AFリミッターを使うと短縮できるが、それでも約1秒ほどかかる。
    ・精度に問題は見られない。ミスショットはせいぜい1~1.5%だ。
  • マニュアルフォーカス
    ・記載なし
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし
  • 解像性能
    ・α7R IIのRAWファイルで測定している。
    ・良像の基準値は39~41lpmmだ。
    ・最高の単焦点レンズで70lpmmを超える。
    ・「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」で78.5lpmmだ。
    ・このレンズの解像度は一目見ただけで賞賛すべき性能であることが分かる。
    ・中央は絞り開放で78.3lpmmに達し、F4まで絞ると80.4lpmmまで向上する。この数値は従来の記録を塗り替えるものだ。
    ・APS-Cフレームの端は中央ほどではないが、それは中央が凄すぎるだけだ。MTFはこの領域でも非常に優れている。再び拍手喝采だ。
    ・フルサイズ四隅でも心配することは無い。絞り開放から50lpmmを超え、良像の基準値を大幅に上回っている。絞ると60lpmmに近いとても良好な性能だ。これ以上の性能を期待するのは馬鹿げている。
    ・より高価な純正レンズFE90mm F2.8はフレーム全体、そして絞り値全域で見事なほどシグマに完敗だ。
  • 像面湾曲
    ・記載なし
  • ボケ
    ・とても素晴らしい描写だ。
    ・玉ボケの内側はとても滑らかで均質だ。
    ・絞ると縁取りが強くなる可能性がある。
    ・口径食は2段絞っても見える。
  • 色収差
    ・軸上色収差はとても良好に補正されている。絞る必要はない。
    ・倍率色収差は0.02%を維持している。非常に小さな数値であり、実質的に収差は画質に影響しない。この点はソニーよりも優れている。
  • 球面収差
    ・残存する収差はほとんど残っていないので、何も心配することは無い。
    ・後ボケに僅かな縁取りがあるものの、特に強く現れることはない。
  • 歪曲収差
    ・APS-Cでは0.64%と極僅かな糸巻き型で、目立つことは無い。
    ・フルサイズの場合0.99%まで増加し、より明確となる。それでも1.0%未満は無害と言えるだろう。
  • 周辺減光
    ・APS-Cではわずか-0.58EVで問題とならない。
    ・フルサイズではF2.8で-1.28EVだ。ソニーFEレンズが2~3EVが当たり前だったことを考えると健闘している。FE90mmはシグマよりも減光が目立つ。
    ・絞ることで減光は解消可能だ。
  • コマ収差
    ・収差は非常に小さく、中央から四隅まで違いは見られない。賞賛に値する補正状態である。
  • 非点収差
    ・平均値は2.9%と非常に小さい。非難する余地は残されていない。
  • 逆光耐性
    ・複雑な光学設計もあり、理想的な逆光耐性とは言えない。
    ・それでも、この光学設計を考慮すると、反射は少なく上手く機能しているように見える。
  • 作例集

総評

テスト結果はとても明瞭であり、長いこと書く必要はない。非常に多くの長所を持ち、解像度はレコードを塗り替えるものだ。特に重要でもない欠点が一つあるのみで、心からおススメできるレンズに仕上がっており、「エディターズチョイス」賞と評価するより他ない。

長所:頑丈でスタイリッシュな外装・センセーショナルな中央画質・優れたAPS-Cフレームの画質・良好なフルサイズ四隅の画質・僅かな球面収差・軸上色収差の問題なし・無視できる倍率色収差・穏やかな歪曲収差・優れたコマ収差補正・非常に小さな非点収差・APS-Cセンサーで周辺減光が少ない・きちんとしたボケ・静かで正確なAF

短所:AFがとても遅い

とのこと。
非常に高性能なマクロレンズのようですね。AF速度や光学手ぶれ補正は犠牲となっているものの、フレーム全域の解像性能を重視する場合は検討すべきレンズに仕上がっている模様。

私もα7 IIIやα7C、そしてアダプター経由でZ 7と組み合わせて使用しています。確かに絞り開放から解像性能の高いレンズとは感じていましたが、まさかこれ程とは…。

高解像ながらボケも綺麗で、他の収差も綺麗に補正されているようです。逆光耐性は確かに完璧とは言えませんが、マクロレンズで逆光が気になるシーンはゼロに近いはず。もちろんポートレートレンズとして使う場合には気を付ける必要があると思います。

さらにライカLマウントではテレコンバージョンレンズで倍率を×1.4・×2.0に拡張できるのが嬉しいですね。今回はソニーEマウント版をテストしているのでテレコンのテスト結果はありません。

105mm F2.8 DG DN MACRO Art 交換レンズデータベース

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