PhotographyBlogがシグマのフルサイズミラーレス用交換レンズ「14-24mm F2.8 DG DN」のレビューを公開しています。
- 重量795g、全長13.1mmと非常に大きなレンズだ。ソニーFE16-35mm F2.8 GMと比べて100g重いが、全長はあまり変わらない。
- 小型APS-Cボディで使うと21-36mm相当の画角となるが、バランスは悪い。α7R IVのようなプログレードのカメラと組み合わせると良いだろう。
- 必要とされる機能は揃っており、一部のArtレンズと比べて撥水・撥油性のコーティングと防滴仕様が施されている点で優れている。欠けている機能と言えば手ぶれ補正くらいだろう。
- レンズ外装は金属とTSCを組み合わせた優れたビルドクオリティだ。
- 適度なサイズのフォーカスリングを備えている。
- 被写体を0.15秒で捕捉するとても高速なオートフォーカスだ。常に正確でAFに迷いは見られない。ステッピングモーターのおかげで動画撮影にも最適だ。
- 出目金レンズのため円形フィルターを装着することは出来ない。
- 色収差は最小限まで抑えられている。
- 絞り開放では周辺減光はとても目に付く。これはF5.6まで絞ると解消する。
- 歪曲収差は14mmで樽型、24mmで僅かな糸巻き型だ。
- 絞ると素晴らしい光条が発生する。しかし、太陽をフレーミングすると好ましく無いフレアが発生する。
- ボケの評価は個人差があると思うが、我々の見解としては広角レンズながらとても良好なボケに見える。
- シャープネス
・14mm:中央はF2.8からF11まで高水準、F16~F22で回折の影響を受ける。四隅は中央ほどでは無く、F4~F11で最もシャープな結果となる。
・18mm:中央はF2.8からF11まで高水準、F16~F22で回折の影響を受ける。四隅は中央ほどでは無く、F4~F11で最もシャープな結果となる。
・24mm:中央はF2.8からF11まで高水準、F16~F22で回折の影響を受ける。四隅は中央ほどでは無く、F4~F11で最もシャープな結果となる。絞り開放からズームレンジ全域で抜群の中央シャープネスと優れた周辺シャープネスを発揮するレンズだ。目立つ歪曲収差と周辺減光が見られるものの、色収差はとても良好に補正されている。オートフォーカスは静かで高速だ。一眼レフ版より小型ながら機能的でソニーFE16-35mm F2.8 GMに(ほぼ全ての分野で)匹敵するミラーレス用レンズである。
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とのこと。
PhotographyBlogの実写テストは広角レンズと非常に相性の悪い近距離テストですが、結果はとても良好となっているみたいですね。遠景の実写作例を確認しても確かに開放からシャープなパフォーマンスと分かります。ボケはそれほど良好とは感じませんが、特に騒がしい描写では無いようです。歪曲収差や周辺減光など、補正しやすいカテゴリはソフトウェアに任せる傾向は「5mm F1.2 DG DN」と同じ模様。今後登場するミラーレス用レンズも同じ傾向となるかもしれませんね。
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