16-28mm F2.8 DG DNは実用的で小型軽量な大口径広角ズーム

PhotographyBlogがシグマ「16-28mm F2.8 DG DN」のレビューを公開。小型軽量ながら優れた光学性能を実現していると言及。大きな広角ズームを選ぶ理由もあるが、実用的な代用品になると述べています。

PhotographyBlog：Sigma 16-28mm F2.8 DG DN Review

（基本的なスペックなどの紹介は割愛しています）

外観・構造：

手ごろな価格を考慮すると良好なレンズの作りだ。

レンズマウントは真鍮製だ。

DG DN Artと比べると機能面はやや控えめだ。

ねじ込み式の円形フィルターに対応している。72mmと経済的な口径だ。

レンズフードは付属するが、Artのようなケースはない。

携帯性：

重量はわずか450gだ。

サイズは焦点距離を考慮するとコンパクトである。

14-24mm F2.8 DG DNと比べると遥かに小型軽量だ。

インナーズームのため全長に変化は無い。

操作性：

ズームリングの回転方向がソニーと異なるので戸惑うかもしれない。

AFLボタンは無いが、AF/MFスイッチは搭載している。

フォーカスリングは幅広く握りやすい。

フォーカス：

α7 IVとの組み合わせで動作は高速だ。

被写体をロックするまでに0.15秒かかる。

光条件に関わらずAFが迷うことは全くなかった。

とても静かで動画撮影にも適している。

手ぶれ補正：

光学手ぶれ補正は非搭載だ。

解像性能：

16mmの中央はF2.8からF11まで実用的だ。端は中央ほどではなく、F2.8で少しソフトでF4~F11で最適な結果が得られる。

20mmの中央はF2.8からF11まで実用的だ。端は中央ほどではなく、F2.8で少しソフトでF4~F11で最適な結果が得られる。

24mmの中央はF2.8からF11まで実用的だ。端は中央ほどではなく、F2.8で少しソフトでF4~F11で最適な結果が得られる。

28mmの中央はF2.8からF11まで実用的だ。端は中央ほどではなく、F2.8で少しソフトでF4~F11で最適な結果が得られる。

像面湾曲：

記載なし。

ボケ：

超広角ズームとしては魅力的なボケだ。

色収差：

非常にコントラストが高い領域でのみ発生する。

球面収差：

記載なし。

歪曲収差：

後処理が必要な目立つ歪曲収差が発生する。

周辺減光：

F2.8で目立つ周辺減光が発生する。

解消するには少なくとも3段絞る必要がある。

コマ収差：

記載なし。

逆光耐性：

F16-F22まで絞ると素敵な光条が発生する。

フード装着時でも太陽をフレームに入れるとフレアの影響を受けやすい。

作例集

総評

小型軽量ながら優れた画質を実現している、よくできた大口径ズームレンズだ。大きくて高価な14-24mm F2.8 DG DNや16-35mm F2.8 GMなどを選ぶ理由もあるが、実用的な代用品となるのは間違いない。

とのこと。
ContemporaryラインのF2.8ズームとしては「28-70mm F2.8 DG DN」「18-50mm F2.8 DC DN」に次いで3本目となるレンズですね。小型軽量ながら16mmの広い画角をカバーしており、タムロン「17-28mm F/2.8 Di III RXD」よりも広角ズームらしい使い方ができるレンズとなっています。わずか1mmの違いですが、広角レンズでは大きな差を感じることでしょう。

小型軽量ながら優れた解像性能を実現しているようです。フレーム端に向かって性能が少し低下するみたいですが、1段絞ると改善する模様。周辺減光なども考慮すると、少し絞って使ったほうが良いかもしれませんね。また、歪曲収差の補正をソフトウェアに依存しているため、ボディ側で補正しないRAWデータをパソコンで扱う場合は専用のプロファイルが必要となります。幸いにもAdobe Camera RAWでは2022年6月分のアップデートで対応しています。

シグマ16-28mm F2.8 DG DN｜Contemporary 最新情報まとめ

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