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タムロン20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 安くて寄れる20mmだが歪曲収差が大きすぎる【海外の評価】

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PhotographyBlogがタムロンのミラーレス用交換レンズ「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F050」のレビューを掲載しています。

Tamron 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2?Review

  • 重量220g、全長6.5cm未満と小型軽量な単焦点レンズだ。
  • APS-Cカメラで使用すると換算30mmの画角で利用できる。
  • 全体的にプラスチックの外装であるにも関わらず、ビルドクオリティはとても良好だ。
  • レンズに光学手ぶれ補正を備えていないので、ボディ側の手ぶれ補正に依存する。
  • OSD駆動はタムロンの主張だと静からしいのだが、我々の見解としてはかなり聞き取りやすい駆動音が発生する。動画には適していない。
  • オートフォーカスは魅力的とは言えず、特に低照度でオートフォーカスの駆動音が聞こえる。
  • 色収差は問題とならない。
  • 絞り開放で目立つ周辺減光が発生する。これを解消するにはF8以上まで絞る必要がある。
  • 歪曲収差は目立つ樽型収差なので、後処理かカメラ内補正を適用する必要がある。
  • 広角レンズとしてはボケが綺麗で滑らかだ。
  • シャープネス:
    ・中央はF2.8から優れており、F4~F11の絞り値では際立ったパフォーマンスとなる。
    ・フレーム端は中央ほど良好では無いものの、F5.6~F11でピークのパフォーマンスに到達する。

中央でシャープな画質となり、0.5倍マクロや防塵防滴仕様を備えた小型軽量な広角レンズだ。
残念ながら、24mm F2.8と同じくAFシステムはとても低速でノイズが多い。それにF2.8と明るくないレンズである。さらに未補正の歪曲収差は非常に大きく、周辺減光も目立つ。

とは言え、ソニー純正レンズに20mmの単焦点が存在せず、最短撮影距離「11cm」と最大撮影倍率「1:2」は検討する価値のあるスペックだ。

PhotographyBlog:Tamron 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2?Review

とのこと。
PhotographyBlogらしく、ざっくりとしたレビューですが、このレンズのユーザーとしては長所と短所に概ね同意。
フォーカスユニットは24mmや35mmと同じく妥協が必要なポイントであり、遅い・迷う・音がするの三拍子揃っています。特に接写時はピント移動距離が長いうえに画角変化が大きいのでイラっとすることも…。
歪曲収差も非常に大きく、未補正の場合は魚眼レンズに近い見た目となります。ボディ側でレンズ補正を適用すると気になりませんが、レンズプロファイルの無い現像ソフトでは手動による歪曲補正が必要となります。

逆に言うと、短所は上記2点のみであり、価格を考慮すると非常に良好な光学性能と防塵防滴仕様だと感じています。広角マクロに興味があったり、画質に関してコスパの良い20mm単焦点が欲しい場合には検討すべき価値のあるレンズです。

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