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Digital Camera Worldがタムロンのミラーレス用交換レンズ「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F053)」のレビューを掲載しています。
Tamron 35mm f/2.8 Di III OSD M1:2 review
- タムロンの同シリーズらしく最短撮影距離が非常に短く、0.5倍のマクロ撮影が可能だ。
- レンズ構成は8群9枚であり、20mm F2.8や24mm F2.8より1枚少ない。BBARコーティングやフッ素コーティングは同じ仕様だ。
- 外装は軽量で頑丈なプラスチック製だが、レンズマウントは金属製だ。マウント周囲は簡易防滴のためのシールが施されている。
- レンズフードはフジツボタイプのプラスチックフードが付属する。
- OSD駆動のオートフォーカスはほぼ無音で動作する。正確だが、高速では無い。
- フォーカスリングは滑らかに動作し、微調整が可能だ。
- シャープネスとコントラストはとても優れている。F16で回折の影響を受けるまで立派なパフォーマンスを維持している。
- ラボテストでもシャープネスはフレーム大部分で際立って良好だ。
- ボケは滑らかで心地よい描写だ。色収差は目に付かない。
- 逆光耐性はとても効果的だ。
- 歪曲収差は-1.08だ。ゼロ歪曲では無いが、20mmや24mmと比べるととても小さな数値である。
小型軽量なレンズでα7やα9とのバランスも良い。画質はとても優れており、高いシャープネスとコントラスト、色再現性と良好な色収差補正・歪曲収差補正・逆光耐性を備えている。
とても魅力的な価格の素晴らしいレンズである。
Digital Camera World:Tamron 35mm f/2.8 Di III OSD M1:2 review
とのこと。
光学性能の見解は基本的に同意見です。フレーム全域でとてもシャープ、そしてボケはとても滑らかです。この価格帯の35mmとしてはどちらも貴重な存在と感じるはず。さらに接写性能が高く、テーブルフォト程度の接写撮影ならば四隅までとてもシャープな画質を維持しているのは凄い。
歪曲収差も20mmや24mmと比べると光学補正が健闘している印象。
その一方、オートフォーカスの動作はレンズを実際に触って確認して欲しいと感じます。繰り出し式フォーカス機構のOSD駆動はバックラッシュの音が大きく、状況によっては目立ちます。さらに、フォーカスブリージングが強めに発生するので動画に適しているとは言えません。特にAF-Cを使うとかなり目障りと感じます。妥協できる人には妥協できる問題かと思いますが、用途によっては許容できない人もいるはず。
主に静止画向けレンズ(特に広角マクロ)と考えておいたほうが良いでしょう。
タムロン35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F053 交換レンズデータベース
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