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50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD これまでテストした中で最高のスーパーズームレンズ

Photographylifeが「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」ニコンZマウントのレビューを公開。完璧な性能ではないものの、高倍率ズームとしては優れた性能を発揮。24-200mm F4-6.3とよく似た画質が得られると評価。

2022年9月発売のタムロン製望遠ズーム(ニコンZマウントは2024年9月)。一般的な100-400mmと比べて広角側が50mmと短く、画角の広い標準域から400mmまで利用可能。望遠ズームとしては珍しい光学8倍を実現。シグマ「60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS」のようなズーム域ですが、比較して望遠側が短い代わりに携帯性が非常に良好。

ズーム両端のMTF曲線も悪くなく、さらに驚くほど高い接写性能を実現。価格はタムロンレンズとしては少し高めですが、レンズ一本で様々な画角に対応したい人にとっては面白い選択肢。Photographylifeのレビューは以下の通り。

Photographylife:Tamron 50-400mm f/4.5-6.3 Review

  • 外観:現代の望遠ズームレンズと同様のスタイルで設計。高品質なプラスチック構造を採用し、外部でズーム操作を行う仕様。大きなサイズに反して三脚座は付属せず、別途購入が必要。
  • 構造:外部ズームながらシングルバレル伸縮設計を採用。400mmで前面が大きく伸び、軽微な揺れが生じる場合がある。これは砂やほこりの影響でズームが硬化する可能性を示唆するが、耐候性は優れ、湿気の多い雨天条件でも問題なく動作。
  • 携帯性:重量は1155g(ソニーバージョン)または1180g(ニコンバージョン)。超望遠ズームレンズとしては軽量。
  • 操作性:豊富なコントロールを搭載。カスタム機能ボタン、カスタマイズ可能なスイッチ、USB-Cポートを装備し、タムロン Lens Utilityによる設定変更が可能。フォーカス距離保存機能など、レンズ操作性を高めるオプションが多い。
  • AF:ファームウェアアップデートでソニー製カメラでの120fps撮影に対応(連続AFは非対応)。高速かつ静音で動作し、暗所でも問題なく機能。近接撮影能力は優秀で、最大倍率0.5倍(50mm時)を達成する。
  • MF:記載なし。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能
    ・50mm:非常に高い解像度を維持し、絞り値全域で一貫性がある。
    ・200mm:50mmに比べて若干のシャープネス低下が見られるが、全体的に良好。
    ・300mm~400mm:中央の解像度は向上するが、四隅でやや弱まる傾向。
    ・200~400mmの範囲でも十分使用可能な解像性能を保持しており、ズームレンズとしての基準を上回る。非常に優秀な解像性能を発揮。
    ・ハイエンドレンズには一歩及ばない。
  • 像面湾曲:わずかに発生するが、実用には影響しない。
  • ボケ:心地よい描写で、特に前景では滑らか。背景や玉ボケも良好で、大きな欠点は見当たらない。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:50~70mmで補正が必要な場合があるが、135mm以上では低く、実用的。
  • 球面収差:焦点シフトはわずか。
  • 歪曲収差:ズーム全域で糸巻き型歪みが見られるが補正可能。
  • 周辺減光:最大1.5段の減光が50mmと400mmで発生。中間焦点距離や近接では改善。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレアやコントラスト低下が少なく、逆光でも優秀。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:8倍のズーム範囲をカバーする軽量なスーパーズーム。完璧な画質ではないが、標準から超望遠までを手軽に撮影可能。価格、重量、焦点距離、光学性能などの考慮事項のバランスが良好。汎用性の高いレンズとして優秀で、軽量な撮影システムを求める人に最適。これまでテストした中で最高のスーパーズームレンズ。
  • 備考:24-200mmとよく似た画質。

他のレビューサイトと同じく、全体的に肯定的な結論に至ったようです。ズーム全域で驚くほど安定した結果が得られる模様。色収差は良好に補正されていますが、後処理可能な歪曲収差や周辺減光は場合によって目立つかもしれません。携帯性の高い高倍率望遠ズームであることを考えると良好な性能と言えるでしょう。

私はソニーEマウント版をα7R Vと組み合わせて使用。
確かに便利なレンズで、400mmを使った野生動物や鳥の撮影から、50mmを使った風景写真まで利用することができます。解像性能も悪くなく、広角側のチャートテストで周辺部が低下する以外は均質性の高い性能が得られます。また、Photographylifeが言及しているように、ボケが思っていたよりも綺麗。高倍率ながらボケが滑らかで悪目立ちしない描写が得られます。社外製の400mmズームとしては少し高価ですが、個人的にはおススメの一本。

タムロン 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2022年9月22日 初値 148,500円
マウント E 最短撮影距離 0.25-1.5m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 1:2-1:4
焦点距離 50-400mm フィルター径 67mm
レンズ構成 18群24枚 手ぶれ補正 対応
開放絞り F4.5-6.3 テレコン -
最小絞り F22-32 コーティング BBAR-G2
絞り羽根 9枚円形絞り
サイズ・重量など
サイズ φ88.5×183.4mm 防塵防滴 対応
重量 1,155g AF VXD
その他 USB-Cポート・ズームロック
付属品
レンズフード

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