EOS HDがキヤノン「EOS R5」のオーバーヒート問題について続報を発信。とある方法で内部タイマーをリセットしながら動画を撮ると、バッテリーが空になるまでの計50分間も8K動画を撮影し続けることが出来た模様。
本当はエキサイティングな8Kカメラ
- キヤノンEOS R5でバッテリーが空になるまで、回復期間や過熱制限なしで8K動画を撮り続けることが出来た。その際の状況を動画で撮影し、EOS R5の制限が過熱ではなくファームウェアによる意図的な制限であることを明確に示した。
- 後ろからソニーα7R IVで撮影し、約17分間の3ブロックで51分の8K動画を撮影した。動画は完全ノーカットであり、唯一手を加えたのは17分の連続撮影時の早送りだけである。
- 連続撮影にあたり、私はカメラ内のタイマーを無効にするテクニックを使用している。
(訳注:前回の記事でバッテリードア内部のセンサーを強制的に動作させることで、タイマーをリセットする方法を紹介しています。)- 以下がテストの内容だ。
1:電源オン
2:バッテリースロットのドアを外す。電源スイッチはオンのままだが、カメラはシャットダウンする。
3:バッテリースロットの小さな穴にあるセンサーを尖ったもので動作させ固定する。するとカメラが再起動する。
4:8K DCI IPBでSDカードに出力設定する。
5:17分間の撮影開始。
6:録画中にバッテリーを引き抜く。
7:バッテリーを外した状態でSDカードをフォーマット済みのものに交換する。
8:バッテリーを戻すと電源が入り、過熱警告が消え、タイマーがリセットされる。
9:さらに17分間録画し続ける。- 基本的に、バッテリーが無くなるまで撮影し続けることが出来た。カメラを触っても熱くなく、MacBook Proよりずっとクールだ。
- 現在、キヤノンに状況を確認中だが、今のところ返信は無い。
- EOS R5には修正が必要だがエキサイティングな8K機能が搭載されている。キヤノンがこの状況を改善しない限り、私は主張し続けるだろう。
とのこと。
これで本当にカメラに負荷がかかっていないのか気になる所ですが、今のところAndrew Reid氏のEOS R5は無事のようですね。少なくともMacBook Proよりは冷たい模様。
8K RAW+CFexpressでどのような状態となるのか気になるものの、8K RAWの場合はそもそも長時間の連続撮影が難しそう。
動作に問題は無さそうですが、依然としてこのタイマーがどのような意図で組み込まれているのかは不明。CinemaEOSとの棲み分けなのか、信頼性(画質・耐久性)が得られる最大限の撮影時間を意識したのか、CFexpressの発熱を抑えるためなのか、それともただの調整不良なのか…。
さらに、タイマーでは無く、実際にサーモセンサー要素でカメラがシャットダウンするのかどうかも気になりますね。極度に熱い環境だとしても、タイマーのみの動作だとしたらシャットダウンまで時間がかかりそう。
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