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FE 14mm F1.8 GMはこのクラスで並外れた性能のレンズ

Optical Limitsがソニー「FE 14mm F1.8 GM」のレビューを公開。中央は絞り開放から息をのむほどシャープで、広角レンズとしてはボケも滑らかで綺麗と評価。汎用性が高く、おススメできる広角レンズとのこと。

Optical Limits:Sony FE 14mm f/1.8 GM (SEL14F18GM) - Review / Test Report

外観・構造:

  • ビルドクオリティはプログレードのレンズらしいものだ。
  • 外装の素材は軽量だが、防塵防滴仕様の頑丈な作りである。
  • このクラスとしては一般的な出目金レンズで、固定式の花形フードを備えている。
  • 円形フィルターには非対応だ。

携帯性:

  • 記載なし。

操作性:

  • クリックレスに対応した絞りリングを搭載している。
  • 側面には便利なAFLボタンを搭載している。

フォーカス:

  • XDリニアモーター駆動のAFは高速かつ静かに動作する。

手ぶれ補正:

  • 光学手ぶれ補正は搭載していない。

解像性能:

  • 4200万画素のセンサーを搭載するカメラでテストした。
  • 中央はF1.8から息をのむほど素晴らしいものだ。センサー性能を上回っている。
  • 中央周辺も非常に良好だが、周辺部はF1.8でパフォーマンスが大きく低下する。最良の結果を得るにはF5.6まで絞る必要がある。
  • 中央の解像性能が凄まじいので周辺部が平凡に見えてしまうかもしれない。
  • チャートテストの結果と比べて無限遠での撮影は周辺部や隅の性能が向上する可能性がある。

像面湾曲:

  • 中程度と目に付く収差が発生する。

ボケ:

  • 広角レンズのボケは騒がしくなる傾向があるが、このレンズは当てはまらない。
  • 後ボケは滑らかで玉ボケも良好だ。

色収差:

  • 倍率色収差は平均1.3pixelと適切に補正されている。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • このクラスのレンズとしては僅か1.5%と非常に小さい。
  • 残った収差も自動補正が可能だ。

周辺減光:

  • F1.8では-3.4EVと非常に重い光量落ちが発生する。
  • F2.8まで絞ると-2EVまで低減する。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • F5.6で光条が発生しはじめ、F8でより明瞭な光条が発生する。
  • 広角レンズとしては良好な逆光耐性で、ゴーストやフレアを良く抑えている。

作例集

総評

このカテゴリの中では並外れた性能のレンズだ。中央は息をのむほどシャープで、周辺部も非常に良好だ。当然ながら周辺減光が目立つので、自動補正を有効にしておくのがおススメだ。色収差は穏やかで、ボケは滑らかで綺麗である。さらにレンズは小型軽量で、ビルドクオリティは良好だ。防塵防滴仕様で堅牢なレンズは高速で静かなAFに対応している。

もしも超広角レンズが好きであれば、明るく汎用性が高いこのレンズが手ごろな価格で強くおススメできる。

とのこと。
フルサイズミラーレスでは珍しい14mm F1.8のAFレンズ。幅広い画角をF1.8と明るい開放F値でカバーしていますが、良好な解像性能や収差補正、滑らかなボケ、優れた逆光耐性を備えているとのこと。特に出目金レンズで逆光に強いのは魅力的ですねえ。ミラーレス専用設計ながら、歪曲収差を光学的に補正しているのもGood。実写サンプルを確認すると、ボケは確かに滑らかで綺麗に見えます。価格は他のGM単焦点レンズと同程度で、純正のハイグレードモデルとしては手ごろな価格を実現しているように見えます。比較的ニッチなレンズがこの価格で手に入るのは凄い。

ソニー「FE 14mm F1.8 GM」交換レンズデータベース

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