FE 24-50mm F2.8 G はズーム全域で良好な光学性能

Mobile01が「FE 24-50mm F2.8 G」のレビューを公開。ズーム全域で良好な解像性能やGMに匹敵するAF性能などを評価。また、強めに残存する歪曲収差やGM IIほどではない逆光耐性などを指摘。

Mobile01：Sony FE 24-50mm f/2.8 G 評測報告｜短小精悍、更有真本事！

外観：FE 20-70mm F4 Gに近い。花形フードが付属。タイではなくベトナム製。

構造：FE 20-70mm F4 Gに近い。防塵防滴。フッ素コーティング。マウントは金属製。

携帯性：手に取るとコンパクトさが際立つ。50mmで最も短く、24mmで最も長い。

操作性：クリックレスにも対応する絞りリング。

AF：2基のリニアモーター駆動。α9 IIIの120fpsに対応。

MF：フォーカスブリージング補正が可能。GMと同等の合焦速度。

マクロ：最大撮影倍率は0.3-0.33倍とシグマやタムロンより良好。

手ぶれ補正：非搭載。

解像性能：24mmはF2.8から中央・端ともに実用的。50mmもF2.8から中央・端ともに実用的。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：記載なし。

色収差：全体的に良好だが倍率色収差はズーム時に目立つ。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：補正を適用できないと顕著な樽型。

周辺減光：記載なし。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：ナノARコートII採用のGM IIには遠く及ばない。

光条：絞るとGMに匹敵する描写。

作例集：高解像データ多数

総評：Gシリーズのレンズだが侮れない光学性能のF2.8ズーム。6100万画素のRシリーズでも安心して使用できる。中望遠が不足する場合は85mm F1.8を併せて持ち出すのがおススメ。

競合について：ソニー純正の数ある選択肢やシグマ、タムロンなどライバルが多い。本レンズは何らかの手段でもう少し手ごろな価格になると良いが、残念ながらソニー台湾はキットレンズ化の計画がないとのこと。

備考：

とのこと。
非常にコンパクトながらF2.8の開放F値を実現している標準ズームレンズ。Gシリーズとしては初の大口径ズームレンズで、外装には最近の「G」らしく絞りリングやAFLボタンを搭載。フォーカス駆動にはリニアモーターを採用して電光石火のAFを実現しています。販売価格がタムロンやシグマと比べて倍近いのが悩ましいところですが、純正品らしく高速連写対応など互換性の高さが魅力的となりそう。フォーカスブリージング補正も利用可能。

気になるのは光学性能ですが、Mobile01によるとズーム全域で優れた解像性能を実現しているとのこと。多数ある高解像のサンプルを確認してみると、確かに高解像センサーでも良好な結果が得られているように見えます。

ただし、ボケは口径食の影響が強めで、状況によっては背景が少し騒がしく感じるかもしれません、F2.8ズームにボケ質を求めている人は他の選択肢も要検討なのかなと。F2.8を活かした小型軽量なハイスピードレンズとして購入するのが良さそう。と言っても、大部分のシーンでボケは問題ないようにも見えます。

競合製品として、タムロン「20-40mm F/2.8 Di III VXD」などが存在するものの、α1などの高速連写を利用したい場合は純正の本製品を検討したほうが良いでしょう。また、非積層型のミラーレスで利用する場合でも、フォーカスブリージング補正を利用する場合は要検討。

ソニー FE 24-50mm F2.8 G 最新情報まとめ

発売日：2024年5月17日
予約開始日：2024年2月29日(木)10時
希望小売価格：オープン
市場推定価格：税込18万円前後

FE 24-50mm F2.8 G
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