FE 85mm F1.4 GMは高価だがそれだけの価値がある解像性能とボケ

2022年4月21日

Digital Camera Worldがソニー「FE 85mm F1.4 GM」のレビューを公開。絞り開放は少しソフトながら、ボケはとても柔らかく美しいとのこと。少し絞れば解像性能はぐんと伸びるみたいですね。

Digital Camera World：Sony FE 85mm f1.4 GM review

外観・構造：

トップクラスのG Masterレンズらしく、完璧な仕上げになっている。

耐候性にも優れている。

携帯性：

記載なし。

操作性：

カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンを搭載している。

動画撮影時にスムーズな絞りの切り替えを可能にする「デクリック」オプション付きの絞りリングなど、ハイテク機能が充実している。

フォーカス：

リニアSSM方式による高速かつ静粛なAFだ。

電子連動式マニュアルフォーカスリングは滑らかな操作性である。

手ぶれ補正：

記載なし。

解像性能：

F1.4の開放撮影時のみシャープネスが低下するものの、それでも非常に良好なレベルだ。少し絞ると、まさに驚異的な結果となる。

像面湾曲：

記載なし。

ボケ：

11枚羽根の絞りの採用により、絞り込んでも極めて良好な開放F値を維持する。ボケ味は素晴らしく滑らかだ。

色収差：

倍率色収差はフレームの極端な隅々まで、絞り全域で無視できるほど小さく、軸上色収差も非常にわずかである。

球面収差：

記載なし。

歪曲収差：

糸巻き型の歪みはあるが、非常に小さく、カメラ内で補正が可能である。

周辺減光：

記載なし。

コマ収差：

記載なし。

逆光耐性：

ナノARコーティングはゴーストとフレアを最小限に抑えるのにとても効果的だ。

総評

フルサイズのポートレート撮影に適した条件をすべて備えている。被写体を背景から分離するのに適しており、11枚羽根の絞りのおかげで、ボケ質はとても柔らかく、夢のように美しい。非常に高価なレンズであることは間違いないが、その性能はコストを補って余りあるものだ。

長所：
・驚異的な画質
・ハイエンドな操作性
・最高品質の構造

短所：
・かなり重量がある
・購入価格が高い

とのこと。
2016年に登場したG Masterシリーズ初となる単焦点レンズですね。比較的古い光学設計・アクチュエーターを使用しているものの、良好な解像性能や特に滑らかなボケが高く評価されています。競合レンズが複数登場している2022年現在でも競争力のある大口径ポートレートレンズと言えるでしょう。ちなみに、私も85mm F1.4 GMの描写は魅力的に見え、いつか使ってみたいレンズの一つ。

Digital Camera Worldも総合スコアで5点満点と高く評価しています。やはり柔らかく滑らかなボケが魅力的で、絞った際の解像性能も良好である模様。色収差の評価はレビューサイトによって様々で、DCWでは良好な補正状態と言及していますが、どちらかと言えばF1.4時の軸上色収差を指摘する声のほうが多いです。これは実写作例やユーザー投稿などを確認して、自身の使い方で問題ないかどうか、チェックしておくのがおススメ。

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