Sony Alpha BlogがVenus Optics「Laowa 15mm f / 2 FE Zero-D」のレビューを掲載しています。
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Laowaは特殊で優れたレンズを造り続けている。マニュアルフォーカスレンズの使い方を把握し、周辺減光や色収差の後処理方法を準備しておくべきだろう。
一度使い方をマスターしてしまえば、あとは中毒性のある楽しみが待っている。加えて15mmの画角で72mmの円形フィルターを使うことが出来るのだ。
このレンズの長所
- 全て金属製の鏡筒
- 最短撮影距離15?・最大撮影倍率 ×0.25の接写性能
- 大口径 F2
- 歪曲収差がとても小さい
- 1?2段絞ると良好なシャープネス
このレンズの短所
- 電子接点なしのフルマニュアルレンズ
- 色収差が存在するのため修正が必要
- 目立つ周辺減光
- 絞り解放の描写はフレーム全体で一貫性がない
- 天体撮影ではコマ収差が発生する
- 価格
- 非防塵防滴仕様
とのこと。
ePHOTOzineのレビューでは2400万画素のα7を使用し周辺解像まで問題ありませんでした。しかし、4200万画素のα7R IIでは周辺解像や色収差による影響が大きくなるようですね。
とは言え、15mm画角の大口径レンズとしては比較的安価で、72mmの円形フィルターを装着出来る点は魅力的ですね。
カテゴリ別の評価
- Laowaは長年に渡りビルドクオリティの改善を続けている。この15mm F2も例外ではなく、12mm F2.8のように総金属製である。
- 鏡筒には特徴である青ラインや過焦点距離などが刻印されている。”Entrance pupil(入射瞳)”など余分な情報を示すものが多い。
- とてもコンパクトでカメラバッグに収納しやすい。サイズは小さいが重量は500gと重く、密度が高いレンズだ。α7との組み合わせではバランスが取れている。
- フォーカスリングは良く湿らされており操作は簡単だ。しかし、接写性能に対して回転角が90度と小さい。
- 絞りリングはデクリック機構を備えているので動画撮影に適している。
- 電子接点が存在しないため、AFはもちろんのこと、カメラ側の絞り操作やレンズ情報の伝達も行われない。
- ソニーαはフォーカスピーキングを備えているので広角レンズでもMFは簡単だ。最も重要なことは絞り開放F2に設定してからフォーカシングを行うことだ。
- 手振れ補正を搭載するカメラならば焦点距離を手動で入力して補正効果を得ることが可能である。
- レンズフードの脱着とレンズキャップは干渉してしまう。
- このレンズは防塵防滴仕様では無い。寒冷地で撮影するとレンズ内部に結露が発生した。
- シャープネス:
中央:F2で良好、F5.6でとても良好となり、F8-F11で優れている。F16で回折の影響を受けている。
四隅:F2はソフトで、F2.8で並となり、F4で良好、F5.6でとても良好、F8-F11で優れた性能を発揮する。 - シャープネスは絞り開放の四隅でとても甘いため、F8近くまで絞る必要がある。
- 周辺減光は目立つため後処理の必要がある。
- 色収差は全ての絞り値で存在するため後処理が必要である。
- 歪曲収差はとても小さい。
- このレンズの接写性能は本当に魅力的だ。
- 天体写真、特に天の川のように広角を必要とする被写体ならばこのレンズはうってつけである。周辺減光やコマ収差は気になるポイントだ。
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