Xitekが「LAOWA 85mm f/5.6 2x Ultra Macro APO」のレビューを公開。小型軽量・コストパフォーマンス良好な2倍マクロレンズで、実写作例を見る限り解像性能や収差補正を期待できそうですね。ただし、逆光耐性は低い模様。
Xitek:?迎来到微?世界??老蛙Mini FFII 85mm F5.6 Macro 2:1微距???用?告
外観・構造:
- 外装は総金属製の良好な仕上がりだ。
- レンズは15枚構成で3枚のEDレンズを使用している。
携帯性:
- サイズは53×78mm、重量は252gと小型軽量なミラーレス向けのコンパクトデザインだ。
- フィルター径は46mmだ。
- ニコンZ 5との組み合わせでバランスが取れている。
操作性:
- レンズ先端に絞りリングを搭載し、中央にフォーカスリングを搭載している。
オートフォーカス:
- 記載なし。
マニュアルフォーカス:
- 2倍マクロに対応している。被写体をよりクローズアップすることが可能だ。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- マクロ撮影ではF5.6で僅かに中央解像が悪化する。F8まで絞るとシャープネスが向上する。
- 2倍マクロ時に最適な絞り値はF8~F11だ。F16まで絞るとシャープネスが低下する。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 記載なし。
色収差:
- 全体的に色収差補正はとても良好だ。
- F5.6で軸上色収差が僅かに発生する。
- F8まで絞ると色収差は抑えられる。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 極僅かな糸巻き型だ。
周辺減光:
- 非常に優れた耐性を見せる。
- F5.6でわずかな光量落ちのみだ。
- F11まで絞ると解消する。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- 逆光時は目立つフレアとゴーストが発生する。
- F5.6でフレアは目立ち、絞ると光条が発生して、ゴーストは比較的弱くなる。
総評
その絶妙なレンズスタイルと相まってコストパフォーマンスが高く、撮影しやすい魅力的なマニュアルレンズだ。ミラーレスカメラと組み合わせて手軽に2倍マクロの世界を楽しむことが出来る。
とのこと。
499ドルと手ごろな価格で、小型軽量な2倍マクロレンズですね。Venus Opticsはこれまでに一眼レフ用の中望遠マクロレンズをラインアップしていますが(LAOWA 100mm F2.8 Ultra-Macro APO)、フルサイズミラーレス用のマクロレンズはこれが初めてですね。レンズ構成にはEDレンズ3枚を使用したアポクロマート設計となっている模様。色収差補正は完璧と言えないまでも、良好な補正状態を実現しているようです。
実写作例を見る限り、マクロ時の解像性能や色収差補正は優れているように見えます。歪曲収差や周辺減光の影響も少なく使いやすそうですね。逆光耐性が低いのは今後の課題。LAOWAは以前から逆光耐性が高くないので、そろそろブレイクスルーが欲しいところ。
国内での取り扱い開始時期は今のところ不明。しかし、サイトロンジャパンの中の人が対応を予定していると言及しています。そのうち発売されそうです。
LAOWA 85mm f/5.6 2x Ultra Macro APO 最新情報まとめ
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