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Kolarivisonがニコン「Z 9」の分解レビューを公開

Kolarivisonがニコン「Z 9」の分解レビューを公開。手ぶれ補正にはロック構造が組み込まれており、センサーユニットとしては非常に大きいと言及。また、ポート類は破損すると修理が難しい模様。

Kolarivison:NIKON Z9 DISASSEMBLY & TEARDOWN

  • シャッター枠について、非磁性体のプラスチック素材を使用しており、おそらく重量を抑えるためと思われる。そのため、当社のニコンZマウント用クリップインフィルターを使用するためには、マグマウントが必要になる。
  • レンズリングを取り付けるネジは、これまで見てきたように、ニコンは4本で、キヤノンの5本、ソニーの6本(A7&A7?は4本でしたが、第3世代で6本に増えました)と比べて少ない方だ。
  • さらに、キヤノンやソニーのミラーレスなど一部のカメラでは、下部マウントとリングの間にもう一重の接続部があり、ボディの前面パネルの下に収まっている。
  • 一方、ニコンはリングをフレームに直接ネジ止めしている。組み立てや修理の際のアクセスは容易だが耐久性に欠ける。特にZ 9は、過酷な条件下での作業や大きく重いレンズを使用するプロフェッショナルのために販売されており、その価格を考えると、マウントに何の補強も加えられていないのは残念だ。
  • セキュリティの強化として特筆すべきは、底面角のケンジントンロックで、ノートPCのロックケーブルが収まるようになっている。デッドスペースを埋めるには良い方法だが、実用的とは思えない。
  • 底面プレートは、底面の接合金具として機能すると同時に、三脚ネジ穴を固定しているようだ。
  • 基盤から上部へ伸びるリボンケーブルは非常に大きい。あのパネルにあるボタンや接続部の数を考えれば、このくらい必要なのだろう。
  • マザーボードはEXPEED 7プロセッサーの周りにヒートシンクフレームを設計し、外装に熱を導きながら外部に排出するようだ。よりミニマルなデザインで、他のコネクターから離してオープンにして、熱をうまく誘導するしている。
  • センサーのネジにアクセスするための穴も追加されている。このネジを締めるか緩めるかで、センサーの位置を調整し、キャリブレーションすることが可能だ。
  • バッテリーと基板の接続部分が非常にアクセスしやすくなっている。この部分の修理が非常に容易になるだろう。
  • Z7 IIと同じように、カードリーダーを基板の反対側に配置することにした。
  • 全てのポートははんだ付けされている。ほとんどのポートを着脱可能なフレックスケーブルで接続しているα1と比べると修理が難しい。
  • 基板の下には、もう一枚のヒートシンクフレームがある。
  • センサー自体は一般的なフルサイズだが、ボディ内手ぶれ補正やその他のパーツでユニットはかなり大きくなっている。
  • Z 9の手ぶれ補正の面白いところは、未使用時にロックされているので破損の心配が少ないことだ。一般的にはロックされない。

Z 9は、これまでのニコンのデジタル一眼レフカメラで見てきたクラシックな機能と、これまでにない新しいイノベーションが融合されたカメラだ。もしあなたが一眼レフカメラを使っていて、バッテリーの寿命やEVFの遅れを気にしてミラーレス一眼カメラを控えている、あるいはカメラが小型軽量であることが好きではないのなら、Z 9はあなたが待ち望んでいたミラーレス一眼カメラと言える。

とのこと。
グリップ一体型の大きなカメラですが、それを活かしてセンサーやプロセッサの熱を効果的に分散したり、堅牢な構造のボディ内手ぶれ補正を実現しているようです。シャッターユニットがないぶん、他のカメラよりも部品が少ないように見えますね。部分的に修理も簡単なデザインとなっているものの、ポート類は基盤にはんだ付けされているために少し手間がかかる模様。HDMIやUSB-Cなど、使用頻度が高いポートでは取り扱いに注意が必要かもしれません。防塵防滴について言及していませんが、掲載している写真を見る限りではしっかりとデザインされているように見えます。

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