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NOKTON 50mm F1.2 Asphericalは絞ると記録的な解像性能を発揮する

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LenstipがコシナのソニーEマウント用交換レンズ「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical E-mount」のレビューを掲載しています。比較的小さな大口径レンズですが、絞ると65mm F2 ASPHを上回る新記録を叩き出すようですね。

  • フルサイズ用の大口径50mmとしては間違いなくコンパクトで軽量なレンズだ。フィルター径は最も小さい。ライカNoctiluxと並び光学的にもシンプルである。
  • 直径25mmの後玉は無限遠で最もレンズマウントに近づき、最短撮影距離では前方へ10mm移動する。
  • レンズ外装は金属製だ。レンズマウント直後にはF4~F22まで印字された被写界深度指標を表示している。
  • レンズは日本製だ。
  • 幅29mmのMFリングはとても滑らかに動作する。ストロークはおよそ140度だ。このような開放F値のレンズとしては中程度の数値である。
  • 絞りリングは1/3段ごとに動作する。
  • 前玉は直径43mmだ。周囲のフィルターソケットは58mmでフォーカシングによって回転することは無い。
  • MF操作によって内筒が前方へ移動、最大で約10mm伸びる。
  • レンズ構成は6群8枚、うち2枚は非球面レンズ、1枚は異常部分分散レンズを採用している。
  • 絞り羽根は12枚と印象的だ。
  • 解像度
    ・α7R IIのRAWを測定している。
    ・良像の基準値は約39~41lpmm、最高の単焦点レンズで70lpmmを超えることがある。今のところAF85mm F1.4(76.5lpmm)、65mm F2 ASPH(78.5lpmm)が最高パフォーマンスだ。
    ・このような面白いテスト結果は久しぶりだ。
    ・フレーム中央のF1.2~F1.4は滲んで使い勝手が良いと言えないが、F1.6付近でとてもキチンとした画質となり、F2で良好、F2.8で優れた性能となり、F4でずば抜けた性能まで向上する。この時の数値は78.6lpmmとなり新記録だ。
    ・絞り開放のシャープネスに不満を言う人もいるだろうが、少し絞れば良好な画質となる。
    ・APS-Cフレームはフレーム中央と劇的な性能差は無い。このため非難すべき点は存在しない。F2以降の絞り値では本当に良好で、F5.6以降で優れた結果を得ることが出来る。
    ・批判する点があるとすれば、F4まで絞らないと良像とならないフレーム端の画質だろう。標準レンズとして良質とは言い難いものの、レンズの口径やサイズは考慮すべきだ。
  • 軸上色収差の問題は無い。
  • 倍率色収差は絞り値全域で0.01~0.02%の無視できる数値を維持している。この補正結果は称賛すべきものだ。
  • 球面収差の補正は完璧と言えないが、残存収差は軽微で強く批判すべき問題では無い。
  • 歪曲収差は見事な補正状態だ。フルサイズでも+0.29%と全く気にならない数値である。拍手喝采!
  • シンプル大口径50mmと言うこともあり、コマ収差補正はかなり厳しい。APS-C領域は問題無いが、フルサイズ四隅は深刻な影響が発生する。さらに1段絞ってもコマ収差は目立っている。
  • 非点収差の平均値は14%だ。中程度の数値だが、画質低下に影響していると思われる。
  • ボケは均質的で見栄えが良い。縁取りは弱く、絞った際に目に付く。口径食は開放から1段絞ったところまで絵に付くが、その後は問題が無い。
  • 周辺減光はF1.2で-3.62EVと非常に強い。F2でも-1.92EVと目立っている。残念ながら絞っても解消はしない。
  • 逆光耐性は中程度だ。絞り開放付近で撮影するときちんとした逆光耐性に見えるが、大きく絞るとゴーストやフレアが顕著に増加する。
  • MFリングは適切なストロークがあるものの、F1.2と組み合わせた時は180度くらいのストロークが欲しかった。被写界深度指標はF4以降しか表示が無いので、より明るい領域の指標があると良かった。

長所:頑丈で中程度のサイズの金属鏡筒・新記録となる絞った時の中央画質・きちんとしたAPS-C領域の画質・僅かな軸上色収差・無視できる倍率色収差・優れた歪曲収差補正

短所:F1.2~F1.4におけるフレーム全体の画質・フルサイズ端の解像性能は物足りない・周辺減光が強い・目立つコマ収差

テスト結果の評価は真っ二つとなることだろう。複雑な光学設計の50mm F1.4に慣れていると、このレンズの結果にはガッカリするかもしれない。しかし、現実を知っていると遥かに肯定的な一面に気が付くだろう。F1.2と優れたF値を備えつつ、古いダブルガウスレンズと遜色無い小型レンズだ。そしてF1.6以降で性能が向上し、F2.8-F8で記録的な解像性能を発揮する。

ビルドクオリティに弱点は存在しない。MFレンズだが、電子接点と12枚の非常に多い絞り羽根を備えてレンズの良さを補完している。

問題は価格設定だが、フルサイズのF1.2レンズが決して安くならないことを考えると、950ドルの値付けはそれほど悪く見えないように思える。正直に言うともう少し安いと良かったが、このような選択肢が存在するのは嬉しいことだ。

Lenstip:Voigtlander Nokton 50 mm f/1.2 Aspherical

とのこと。
絞り開放こそかなり甘い描写ですが、大きく絞ると「あの」APO 65mm F2 ASPHをも僅かに上回る中央解像性能を発揮する模様。開けてふんわり、絞ってシャープを体現している面白いレンズのようです。

絞り開放の解像性能やコマ収差、そして周辺減光の傾向を考慮すると夜景や天体撮影に最適なレンズとは言い難いですが、12本の絞り羽根を絞って撮影する夜景は楽しそうですねえ。

MFレンズとしてはやや高価な値付けですが、同じ光学設計で静止画に特化した廉価モデル「Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical SE」が登場しています。動画撮影で使わないのであれば、SE版を検討していると良いでしょう。より光学性能を追求したレンズを探しているのであれば「Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount」が最適と言えるでしょう。

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