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RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM は魚眼レベルの歪曲収差が残っている

PCmagがキヤノン「RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM」のレビューを公開。広角側は魚眼レベルの樽型歪曲が残っているとしつつ、手ごろな価格や手振れ補正の搭載、良好な解像性能を評価しています。

PCmag:Canon RF 15-30mm F4.5-6.3 IS STM Review

  • 外観:フィルターは67mmで24-105 STMと同じ。フードは別売り。全体的にレイアウトが良好。
  • 構造:鏡筒はポリカーボネート製。
  • 携帯性
  • 操作性:フォーカス/コントロールは兼用で、滑らかに回転。AF/MFを切り替えるスイッチがあると良かった。
  • AF:フォーカスブリージングがほとんどない。
  • MF:MF時に最短撮影距離が短くなる。
  • 手ぶれ補正:1/2秒の撮影でも安定する。
  • 解像性能:R5と組み合わせても(Lシリーズほどではないが)優れた結果。絞り開放付近はフレーム端や隅が低下。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:開放F値が大きいのでボケを作りにくい。
  • 軸上色収差:目立たない。
  • 倍率色収差:目立たない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:魚眼レベルの樽型歪曲が残っている。補正必須。
  • 周辺減光:補正をオフにすると減光が強い。補正オフはおすすめできない。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:絞るとフレアが顕著。
  • 光条:Lシリーズほどシャープにならない。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:手振れ補正を搭載しつつ、シャープな結果を得ることが出来る手ごろな価格の広角ズームレンズ。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
フルサイズ対応のミラーレスシステムでは珍しいF値変動タイプの広角ズームレンズですね。開放F値はF2.8やF4のズームレンズと比べて暗いものの、手ごろな価格で小型軽量なレンズサイズを実現しています。PCmagのレビューによると、Lシリーズのレンズほどではないものの良好な解像性能を実現している模様。小型軽量な広角ズームとしては立派な性能と言えそうです。ただし、歪曲収差のソフト補正は必須。逆光耐性や光条もLシリーズと比べると見劣りするようです。

私もEOS R5と組み合わせて楽しんでいます。体感として、周辺部に向かってパフォーマンスが少し低下するのは否めませんが、細かいことを気にせず広角ズームを楽しみたいのであれば面白い選択肢になると思います。少なくとも中央と広い範囲はシャープなレンズで間違いないはず。広角15mmをカバーしつつ、フィルター径が67mmと小さいのもGood。

キヤノン RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2022年 8月26日 初値 ?77,220
マウント RF 最短撮影距離 0.28m AF
0.128m MF
フォーマット 35mm 最大撮影倍率 0.52倍
焦点距離 15-30mm フィルター径 67mm
レンズ構成 11群13枚 手ぶれ補正 5.5段分
開放絞り F4.5-6.3 テレコン -
最小絞り F22-32 コーティング SSC
絞り羽根 7枚
サイズ・重量など
サイズ φ76.6×88.4mm 防塵防滴 -
重量 390g AF STM
その他
付属品
レンズキャップ

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