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キヤノン RF16mm F2.8 STMがDXOMARKで高い評価を獲得

DXOMARKがキヤノン「RF16mm F2.8 STM」のレビューを公開。歪曲収差や色収差は補正必須となっていますが、解像性能や透過率かなり良好らしく、DXOMARKスコアは非常に高くなっています。

DXOMARK:Canon RF 16mm F2.8 STM Lens test

DXO 解像 透過
RF16mm F2.8 R5 30 26 3.1
14mm F2.8 IF 5Ds R 31 18 3.3
2.8/15 ZE 5Ds R 30 26 3.1
EF14mm F2.8 II 5Ds R 26 19 3.3

RF16mm F2.8 STMを4500万画素のEOS R5でテストしたところ、DXOMARKスコア30ポイントを達成した。これは超広角レンズとしては良いスコアで、このレンジでテストした中ではベストの部類に入る。

この新しいレンズは、手頃な価格のモデルとして宣伝されているが、実際には、特にF2.8の開放とF4の中央で非常に優れたシャープネスだ。絞ると中央部で比較的高いシャープネスを維持するが、周辺部から四隅にかけては性能が落ちる。透過率も見どころだ。T3.1という効率的な数値を示している。これはF2.8開放からわずか-0.3EVの差だ。

その一方で、周辺減光(ピークで-3.8EV)、樽型歪曲(測定値4.7%)、色収差(平均27μm)は、補正プロファイルを適用しない状態ですべて高い値である。
しかし全体として、RF16mm F2.8は、特に価格とコンパクトサイズを考えると、良いパフォーマンスだ。

今回はサムヤン「14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical(5Ds R)」とツアイス「Distagon T* 15mm F2.8 ZE(5Ds R)」と比較した。

シャープネス

  • RF16mmF2.8は、シャープネス(鋭さ)テストにおいて、特に優れた性能を発揮。F2.8で中心部のシャープネスが非常によく、隅に向かって徐々に低下する。F4でも同様に中央部のシャープネスが高く、周辺部や四隅は若干向上する。
  • RF16mmのF4は像高6~8割の位置でわずかに非点収差のような挙動が見られる。その後、F5.6以降では、絞るにつれて周辺部のシャープネスレベルが低下していく。
  • より高価なツァイスはF2.8-4以上で、若干顕著な非点収差的な特性も含めて、キヤノンと非常によく似た性能だ。F5.6以降は、キヤノンよりもごくわずかに端のシャープネスが向上している。
  • サムヤンは、F5.6まで絞るまではキヤノンやツァイスのシャープネスには及ばないが、F8では全体的にとても良い均一性だ。

色収差

  • 補正をオフにするとキヤノンの倍率色収差は非常に高く、すべての絞りで25μmを超える。
  • ツァイスとサムヤンはどちらも埋め込みプロファイルがないものの、どちらもよく補正されている。

歪曲収差

  • 補正なしの場合は-4.7%と非常に高いレベルの樽形歪曲だ。
  • プロファイルを適用した場合、RAWファイルやJPEGファイルはほとんど十分に補正されるだろう。
  • 最終的な画質は変換ソフトウェアの効果に大きく依存する。
  • ツァイスは3本のレンズの中で最も光学的に補正されている。期待通りの性能だ。(-0.5%)
  • サムヤンは-1.6%とかなり高いレベルの樽型歪曲だ。

周辺減光

  • 未補正の周辺減光は絞り開放で-3.8EVと非常に高い。
  • 絞り込んでも周辺減光は強い。
  • ツアイスは絞ると周辺減光が弱くなる。高級レンズに期待される結果だ。

透過率

  • 内蔵プロファイルに影響されない分野の一つであり、良いパフォーマンスを示している。
  • ツァイスと同じ3.1 T-stopの測定値となり、F-stopに対して-0.3EVの差だ。
  • サムヤンの測定値は3.5T-stopで、これは公表されているF-stop(F2.8)に対して-0.5EVの差となる。

結論

キヤノンはRFマウントで革新的なレンズを探求し続けている。光学的な複雑さを軽減し、それによってサイズ、重量、コストを削減するために、レンズ補正プロファイルを活用するのは非常に理にかなっている。ソフトウェア補正を考慮しなくても、DXOMARKレンズテストでは、特定の重要な分野で非常に優れた性能を発揮している。そして価格はツアイスの1/8、サムヤンと同価格帯であり、非常に魅力的な選択肢だ。

とのこと。
フルサイズ対応の16mmレンズとしては驚くほどコンパクトなレンズ。そして純正の広角レンズとしては驚くほど低価格に抑えられています。にも関わらず、DXOMARKでは高いスコアを記録し、コストパフォーマンスの高いレンズに仕上がっている模様。プロファイル補正が加味されないDXOMARKのベンチマークテストで良好な結果が得られるのは驚きですねえ。

注意点として、最近のDXOMARKはスマートフォンの評価テストが主流となってきており、レンズテストには積極的ではありません。「FE 14mm F1.8 GM」「14mm F1.8 DG HSM」「AF 14mm F2.8 FE/RF」などはデータベースに含まれていません。
とは言ったものの、キヤノンEF・RFレンズに限って言えば、RF16mm F2.8貴重な超広角単焦点レンズであり、補正込みで使えば光学性能も良好なレンズと言えそうです。

私もEOS R5と組み合わせて使用していますが、確かに価格とサイズを考慮すると良好なパフォーマンスと感じています。広角レンズとしては携帯性が良いので、気兼ねなく持ち運ぶことが出来るのもGood。撮影後にRAW現像で恐ろしいほどの歪曲収差を目の当たりにしますが、Lightroomでは既にレンズプロファイルを利用でき、ボタン一発で補正することが可能。風景など歪曲が気にならないシーンではそのまま使う(通常よりも広い画角で)ことも出来ます。

キヤノン RF16mm F2.8 STM 交換レンズデータベース

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