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RF24mm F1.8 MACRO IS STM 長所は多いが欠点も多い

Phootgraphylifeがキヤノン「RF24mm F1.8 MACRO IS STM」のレビューを公開。小型軽量で個性的な24mmと評価しつつ、コマ収差や隅の解像性能、防塵防滴非対応など欠点も多いと指摘。

Phootgraphylife:Canon RF 24mm f/1.8 Macro IS STM Review

  • 外観:プラスチック外装だが質感はLレンズと同等。フードが別売り。
  • 構造:防塵防滴には非対応。フッ素コーティング非対応。
  • 携帯性:フォーカシングで内筒が伸びる。
  • 操作性:AF/MFスイッチ・手振れ補正スイッチ・コントロールリングを搭載。手ごろな価格だが豊富なコントロール。できればフォーカスリミッターが欲しかった。
  • AF:RF35mmよりも良好。厳しい条件でも一貫した動作。
  • MF:記載なし。
  • マクロ:0.5倍のハーフマクロ。
  • 手ぶれ補正:効果的で貴重な選択肢。1/8秒の手持ち撮影が可能。
  • 解像性能
    ・中央:F1.8から非常にシャープ。絞ると過去最高。
    ・隅:F1.8は非常に低い。F4まで絞ると急上昇。
  • 像面湾曲:比較的目立つ。
  • ボケ:24mmとは思えない心地よいボケ。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:良好な補正状態。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:-7.47%の樽型で補正は必須。
  • 周辺減光:目立つが絞るとかなり良くなる。歪曲補正をオフにすると隅がほぼ真っ黒。無限遠で特に酷い。F2.8-4で急速に改善。
  • コマ収差:F1.8で目立つ。F2.8まで絞ると非常に良好。
  • 逆光耐性:適度なフレア。
  • 光条:F22に近づくと素晴らしい描写。
  • 作例集:リサイズ多め。
  • 総評:長所は多いが欠点も多い。価格は高くも安くもない。個性的だが好みは分かれる。
  • 競合について:競合製品がない。早急にプログレードの24mmが欲しい。
  • 備考

とのこと。
RF35mm F1.8」「RF85mm F2」に続く、コンパクトでハーフマクロに対応する単焦点レンズですね。RF35mmと比べると価格が高く、売り出し価格は9万円に近い高価なレンズとなっています。他社では防塵防滴やレンズフードを付属するような価格帯にも関わらず、非Lレンズらしく両方が付属していないのは残念と感じるかもしれません。

また、繰り出し式のSTM駆動のフォーカスや光学的に目立つ歪曲収差などは好みがわかれそう。それでも「24mm F1.8」としてはコンパクトなレンズに仕上がっており、携帯性の高い広角単焦点を探しているのであれば面白い選択肢。

私も発売日に入手してEOS R5やR10と組み合わせて楽しんでいます。
極上のレンズとは言えないものの、手ぶれ補正やハーフマクロに対応した小型軽量な広角レンズで、カメラやセンサーサイズを選ばずに使いやすいのが特徴。光学性能も悪くなく、絞ればフレーム全体でシャープな結果を得られ、接写時はボケもまずまず綺麗に見えます。Photographylifeの指摘通り、コマ収差の影響が強く、F1.8を使った夜景や星空には不適。その辺りは今後登場するであろう大口径Lレンズを待つ必要が有りそうです。

ただ、中央はF1.8から確かにシャープであるため、EOS R10などAPS-Cと組み合わせるのもおススメです。APS-C用として買うには高価ですが……。

キヤノン RF24mm F1.8 MACRO IS STM 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2022年 8月26日 初値 ?87,120
マウント RF 最短撮影距離 0.14m
フォーマット 35mm 最大撮影倍率 0.5倍
焦点距離 24mm フィルター径 52mm
レンズ構成 9群11枚 手ぶれ補正 5段分
開放絞り F1.8 テレコン -
最小絞り F22 コーティング SSC
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ74.4×63.1mm 防塵防滴 -
重量 270g AF STM
その他
付属品
レンズキャップ

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