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ニコン Z 9はこれまでテストした中では最も完成度が高いカメラ

DPReviewがニコン「Z 9」のレビューを公開。ミラーレスとしては大きく重いカメラながら、一眼レフライクな操作性を備え、驚異的なAFやファインダー、動画機能を評価し「これまでテストした中で最も完成度が高いカメラ」と言及しています。

DPReview:Nikon Z9 review: a DSLR-like stills/video monster

AF

  • 被写体追従モードは感銘を受けた。
  • ダイナミックエリアAFは一眼レフと全く同じように機能する。
  • さらに一眼レフよりも広いエリアでAFが可能となった。
  • 将来的にコンシューマー向けのモデルにも3Dトラッキングが実装されることを願う。
  • セットアップの必要性は最小限に抑え、結果を出せるカメラとなっている。

動画

  • グレーディングの必要が無い場合はMP4やMOVの8bitを使うことができ、グレーディングが必要な場合はN-Logの10bit H.265やProRes422HQを利用可能だ。
  • 10bit Logは内部収録が可能で、外部レコーダーは不要である。
  • さらに内部収録のRAW動画を撮影可能だ。独自のN-RAWは8.3K 60pに対応している。(DaVinciResolveとEdiusが対応)
  • FinalCut ProやPremiere、AvidユーザーはProResRAWの4.1K 120pまでを利用できる。(訳注:4.1K 120p RAWはN-RAWのはず)
  • 動画AFが飛躍的な進化を遂げている。インターフェースは静止画とほぼ同じだ。競合のように(訳注:ソニー?)トラッキングでモニタをタッチする必要は無い。
  • 我々が期待する以上のAF性能であり、ソニーα1やキヤノンEOS R3よりも一貫性の高いAFとインターフェースがお気に入りだ。
  • 8Kのディテールはソニーα1よりもかなりシャープである。オーバーサンプリング4Kモードも遥かに良好だ。
  • 4K 120pはオーバーサンプリングでは無くなるので、α1と同等の画質となる。

総評

Z 9はニコン初のプロフェッショナルミラーレスカメラだ。その結果、我々がこれまで使ってきたミラーレスカメラの中で、最もデジタル一眼レフカメラらしいカメラに仕上がっている。

カメラの形状やレイアウトは、D6ユーザーにはすぐに馴染むし、メニューシステムもそうだ。しかし最も印象的なのは、Z 9が一眼レフのように感じられるということだ。AFシステムの操作や見た目は、D6とほとんど同じだ。人工的なシャッター音は、効果音であることを忘れてしまうほど説得力がある。リフレッシュレート120fpsモード(訳注:FW Ver2.00)が追加される前から、Z 9のファインダーは驚くほどレスポンスがよく、ラグを感じることなく、撮影に集中できる。Dシリーズのユーザーは、Z 9を使いこなすことで、ほとんど勝ったも同然だ。

そして、ミラーレスならではのメリットもZ9にはある。ミラー機構が維持できないほどの高速撮影が可能で、AFはフレーム内を細かくカバーするため、正確な瞳検出やAFゾーン形状のカスタマイズや一眼レフではできないような被写体認識も可能だ。さらに、シネマカメラに匹敵する動画機能を実現している。

画質も素晴らしく、D850やα1と比べてダイナミックレンジが若干狭くなる程度で、実使用上では大きな差は無い。新しいRAW圧縮オプションもほとんどデメリットがないようで、毎秒20枚の4500万画素イメージを撮影には非常に貴重なものだ。オートフォーカスも率直に言って驚異的だ。ニコンの簡単に設定できる使いやすさと、これまで見た中で最高のスピードと性能を兼ね備えている。

RAW出力時は20fpsの制限があるため、完全なパフォーマンスという点ではソニーのα1に譲ることになるが(Z 9はJPEGのみの30fpsモードがあり、プリキャプチャもある)、Z 9が優れていない唯一の仕様はそれくらいである。

電子シャッターに依存しているため、高周波のディスプレイと奇妙な相互作用が発生し、画像のバンディングが発生することがある。これはカメラのファームウェアでも画像でも修正できるものではないので、おそらくプロスポーツの撮影者やそのクライアントにとって最大の関心事となるだろう。

その他の点で、Z 9は大成功だ。ソニーα1の小さなボディ(とオプションのグリップ)を推す人もいるだろうが、Z 9は一眼レフよりも小型軽量で馴染みやすいカメラになっている。Z 9の役割はニコンシステムにこだわるプロフェッショナルに、より高性能なカメラを提供することであり、その目的は果たしている。我々がこれまで使ってきたカメラの中で、最も完成度の高いカメラと言えるだろう。

  • 長所
    ・RAW/JPEGの見事な画質
    ・追従AFで20fps連写
    ・機能的で設定が簡単なAF
    ・ラグがほぼゼロのEVF
    ・一眼レフのような動作
    ・便利な動画モード
    ・10bit動画やRAW動画
    ・波形モニター
    ・一貫性のある動画AF
    ・連続撮影時間
    ・USB充電
  • 短所
    ・電子シャッターはバンディングする可能性あり
    ・シャッター低速下限の素早い切替ができない
    ・30fps時はJPEGのみ
    ・大きく重い
    ・カスタマイズ豊富だが全機能にアクセスはできない
    ・10bit/HDRの静止画が無い

とのこと。
2021年に登場したニコンZシリーズのフラッグシップモデルですね。ニコンでは初となる積層型CMOSセンサーや次世代EXPEEDプロセッサを搭載し、AF性能や高速性を追求しています。さらに一眼レフでお馴染みの3Dトラッキングが復活し、操作性も一眼レフに寄せているのが特徴的。動画機能もてんこ盛りで、ファームウェアVer2.00でさらに強化されています。これで価格はソニーα1やキヤノンEOS R3よりも安く、人気が出ないはずがない。既に大量のバックオーダーを抱えていると言われており、専門店によっては納期が来年と表示されているところもあるくらい。

DPReviewの評価も非常に高く、Zシリーズとしては「Z 5」に続いて金賞を獲得。さらに「これまでテストした中で最も完成度が高い」とまで言及しています。将来的にファームウェアアップデートでDPReviewがリストアップした欠点が無くなると、本当に完全無欠のカメラとなるかもしれませんね。後に残る欠点は「大きく重い」くらいでしょうか?ニコンはZ 9のファームウェアを積極的に開発しているみたいなので、今後の展開にも期待したいところ。

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