DPReviewがNiSi「NiSi 15mm f/4」のサンプルギャラリーを公開。フルマニュアルながら少し高価な広角レンズですが、良好な光学性能・収差補正を実現しているように見えます。光条も綺麗ですね。
DPReview:Ultra-wide and ultra-sharp: NiSi 15mm F4 'Sunstar' sample gallery
NiSi 15mm F4 'Sunstar'は、キヤノンRF、富士フイルムX、ニコンZ、ソニーEマウントカメラ用のフルマニュアル超広角単焦点レンズだ。NiSiは以前からフィルターメーカーとして知られており、「15mm F4」は同社が最初にリリースするレンズだ。そして良いレンズに仕上がっている。
レンズはフレーム全体で優れたシャープネスを発揮し、歪みや不要な収差もほとんど見られない。また、逆光にも強く、レンズ名にもなっている10本の光条も発生する。
また、操作性においても、本物と感じるクオリティだ。レンズはすべて金属製、さらにフードも金属製だ。フォーカスリングは操作量がかなり少ないが(超広角ではこれで十分)、きちんと減衰されている。絞りリングは、1段ごとにわずかな戻り止めがあるものの、その間は滑らかに動作する。
価格は579ドルで、NiSiのオンラインショップおよびその他の販売店で販売中だ。
5000万画素のα1と組み合わせて31点の作例を公開しています。実写作例を確認してみると、高画素機でもフレームの端までしっかりとした解像性能を備えていることが分かります。細部を確認すると倍率色収差がいくらか残存しているものの、画質に大きな影響を与えることなく簡単に補正できそうな量まで抑えています。絞り開放で周辺減光が少ないところを見ると、イメージサークルが大きいのかもしれません。
接写時でも細部まで高解像なパフォーマンスを維持しています。ボケはやや騒がしく見えるものの、15mm F4のレンズで気になるシーンは少ないはず。
広角レンズは逆光耐性が悪いこともしばしばありますが、このレンズはゴーストやフレアを良く抑えているように見えます。ただし、薄っすらとゴーストが発生している作例もあるので状況によっては目立つ可能性あり。絞ると非常に綺麗な光条が発生していますね。
国内では約65,000円(税込)で公式やAmazonにて入手可能。フルマニュアルレンズとしては少し高めと感じるものの、光学性能を考慮すると妥当な価格設定と感じます。
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