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DPReviewが「RF14-35mm F4 L IS USM」のサンプルギャラリーを公開

DPReviewがキヤノン「RF14-35mm F4 L IS USM」のサンプルギャラリーを公開。歪曲収差はいくらかデジタル補正に依存しているものの、14mmの絞り開放から良好な解像性能を備えているように見えます。

DPReview:Canon RF 14-35mm F4L IS USM sample gallery

キヤノン「RF14-35mm F4L IS USM」は、キヤノンのミラーレスRFマウント用のコンパクトな中口径広角ズームレンズだ。高度な光学設計と、軽量でありながら高いビルドクオリティを誇るこのレンズは、高価なRF15-35mm F2.8 L IS USMの下にラインナップされている。さて、その実力は?

我々は数日間、製品サンプルを使って撮影を実施し、最初の印象は良好だ。本レンズが広角端で歪曲収差を補正し、すべての焦点距離で周辺光量を補正する効果があることは明らか。しかし、撮影したEOS R6とEOS R5の両方のボディで、高画質が得られた。

なお、このギャラリーでは、Adobe Camera Rawのベータ版を使用して、レンズが必要とするディストーションの補正を行っている。キヤノンはレンズ補正のメタデータをRAWファイルに含めていないため(EXIFを調べても分からない)、RFマウントの収差補正はサードパーティのプロファイルに頼ることになる。我々は周辺光量や倍率色収差を補正していないので、様々な焦点距離や絞り値でその程度を評価することが可能だ。

14mmの広い画角をカバーしたF4広角ズームレンズですね。小型軽量ながら光学手ぶれ補正も搭載しているので汎用性の高いモデル。いくつかの光学的な欠点についてボディ側のソフト補正を使用しているらしく、プロファイルに対応していないRAW現像では歪曲収差や周辺減光が問題となりそうですね。

実際にDPReviewが公開しているRAWをAdobe Photoshop CCで確認してみたところ、確かに14mmでは大きな歪曲収差が残っているようです。倍率色収差もいくらか残存しているので、場合によって補正が必要かもしれません。ただし、解像性能はとても良好で、デジタル補正前提であれば高画質な広角ズームレンズ。

DPReviewのサンプルギャラリーは自由作例が多いものの、いくつかは逆光耐性やボケ描写を確認しやすい写真ですね。また、ギャラリーの最後には14mmの各絞り値を使った都市風景の写真を掲載しており、比較しやすい写真となっています。これらを見る限り、部分的にデジタル補正を活用することで「14-35mm F4」と高画質を実現しているように見えます。逆光耐性もキヤノンRFレンズとしては良さそうですねえ。

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