このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH. 」の情報を収集しています。
データベース
レンズの特徴
中央解像力 | 非常に良好 ピーク F2.8-F5.6 |
周辺解像力 | 絞ると非常に良好 ピーク F4-F5.6 |
軸上色収差 | やや色づく | 倍率色収差 | ?並 |
球面収差 | もんだ無し | コマ収差 | 非常に目立つ |
非点収差 | 並 | 歪曲 | 未補正で目立つ (普通は自動補正) |
周辺減光 | F2まで目立つ | 逆光耐性 | 強くは無い |
AF | 遅いが正確 | 手ぶれ補正 | ー |
ボケ傾向 | この画角としては良好だが玉ボケに色づきあり | ||
備考 | フォーカシングで若干だが内筒が繰り出す |
管理人のレビュー
レビュー
- 価格.com
II型
レビュー/口コミ
I型
レビュー/口コミ - 楽天市場レビュー
- Amazonレビュー
- M4/3Photography
- Radojuva
(抄訳記事)
購入早見表
LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. ブラック | |||
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LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. シルバー | |||
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LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH. | |||
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
品番 | H-H020A |
---|---|
レンズ構成 | 5群7枚(非球面レンズ2枚) |
マウント | マイクロフォーサーズマウント/金属マウント |
画角 | 57° |
焦点距離 | f=20mm(35mm判換算 40mm) |
最小絞り値 | F16 |
開放絞り | F1.7 |
絞り形式 | 7枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | 0.2m?∞(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.13倍(35mm判換算:0.25倍) |
フィルター径 | φ46mm |
最大径×長さ | 約φ63mm×約25.5mm※ |
質量 | 約87g |
付属品 | レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズ収納袋 |
35mm判換算で40mmという広めの標準画角を持つパンケーキレンズ。
薄いレンズながらF1.7という明るいレンズなので、しっかりとボケを演出出来る。また、シャッタースピードを稼ぐ際も明るいレンズであることが重宝しする。光学設計は旧モデル(I型)同様で、元々完成度の高かったレンズなので価格の割に描写は上々と言った評価を受けている。
主な旧型との違いは外装の改善により軽量化を施されている事。旧型でネックだったAF速度についてはあまり改善できていないようだ。
最短撮影距離は0.2m。このレンズが薄いことを考えると、グッと寄れるレンズでは無い。小さい被写体を大きく写すには不向きだが、テーブルフォトや美味しそうな料理をボケを使って写真を撮る場合には適度な距離を保つことが出来る。但し、背景を溶かしこむにはボケが不十分と言った場合も多いので、フットワークの良さを活かしてフレーミングはしっかり行おう。
この焦点距離の前後には『LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.』『LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.』というパナライカのレンズが居並んでいるので、悩まれる方は多いだろう。価格はもちろんパナライカの方が高いが、びっくりするほどの値段に差があるわけでもない。写りもこのレンズと比べるとレンズの味が出ているという評価も多い。反面、このレンズは手頃な価格とコンパクト・携帯性の良さとレンズの明るさを両立している点が挙げられる。「レンズの味」を追求しなければ画質も十分評価出来る。
味に妥協しないならズミルックスを、AF速度抜きにコストパフォーマンスを取るならこのレンズ。
競合レンズ
- M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
- M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
- M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
- LUMIX G 14mm/F2.5 II ASPH.
- LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
- 19mm F2.8 DN
- 16mm F1.4 DC DN
- VoightLander NOKTON 17.5mm F0.95
海外の評価
Radojuva
- 小型軽量で明るい単焦点だ。焦点距離、F値の優れた組み合わせによりマイクロフォーサーズユーザーにとても人気のあるレンズである。300ドル前後の価格設定と低速AFが欠点となる。
- 初期型は2009年9月にGF1と共に発表された。II型は2013年7月にブラック・シルバーの2色がリリースした。
- II型は金属鏡筒とカラーリングが特徴だ。
- フルサイズで言うところの40mmに相当する画角である。この際の被写界深度はF3.4相当だ。つまり「40mm F3.4」である。
- レンズマウントは金属製、フォーカスリングはプラスチック製だ。外装は金属製でビルドクオリティに不満はない。
- 重量はわずか87gと小型軽量なパンケーキレンズである。
- 絞り羽根は7枚構成で、小絞りでは不規則な7角形となる。
- レンズフードはバヨネットではなく、フィルター用ソケットにねじ込む必要がある。
- オートフォーカスにはマイクロフォーカスモーターを使用している。フォーカス速度は低速に近いが、一般的な写真撮影では快適に利用できる。
- 「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」と比べると遥かに遅いフォーカス速度だが、個人的に大きな問題だとは感じていない。
- フォーカス駆動はとても煩く、動画撮影中に駆動音を拾ってしまう。
- フォーカスリングは電子制御で動作する。回転動作に遅延は見られず、フォーカス操作はとても簡単だ。
- 最短撮影距離は約20cm、その際の撮影倍率は1:7.7となる。
- 僅かなフォーカスブリージング効果が見られる。最短撮影距離で画角が少し狭くなる。
- 画質
・中央は絞り開放からシャープだ。
・四隅はF2.2まで絞ると許容範囲内のシャープネスとなる。
・F2.8まで絞ると中央は良好なシャープネスとなる。
・歪曲収差は明らかだが、自動補正される。
・歪曲収差は簡単に修正できる形状だ。
・周辺減光は無限遠の絞り開放で顕著となる。
・周辺減光はF2.8~F4でほぼ解消する。
・色収差はとても良好に補正している。
・軸上色収差の状態はこのようなレンズとしては典型的なものだ。
・絞っても光条は目立たない。
・玉ボケは絞ると多角形となる。
・玉ボケには僅かに同心円状のムラがある。
・逆光でも良好だが、最も厳しい状態だと目に見えるフレアが発生する。 - 個人的な見解として、このようなパンケーキレンズで300ドルは高すぎる。例えば「EF-M22mmF2STM」は半値でステッピングモーター駆動である。
とは言え、20mm F1.7 IIはとても安定した画質とビルドクオリティのレンズだ。マイクロフォーサーズの単焦点を味わってみたい人にとって強くおススメできる。 - 使い勝手は換算50mmの標準レンズと言うよりは換算35mmの広角レンズのようだ。
- 長所:
・コンパクトサイズ
・軽量
・高いビルドクオリティ
・AF中にフォーカスリングが無効となる
・フォーカシング中にフィルターソケットが回転しない
・MFの操作性
・電子制御のフォーカスリング
・明るいレンズ
・F1.7から立派なシャープネスとなる良好な光学性能
・数多く流通している - 短所:
・比較的高価
・フォーカス駆動音がうるさい
・フォーカス速度が速くない
・フォーカシングで鏡筒が伸びる
・絞り羽根の動作音
・レンズフード無し
・小絞り時に不規則な七角形の玉ボケ
・プラスチック製のフォーカスリング
・被写界深度指標などが無い
・周辺減光など
Radojuva:Обзор Panasonic LUMIX G 1:1.7/20 ASHP. (вторая версия, H-H020A)
Lenstip
パンケーキとしては良好な画質
- 本当に小さなパンケーキレンズだ。そして市場に出回っているレンズの中では最も明るい点は強調すべきだろう。
- 他のパンケーキレンズと比べると大きいが違いは僅かだ。個人的には少し大きくても大口径のほうが好みである。
- 最短撮影距離が20cmなのでフルサイズのパンケーキレンズよりも圧倒的に寄りやすい。
- ビルドクオリティはとても良好だ。
- 日本製である。
- 約1cmのフォーカスリングは快適な動作だ。ピント距離全域を操作する回転量は約200度である。
- 解像度
・E-PL1とG2のRAWに基づいて計測している。
・良像の基準値は41-42lpmmである。
・中央は賞賛できるパフォーマンスだ。開放から60lpmm以上と良像を遥かに上回る数値を発揮し、少し絞るとさらに改善する。
・フレーム端は中央より大きく劣るものの、開放から43lpmmと良像を維持しているので批判すべき点は無い。フルサイズでこのようなパフォーマンスを維持できるパンケーキレンズは見たことが無い。 - 倍率色収差は絞ると僅かに増加するが、0.07%と低い数値を維持している。
- 軸上色収差を良好に補正している。
- 歪曲収差はJPEGだと-0.25%の僅かな樽型だ。しかし、RAWの場合は-3.66%と非常に大きな樽型歪曲となる。価格やレンズサイズを考慮すると妥協すべき点だろう。
- コマ収差は絞り開放だと非常に目立つが、1段絞ると大きく改善する。
- 非点収差は十分良好な補正だが、平均値は9%と非常に良好な値では無い。F2.8まで絞ると改善する。
- 周辺減光はマイクロフォーサーズレンズの中でかなり弱い。開放で-1.65EVと非常に目立ち、F2.8まで絞ってもまだ残存している。
- 逆光耐性はとても良好だ。ゴーストは発生するものの、強くなく、稀なものだ。
- オートフォーカスはロックまでに1秒以上かかる場合もある。精度は非難の余地がない。
長所:小型軽量で頑丈・絞り開放から優れた中央画質・四隅の良好な画質・十分に補正された色収差・逆光耐性・正確なAF
短所:大きな歪曲収差・目立つ周辺減光
ミラーレス用レンズの中ではお気に入りの一本だ。小型軽量で明るく、とてもシャープな画質である。これ以上を望むことは出来ないだろう。
Lesnumeriques
小型軽量で高画質
- 初期モデルは2013年に発売された比較的古いマイクロフォーサーズレンズだ。5群7枚のレンズ構成には2枚の非球面レンズが組み込まれている。
- わずか87g・26mmと非常に軽量でコンパクトなレンズサイズが強みである。
- コンパクトなレンズであるため、絞りリングやAF/MFスイッチは存在しない。フォーカスモードを切り替えるにはボディ側での操作が必須である。
- 防塵防滴仕様ではないため雨には気を付けたい。
- 換算40mmの画角とF1.7の明るさ、そして20cmの最短撮影距離は汎用性が高い。
- 解像度:LUMIX GX8(2000万画素)
・絞り開放におけるシャープネスはとても低く、改善するためにはF2.8まで絞る必要がある。
・絞ると「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」や「EICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」と似たパフォーマンスだ。
・四隅は中央ほどシャープにならないが、均質性は悪く無い。 - 色収差はまったく目立たない
優れた画質のパンケーキレンズだ。歪曲や周辺減光が無いうえ、汎用性が高く、使って楽しいF1.7レンズだ。小型軽量で低価格となっているのでキットレンズを補完する単焦点レンズとしては面白い選択肢である。
長所:小型・F1.7・最短撮影距離 20cm・歪曲なし・周辺減光なし・色収差なし
短所:MF時の操作・防塵防滴ではない・絞り羽根の形状が出やすい・開放の解像性能
Lesnumeriques:Panasonic Lumix G 20mm f/1,7 II Asph. : un objectif Micro 4/3 très compact
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