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M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO レビューVol.3 解像チャート編

オリンパスの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」のレビュー第三弾を公開。近距離の解像チャートでは8-25mm F4 PROとほぼ同じ。ただし、絞った際は本レンズのほうが良好となる模様。

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:LUMIX G9 PRO II
  • 交換レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
  • パール光学工業株式会社
    【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

7mm

中央はF2.8からとても良好な結果を得ることができますが、周辺や隅はピントを合わせたとしてもややソフトな結果。実写サンプルをご覧になると分かるように、顕著な画質低下ではありませんが、細部のディテールは低め。F8のピークに向かって改善しますが、回折の影響で中央は性能が低下します。

中央

周辺

四隅

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 3861 1937 2655
F4.0 3803 2249 2617
F5.6 3773 2787 2728
F8.0 3429 3225 3393
F11 2833 3225 2922
F16 2432 2389 2316
F22 1806

実写確認

8mm

基本的に7mmと同じ傾向ですが、周辺や隅の改善速度は速め。その一方、中央の画質低下も速い。均質性を重視する場合は中央のピークを犠牲にする必要があります。8-25mm F4 PROと似たような性能ですが、絞った時の伸び方は本レンズのほうが良好。

中央

周辺

四隅

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 4008 2040 2347
F4.0 3960 2526 2669
F5.6 3613 3367 3147
F8.0 3353 3311 3217
F11 3100 2819 2927
F16 2370 2206 2355
F22 1774 1800 1746

実写確認

9mm

概ね8mmと同じ傾向が続きます。

中央

周辺

四隅

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 3820 2478 2309
F4.0 3790 2785 2647
F5.6 3912 3454 3031
F8.0 3293 3136 3237
F11 3112 3036 2821
F16 2245 2378 2138
F22 1788 1782

実写確認

10mm

広角側と比べると、周辺部や隅のF2.8が良好。それでもややソフトですが、F4まで絞れば概ね改善します。8-25mm F4 PROと比べると、やはり絞った際の伸び方に違いあり。

中央

周辺

四隅

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 3973 3225 2436
F4.0 4034 3383 2624
F5.6 3774 3576 2918
F8.0 3714 3729 3219
F11 3022 2844 2787
F16 2540 2478 2309
F22 1770 1681 1819

実写確認

12mm

中央と周辺・隅の画質差が縮まります(中央が広角側と比べて低下したとも言えますが)。遠景解像のテスト結果と同じく、中央から隅まで一貫性のある結果を得ることができます。

中央

周辺

四隅

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 3744 2865 2510
F4.0 3473 3392 2841
F5.6 3804 3551 3393
F8.0 3293 3522 3022
F11 2987 2898 2811
F16 2540 2279 2239
F22 1752 1590 1621

実写確認

14mm

中央の解像性能は最も低下しますが、隅まで一貫性の高い画質としては14mmがピーク。

中央

周辺

四隅

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 3465 2987 2661
F4.0 3496 3323 3323
F5.6 3381 3534 3383
F8.0 3271 3522 3202
F11 2996 2996 2902
F16 2444 2334 2300
F22 1776 1829 1590

実写確認

まとめ

定型の解像力チャートと広角レンズの相性は悪い。画角がひろいので、標準や望遠レンズと像倍率を合わせようとすると、被写体に近寄る必要があります。特に超広角レンズは接写にちかいくらいまで最短撮影距離が短くなり、この際は周辺部や隅の性能が低下しやすい点には注意が必要です。このレンズも例にもれず、接写時は周辺やの解像性能が低下。絞ると改善しますが、主な被写体がフレームの周辺や隅に配置する場合は少し絞ったほうが良いかもしれません。8-25mm F4 PROと似た結果ではあるものの、絞った際の改善は本レンズのほうが良好。

購入早見表

作例

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