シグマがEマウントレンズマウントアダプター『MC-11』の発売日を2016年4月11日と発表した。
このアダプターは2016CP+にも展示されており、既存の一眼レフカメラ用レンズをα7シリーズに装着して問題なく(想像以上に正常に)動作して海外の評価サイトにも取り上げられている。
まだまだレンズラインナップの少ないFE・Eのマウントにおける新しい選択肢となる上に、既存のEF・SAマウントのシグマレンズのユーザーであればこの機会にαシリーズのユーザーになってみるという機会も得られた。
今回はそんな画期的な試みのレンズメーカーが提供するアダプタはいったいどのようなメリットがあるのかをリストアップ。さらに最下部には現在アダプターで対応する予定のシグマレンズのリストと特集記事へのリンクを記載しているので是非参考にして欲しい。
最新情報
2018-03-07:瞳AFや画面周辺部のAFポイントを使用した際の追従性の向上と14-24mm F2.8 DG HSMに対応するためのファームウェアアップデートを公開しました。
購入先早見表
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オススメポイント
AF性能を劣化する事無くシグマレンズを使うことが出来る
DPREVIEWによるMC-11のインプレッションの記述がある。
AF-S限定なものの、AF性能を劣化する事無く一眼レフ用レンズを使うことが出来るのは凄い。マウントアダプターと臆すること無く果敢に一眼レフ用のレンズを揃る事が出来るのは画期的だ。
FEマウントの選択肢が増える
特に35mmレンズ・50mmレンズとのキット販売はオススメ。ソニーEマウント純正の35mmF1.4は性能は宜しいものの実売16万円程度と高価なレンズ。このレンズキットならば10万円で35mmF1.4が手に入る。
また、50mmF1.4は純正に無いジャンルなのでそれだけオンリーワン。55mF1.8なら純正であるものの、半段暗く価格差もそこまで無い。ボディ内での補正効果は見込めないものの、補正効果無しでも高い評価を得ているArtレンズがセットなので十分使用に耐えうるもの。
E(APS-C)マウントに少ない高品位な装着可能レンズが増える
18-35mmF1.8や50-100mmF1.8のようなシグマらし尖った性能のレンズから、17-70mmF2.8-4の様な汎用性の高いズームレンズまで使用可能な点は大きい。サードパーティ製を含めてもレンズの玉数が少なかったEマウントの救世主となりそうだ。
後述するが注意点はシグマレンズの中でも対応・非対応があるので安いシグマレンズだからと言って無計画に手を出さないこと。対応レンズは最下部に記載している。一眼レフで売れまくっている17-50F2.8EXはどうやら非対応の模様。
Art35mm・50mmの性能を潜在性能をより拾うことが出来るソニーαEマウント
キヤノンやニコン機では実現出来ない、ボディ内手ぶれ補正を搭載。特に4.5段分の強力な手ぶれ補正を活かすことができるので、スローシャッターで使う事が出来る機会が大幅に増える。
また、α7RIIで使えばα99以上の高画素で撮影出来るので光学性能が良好なArtシリーズとは相性が良く潜在性能を引き出す事が可能だ。
SAマウントで揃えておくと、後々販売するQuattro Hシリーズに装着可能
シグマが開発中として発表したミラーレス一眼モデル『Quattro H』はSAマウント。
EFマウントで揃えておくと、EOSデジタルのフルサイズ一眼レフで装着可能
気をつけなければならないのは、シグマのEFマウント用レンズをサポートしているのでありキヤノンEFマウントをサポートしている訳では無い点。調子に乗ってEFマウントレンズを買い漁ると、AF等が動かずに痛い目を見る可能性もある。
その逆も然り。元々EFユーザーでシグマレンズが手持ちにあるのならば、FEレンズを買わなくてもα7シリーズを導入出来る。コンパクトなシグマレンズが無いので、運用面では一抹の不安が残るもののコストをかけずにα7シリーズを楽しめるのは魅力的。
注意点
AF-Sはサポートしているが、AF-Cはサポートしていない
使用不可と言うわけではないが、十分なスピードに達していないのでシグマ公式の見解としては非対応という形をとっているみたいだ。
あくまでもシグマレンズのみ
キヤノン製EFレンズの動作は非対応なので、早とちりして買い漁らないようにしよう。
また、シグマレンズでも対応しているのは新ラインである|Art・|Contemporary・|Sportの3種類のみ。後日EXシリーズなどが対応していくのかは不明。APS-C用の17-50mmF2.8とか使えると良いのだが…。
対応レンズ
リンク先は当サイトで個別特集をしているページへ移動する
フルサイズ
- 12-24mm F4 DG HSM(Art)
- 24-35mm F2 DG HSM(Art)
- 24-105mm F4 DG OS HSM(Art)
- 120-300mm F2.8 DG OS HSM(Sports)
- 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM(Sports)
- 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM(Contemporary)
- 20mm F1.4 DG HSM(Art)
- 24mm F1.4 DG HSM(Art)
- 35mm F1.4 DG HSM(Art)
- 50mm F1.4 DG HSM(Art)
- 85mm F1.4 DG HSM(Art)
- 500mm F4 DG OS HSM(Sports)
非公式動作チェックリスト
ネット上で動作確認の情報をまとめています。MC-11をファームウェアアップデートすると非常にAF速度が向上するようですね。ただし、比較的古いモデル(α7sやα6000など)ではAF速度がとても遅いとのこと。
レンズ | 動作 |
EF 28mm F1.8 USM | AF可能 |
EF 35mm F2 IS USM | AF可能 |
EF 40mm F2.8 STM | AF可能 |
EF 50mm F1.4 | AF可能 |
EF 85mm F1.8 USM | AF可能 |
EF 100mm F2.8 マクロ | AF可能 ただし速度が遅い |
EF 135mm F2 USM | AF可能 |
EF 300mm F4 USM | AF不可 |
EF 300mm F2.8 USM | AF可能 |
EF 400mm F5.6 | AF可能 |
EF 16-35mm F4L IS USM | AF可能 |
EF 17-40mm F4L USM | AF可能 |
EF 24-70mm F2.8L USM | AF可能 |
EF 24-105mm F4L IS USM | AF可能 速度は純正並み |
EF 70-200mm F4L | AF可能 |
EF 70-200mm F2.8 IS II USM | AF可能 |
EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM | AF可能 |
EF 70-300mm F4-5.6 IS USM | AF可能 精度が怪しい |
EF 100-400mm F4-5.6 IS II USM+x1.4 | AF可能 |
EF-S 10-22mm USM | AF可能 |
EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM | AF可能 EOS M5よりα6300の方が高速 |
15mm F2.8 DC FISHEYE | AF不可 |
15mm F2.8 DG FISHEYE | AF可能 |
12-24mm F4.5-5.6 DG HSM | 広角端でケラレ発生 |
APO 120-300mm F2.8 EX DG HSM | AF可能(α7 II) ストレスフリーだが動体は厳しい |
SP 15-30mm F2.8 VC | AF可能 |
28-75mm F2.8 A09 | AF可能 ただしAFは遅い |
AT-X 16-28 F2.8 PRO | AF可能 |
参考リンク
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