このページでは一眼カメラ用交換レンズ「Voigtlander Color Skopar 21mm f/3.5 E-mount」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2019-04-16:Lesnumeriqueがレビューを掲載しています。
- 2019-03-09:Admiring Lightがレビューを掲載しています。
- 2019-01-29:Flickr Groupに専用ページが作成されています。他数件の参考サイトを追加
- 2018-11-10:PhotographyBlogがレビューを公開しました。
- 2018-11-02:Photographyblogがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2018-10-22:Sony Alpha Blogがレビューを公開しています。
- 2018-09-19:コシナが本レンズを正式発表しました。
- 2018-09-18:Sony Alpha Rumorsが「明日発表」と噂情報を発信していたのでさっそく専用ページを作成しました。中身は正式発表後に追記予定です。
レンズデータ
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
- 価格.com
レビュー/口コミ - フジヤカメラブログ
- Admiring Light
(抄訳記事) - Phillipreeve
- Sony Alpha Blog
(抄訳記事)
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
点距離 | 21mm |
口径比 | 1 : 3.5 |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 8群9枚 |
画角 | 91.2° |
絞り羽根枚数 | 10 枚 |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 1: 6.45 |
最大径×全長 | φ62.8×39.9mm |
フィルターサイズ | φ52mm |
重量 | 230g |
レンズフード | 付属 |
電子接点 | あり |
フォーカス拡大機能 | 対応 |
Exif情報 | 対応 |
レンズ補正選択 | 可能 |
5軸ボディー内手ブレ | 対応(5軸対応ボディーに限る) |
レンズ構成図
関連レンズ
- VoightLander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical(VM)
- VoightLander COLOR SKOPAR 21mm F4P(VM)
- Loxia 2.8/21
- Batis 2.8/18
- FíRIN 20mm F2 FE MF
- FíRIN 20mm F2 FE AF
- 20mm F1.4 DG HSM
海外の評価
Admiring Light
- 21mm F3.5は他のEマウントフォクトレンダーと同じデザインだ。
- 幅広いフォーカスリングと絞りリングを備えたサテンブラック仕上げの総金属鏡筒である。
- レンズマウントと同じ直径、全長1.5cmのとても小さなレンズだ。しかし、金属とレンズの塊のため230gの重量である。
- とてもしっかりとした作りでガタツキや歪みは無い。
- フォーカスリングは良好に減衰され、滑らかに動作する。
- 絞リングは非常に細いが、F3.5からF22まで1/3段ごとに動作する。
- ねじ込み式フードはとても小さいため、装着したままでも邪魔になることは無い。
- フルマニュアルレンズだが、電子接点を備えているため自動拡大やEXIF情報に対応している。
- コンパクトなレンズだが、画質は驚くほど良好だ。優位性はLoxiaにあるが、Loxiaの半値、そして半分のサイズ感で90%程度の画質を手に入れることが可能だ。
- F3.5から中央2/3でとてもシャープだが、四隅と端は少し低下する。
- 中距離ではフレーム端までシャープとなる。無限遠での像面湾曲は僅かで良好だがF3.5で非常にシャープと言う訳では無い。しかしながら数段絞ると中央で優れた水準に、四隅と端も非常に良好な水準となる。Loxiaほどでは無いが、少なくとも2400万画素のα7 IIIでは肉薄する性能だ。このような小さなレンズとしては見事な画質である。
- 最短撮影距離付近では中央がシャープネスを維持しているのに対し、端は急激に落ち込んでいる。このような状況で隅のシャープネスが重要な場合は1?2段絞るべきだろう。
- 他のフォクトレンダーと同じような描写で、心地よい色とコントラストだ。フォクトレンダーの色が大好きであり、このレンズも素晴らしい。Loxiaのコントラストと比べるとパンチは足りないが、被写体によって好みが分れるだろう。
- 倍率色収差が目立つものの、後処理で簡単に補正可能だ。
- 軸上色収差は細部を確認すると目に付くが、このようなレンズで重要な問題ではない。
- 接写性能が高いのでクローズアップでボケを大きくすることが出来る。玉ボケには多少のムラがあるものの、比較的滑らかだ。
- 小さな広角レンズから想像できるように歪曲収差が発生している。正直に言うと予想よりも遥かに小さい値だ。
- より明らかな弱点は周辺減光だ。絞ってもかなり目立つ減光が発生する。今のところレンズプロファイルがLightroomに存在しないため、補正は手動で実施する必要がある。
- 逆光耐性は非常に優れている。フレアはとても優れた耐性を示し、ゴーストは太陽を中央付近に配置して光源付近で僅かに発生する程度だ。
- 多くのフォクトレンダーと同じく10枚絞りのため、光条はハッキリとして10本状となっている。
長所:総金属製の非常にコンパクトなレンズ・素晴らしい感触のマニュアルフォーカスリングと絞りリング・絞り開放から大部分でとてもシャープ、絞ると隅までシャープ・優れた色とコントラスト・良好な色収差補正・心地よい光条・良好な逆光耐性・価格
短所:周辺減光が強烈・隅のシャープネスはトップクラスではない
Color-Slopar 21mm f/3.5はEマウントフォクトレンダーに追加された優れたレンズである。とてもコンパクトなレンズながら、しっかりとした作りで素晴らしい感触で操作できる。Loxiaはよりシャープで鋭いコントラストを備えているが、高価でサイズは大きい。多くの人にとって21mm F3.5はより良い選択肢となるだろう。
優れたレンズであり、カメラバッグの一員となった。
Lesnumerique
- 39.9mmの全長、62.8mmの直径、そして重量はわずか230gだ。レンズサイズがメリットであるのは明らかで、旅のお供に最適なレンズとなってくれるはずだ。
- 総金属製の鏡筒は申し分ない。電子接点を備えているためカメラ側にレンズの情報は記録される。
- レンズマウントにガスケットは備わっていない。
- フォーカスリングは回転角が大きく精度の高いマニュアルフォーカスが可能だ。
- 絞りリングはとても狭いが、1/3段ごとにしっかりとクリック感のある動作だ。
- 金属製レンズフードはねじ込み式となっており理想的なデザインでは無い。
- 実写ではマニュアルフォーカスながら自動アシスト機能で簡単に操作できる。
- 最短撮影距離が短いので思っていたより汎用性が高い。F3.5にも関わらず、寄ればしっかりボケを表現することも可能だ。
- 玉ボケは完全に円形とはならず、最も美しいボケ味ではない。一方でF11まで絞った時に美しい光条が発生する。
- 周辺減光は絞り値全域で発生する。絞っても一定量の減光が残存するが非難すべきほどでは無い。
- 広角レンズにも関わらず歪曲収差が無い。建築物の撮影でも心配なく使うことが出来る。
- 解像度:α7R II
・テスト結果はImatestのソフトウェアを使って確認している。
・四隅は非常に低解像で絞っても大きく改善しない。
・対照的に中央は絞り開放から良好でF11まで絞ると非常に良好なピークに達する。F16で回折が発生するものの、本当に低下するのはF22のみだ。
・ツアイスLoxia 21mm F2.8と同条件で比べると著しく劣っている。
長所:コンパクト・軽量・電子接点・歪曲が無い・周辺減光・最短撮影距離
短所:非防塵防滴・F3.5・隅の画質・MFレンズ
良好なビルドクオリティで小型軽量なレンズにも関わらず良好な歪曲収差と最短撮影距離である。残念ながら画質の均質性に欠けているのはがっかりだ。
Sony Alpha Blog
- レンズは総金属製、フォーカスリングと絞りリングはとても良好に調整され、表示は金属鏡筒に刻印されている。ビルドクオリティはトップクラスであり、唯一の欠点は防塵防滴仕様では無いことだ。
- フォーカスリングは程よく減衰され、指に掛かりやすい形状をしている。操作してとても楽しいものだ。
- ピント距離はファインダーでリアルタイムに確認することが出来る。これはこの手のレンズにとって非常に便利な機能だ。
- 絞りリングはフォーカスリングの手前に配置され、1/3段ごとにクリックが発生するタイプである。
- シャープネス:α7R III
・中央はF3.5でvery good、F5.6-F8でexcellent、F11でvery good、F16で回折の影響を受ける
・四隅はF3.5-F11までvery good、F16で回折の影響を受ける
・中央から四隅までとても一貫したシャープネスだ。 - Lightroomのレンズプロファイルはまだ登録されていないが、VMマウント用の21mm F4を適用することができる。
- 周辺減光はF3.5でとても大きく、絞っても解消することは無い。
- 建築物の撮影では修正が必要と感じられる歪曲がある。
- 色収差はとても少ない。
- フレア耐性はとても良好だ。
- 絞ったときの光芒は素敵である。
- 発色は良好だが、私の好みであるZeiss Loxia 21mmほどでは無い。
- 玉ボケはF3.5で良好な円形だが、四隅に向かって変形する。F5.6まで絞ると十分丸くなる。
- 後ボケは私の感覚で言えば幾らかさわがしい。しかし、広角レンズとしては一般的なものだ。
- Loxia 2.8/21との比較:・僅かに良好なシャープネスとコントラスト、発色を持つ。しかし、2倍の価格、重量、サイズだ。
- 動画撮影でのパフォーマンスは良好だが、絞りリングにデクリック機構が無いのは残念だ。
Voigtlander Color Skopar 21mm F3.5 E-mountはとても良好な広角レンズだ。軍資金に余裕があればLoxia 21mmがおススメだが、手ごろな価格設定でハイクオリティなコンパクトレンズを探しているのであればコチラがおススメだ。
長所:小型軽量・とても良好なビルドクオリティ・とても良好な中央解像・低色収差・とても良好なフレア耐性・歪曲が程よい・良好な発色・絞った際の光芒
短所:絞り開放で周辺減光が大きく絞っても解消しない・後ボケは幾らか騒がしい・Loxiaほどではない
PhotographyBlog
- 最大直径63mm、全長40mm、重さはわずか230gだ。ソニーフルサイズミラーレスボディと完全にバランスが取れている。とてもコンパクトな広角レンズだ。
- 全ての表示が刻印されたものだ。
- 総金属製でビルドクオリティは優れている。
- フォーカスリングは幅広く、とても滑らかに動作する。さらに正確なフォーカシングを可能とする回転角を持ち合わせている。
- 絞りリングは1/3段ごとにノッチがあり、F3.5-F22のレンジを持つ。他のフォクトレンダーとは違いデクリック機構は無い。
- 金属製の円形レンズフードが付属している。
- 色収差はかなり大きな問題だ。いくつかの実写ではかなりの量の紫や緑の色づきがある。
- 周辺減光はF3.5でとても目立つためF5.6まで絞る必要がある。
- ボケは広角F3.5のレンズとしてはとても滑らかだ。
- シャープネス:
・中央:絞り値全域で見事な性能だ。ピークはF4-F16の間である。
・四隅:あまり良く無く、最適な絞り値はF8-F16だ。
とてもコンパクトで素晴らしい画質の広角単焦点だ。ビルドクオリティは素晴らしく、滑らかなフォーカスリングや絞りリングを持ち、接写性能も高い。絞った際の10枚羽根光芒は素晴らしい。
一方で四隅は絞らないと甘く、周辺減光や色収差はとても目立つ。そして動画撮影には適していない。
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