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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

高画素時代を生き抜く大口径中望遠 FE 85mm F1.4 GM【評価・作例】

      2017/09/19

  • 2017.9.2:The Digital Picture他参考リンクを追加
  • 2016.7.6更新:全体的にリンク追加
  • 2016.6.14更新:「ePHOTOzine」によるレビューを追加。総評の意訳を最下部に記載

レビュー・作例・参考サイト

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FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM 新品・中古情報
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レンズデータ

レンズ仕様

 

レンズ仕様
名称 FE 85mm F1.4 GM
型名 SEL85F14GM
レンズマウント ソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm) 85
焦点距離イメージ(mm) *1 127.5
レンズ構成 (群-枚) 8-11
画角 (APS-C) *1 19°
画角 (35mm判) 29°
開放絞り (F値) 1.4
最小絞り (F値) 16
絞り羽根 (枚) 11
円形絞り
最短撮影距離 (m) AF 0.85, MF 0.8
最大撮影倍率 (倍) 0.12
フィルター径 (mm) 77
手ブレ補正 – (ボディ側対応)
テレコンバーター (1.4x) 非対応
テレコンバーター (2.0x) 非対応
フードタイプ 丸形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm) 89.5 x 107.5
質量 約 (g) 820
付属品
フード (型名) ALC-SH142
レンズフロントキャップ ◯ALC-F77S
レンズリヤキャップ ◯ALC-R1EM
ケース ソフトキャリングケース

 

MTFチャート

FE 85mm F1.4 GM-mtf

レンズ構成図

FE 85mm F1.4 GM-lens

満を持して登場した、ソニーαEマウントのフルサイズ対応中望遠大口径レンズ。

今後訪れるであろう、「ウルトラ高画素時代」を考慮した設計理念の「GMaster シリーズ」の一本となる。他社では特殊レンズを用いずに「レンズの味」として収差を残す方向性のレンズが多い。そんな中で、超高度非球面レンズを1枚採用し、特殊低分散ガラスを3枚と贅沢に使用した上で諸収差を徹底的に補正。色収差はしっかりと抑えこまれているので、開放から安心して使うことが出来る。

ピント面は開放から非常にシャープで、その切れ味は定評のある『FE 90mm F2.8 Macro G OSS』以上。解像力は近接撮影から無限遠での風景写真までこなすことができるので汎用性は高い。

特殊レンズを贅沢に使っているが、中望遠レンズで大事なボケも良好だ。ナチュラルで、アウトフォーカスに向かって柔らかく溶け込んでいく、一級品のボケ味と言えるかもしれない。

泣き所はオートフォーカスで、一眼レフで多い超音波モーターと比較すると遅く撮影までワンテンポ遅れる傾向にある。動き物やテンポよくポートレートを撮りたい場合にやや引っかかる。また、24-70mm GM同様に光学性能を追求している為、価格・重量のバランスは悪い。

色々とぶっ飛んだ性能とコストのレンズとなっている。しかし、「ウルトラ高画素時代」を見据えた先行投資と考えて、長期間に渡って愛用出来るレンズとと捉えるとそう高い買い物でも無いのかもしれない。

海外の評価

ePHOTOzine:壮大なボケ味と卓越したシャープネスが持ち味のレンズ

総評
  • 非常に素晴らしい解像度
  • 良く補正された色収差
  • 良好な逆光耐性
  • 美しいボケ味
  • 価格が高い
  • 端においてやや色収差
  • 重い
  • 大きい

開放から非常に素晴らしい解像度であり、かなり圧倒的な数値を叩き出している。F16まで絞り込んでも開放F1.4よりやや劣る程度。

色収差が開放の場合フレーム端でやや大きいものの、F4まで絞ることで半分程度に抑えることが出来る。

ImagingResources

(カメラ内で行われるデジタル補正を切ったRAWを使って検証している)

解像度

フルフレーム・APS-Cのカメラ両方で非常にシャープな画像を得ることが出来る。フルフレームにおいて開放F1.4の場合四隅にやや柔らかさを感じるが、それは驚くべき事では無い。四隅には柔らかさを感じてしまうかもしれないが、中央は開放から非常にシャープである。

F4-5.6まで絞ればフルフレームでも全域でシャープな画像となる。それはF16まで続き、F16でやや回折現象により甘さを感じるようになるがその影響は僅かである。

色収差

平均的にみてフルサイズセンサーにしてはとても良好に補正されている。

特にハイコントラスト部分ではマゼンダとシアンのカラーフリンジがよく抑えられている。

周辺減光

開放F1.4で周辺は-1EVの減光が見られるが、F8に絞ると0.25EVまで抑えられる。

APS-Cで使うと、開放F1.4でも-0.5EVに抑えられている。さらにF2.8まで絞ると-0.09EVとほぼ解消する。

歪曲

非常に僅かな歪みがあるものの、それは人間の目からすると問題ない程度。

フォーカス

リング型のSSM駆動方式を採用しているが、大きなレンズ群が影響してか早くはない。(スポーツやハイスピードなアクションには向いていないというもの)。高速なオートフォーカスが必要とされていないポートレート用の設計になっている。例えばEF85mm F1.2L II USMもAFが遅い事で知られている。

マニュアル操作は機械的に接合されていないフォーカスリングで操作するので、大きなフォーカスリングは永遠に回転する。正確なフォーカスへの操作が容易に出来る。無限遠から接写までフォーカスを変える場合、回転角は大きい。

マクロ性能は0.12倍、0.85mとあってあまり優れているものではない。

外観

他の主要なレンズと比べるとかなり大きなレンズとなってしまているが、α7系と組み合わせた場合のバランスは良好。さらにα6000などのより小さいボディと組み合わせた時もフロントヘビーにはならない感じだ。

金属鏡筒でしっかりした造り。さらに初期のレンズとは違いしっかりとしたガスケットシールを採用しているのでハードなロケーションでより安心して携行出来るようになっている。

今時では珍しい絞りリングを搭載しており、3ステップでF1.4からF16まで操作する事が出来る。さらにカメラ側に任せるオートモードに設定も出来、動画用にクリック音を消して無段階絞りにする事も出来る。

機能性はAFストップボタンとAF/MF切り替えボタンのみで、焦点距離が分かる小窓は採用されていない。

総評

価格は高めだが、キヤノンのEF85mm F1.2L II USMなどと同じように、プロ用カメラマン向けのものであり最高の画質を提供してくれるものだ。開放の四隅でやや柔らかい物の、非常にシャープで優れた歪曲や色収差の補正能力を有しています。鏡筒も堅牢で、ガスケットシールによる耐高性能も良好。それ故に大きく重くなっているが、それでもα7やα6000とのバランスは良好である。

あなたが結婚式やポートレートなどの用途で大口径レンズを求めいているのであれば、間違いなく検討に値するレンズがこのレンズだ。

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