とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【評価・作例】Xマウントのポートレートレンズ 『フジノンレンズ XF56mmF1.2 R + APD』

      2016/04/04

35mm判換算で85mmとポートレートでは定番の焦点距離のレンズだ。開放F値は1.2と大口径のレンズであり、APS-C機オンリーのフジXマウントボディでも大きくボケを演出出来る。

レンズのフロントに巨大なEDレンズを2枚と中玉に非球面レンズを採用。鏡筒を始めとしてフォーカスリングや絞りリングも金属製と高級な質感。フォーカス駆動はリニアモーターとインナーフォーカスによる高速オートフォーカス

ピント面のカリカリシャープな描写に加え、アウトフォーカス部の綺麗なボケ味を活かすとポートレート以外にも結構使えそう。開放は柔らかい表現だが、色収差は抑えられているので描写が甘い訳ではない。1・2段絞ればコントラストが高まり、精細な描写を得る。

さらにこのレンズは『APDフィルター』と呼ばれる「中心部の透過率は高く、周辺部に向かって透過率が低くなるフィルター」を非球面レンズの前に搭載したモデルがある。特に絞り開放時のボケ味が滑らかで綺麗になる傾向があり、特にAPD無しと有りとではボケの階調が豊かだったりする。分かり易い例として、下記に公式の『APDとは』というリンクを掲載している。玉ボケの傾向が大きく違う比較写真を掲載しているので、APDの効果が簡単に見て取れる。

絞ると同様の傾向になるので、特に開け気味のポートレートを多用するならアリ。APD搭載版は価格が数万円も跳ね上がっているので、作例を見つつ自身の撮影スタイルにマッチするかは要検討。ボケの大きさで言うとフルサイズに敵わないが、ボケの柔らかさで言ったらこのレンズも選択肢に入る。

購入早見表

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レンズ仕様

型番 XF56mmF1.2 R
レンズ構成 8群11枚
(非球面レンズ1枚、異常分散レンズ2枚)
APDフィルター(APD 版のみ)
焦点距離 f=56mm
(35mm判換算:85mm相当)
画角 28.5°
最大口径比(開放絞り) F1.2
最小絞り F16
絞り形式
羽根枚数
7枚(円形絞り)
ステップ段差
1/3ステップ(開放絞りのみ1/2ステップ)(全23段)
撮影距離範囲
標準
0.7m~∞
マクロ
0.7m~3m
最大撮影倍率 0.09倍
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø73.2mm×69.7mm
質量(約)
※レンズキャップ・フード含まず
405g
フィルターサイズ ø62mm
略称 F XF56mmF1.2 R

MTFチャート

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レンズ構成図

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