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キヤノン インナーズームタイプ「180-600mm F5-6.3 IS」「200-700mm F5-7.6 IS」特許出願

2025年1月9日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。インナーズームタイプの超望遠レンズを想定したような光学系が複数示されています。「180-600mm F5-6.3 IS」「200-700mm F5-7.6 IS」「120-500mm F5-6.3 IS」など。

概要

  • 【公開番号】P2025001758
  • 【公開日】2025-01-09
  • 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
  • 【出願日】2023-06-21
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】 高い光学性能を有し、長焦点距離かつかつ小型軽量なズームレンズを提供すること。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮像装置に用いる撮像光学系としては、望遠端を長焦点距離化しながら、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有し、小型軽量なズームレンズであることが求められている。
  • 【0005】
    特許文献1のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1レンズ群がズーミングに際して不動である。しかしながら、第1レンズ群の屈折力が弱いため、全系の主点が像側に配置されて、レンズ全長が長くなってしまう。
  • 【0006】
    そこで本発明は、高い光学性能を有し、長焦点距離かつ小型軽量なズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:185.00-5892.00
  • F値:5.15-6.48
  • 半画角:6.67-2.13
  • 像高:21.64
  • 全長:329.56
  • バックフォーカス:39.56

実施例2

  • 焦点距離:204.00-582.00
  • F値:5.15-6.48
  • 半画角:6.05-2.13
  • 像高:21.64
  • 全長:344.54
  • バックフォーカス:49.54

実施例4

  • 焦点距離:204.00-682.50
  • F値:5.15-7.65
  • 半画角:6.05-1.82
  • 像高:21.64
  • 全長:344.56
  • バックフォーカス:44.71

実施例5

  • 焦点距離:125.00-485.00
  • F値:5.15-6.48
  • 半画角:9.82-2.55
  • 像高:21.64
  • 全長:299.54
  • バックフォーカス:64.13-51.99

キヤノンRFマウントには「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」「RF200-800mm F6.3-9 IS USM」などの超望遠ズームレンズが存在します。しかし、どのレンズもズーム操作で鏡筒が伸びるデザインを採用。ソニーやニコンのようにインナーズームタイプの超望遠レンズはありません。

ズームリングの操作や屋外での耐候性を考慮するとインナーズームタイプのレンズが欲しいという人も多いのではないでしょうか。キヤノンが商品化するかどうか不明ですが、そのようなレンズの光学系を特許として出願している模様。

商品化前に特許出願の光学系が登場することは珍しいですが、キヤノンの場合ゼロではありません。過去にRF600mm F11などの前例が存在します。このレンズも同様となるのか、今後の噂情報や新製品発表に注目したいと思います。

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