2021年5月6日付けでシグマの気になる特許出願が公開。ミラーレス用「24-70mm F2.8 DG DN・28-70mm F2.8 DG DN」と思われる実施例が含まれています。2つのレンズは同時に企画されていたのかもしれませんね。
- 【公開番号】特開2021-71677(P2021-71677A)
- 【公開日】2021年5月6日
- 【発明の名称】大口径ズームレンズ及びこれを備える撮像装置
- 【出願日】2019年11月1日
- 【出願人】
【識別番号】000131326
【氏名又は名称】株式会社シグマ- 【発明者】
【氏名】上村 豊- 【課題】 変倍域に標準域を含み、開放F値が小さく、全長がコンパクトで、高速なオートフォーカス制御が可能な大口径ズームレンズ及びこれを備える撮像装置を得ることを目的とする。
実施例1 焦点距離 24.73-68.03 F値 2.92 画角 85.13-34.30 像高 21.63 全長 135.04-170.90 実施例3 焦点距離 28.80-83.51 F値 2.92 画角 75.45-28.22 像高 21.63 全長 150.01-190.44 実施例5 焦点距離 28.81-67.72 F値 2.92 画角 76.26-33.83 像高 21.63 全長 124.04-146.47
実施例とレンズ構成の図面を見る限りでは、既に実用化されている「24-70mm F2.8 DG DN」「28-70mm F2.8 DG DN」に見えますね。28-70mm F2.8 DG DNは新製品プレゼンテーションにて「光学設計は24-70mm F2.8 DG DNと基本的に同じ」「設計者(少なくとも主なメンバーは)が同じ」と言われており、驚くべき内容ではありません。
24-70mm F2.8 DG DNの登場が2019年冬であり、この段階で既に28-70mm F2.8 DG DNは内部のレンズロードマップに存在していたのかもしれませんね。
(大口径標準ズームの企画段階で「小型化するか?」「24mmを取るか?」が分かれていた結果なのかもしれませんが)
私はどちらも発売日に購入。どちらも良いレンズですが、最終的に小型軽量で広角側の安定感が良好な28-70mm F2.8を選びました。タムロンよりも全長が短く、収納性は抜群。望遠側で僅かに軸上色収差が残っているのは相変わらずですが、良いレンズだと思います。
シグマ DG DN シリーズ一覧
DG DN
- 14-24mm F2.8 DG DN
- 24-70mm F2.8 DG DN
- 28-70mm F2.8 DG DN
- 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
- 24mm F3.5 DG DN
- 35mm F1.2 DG DN
- 35mm F1.4 DG DN
- 35mm F2 DG DN
- 45mm F2.8 DG DN
- 65mm F2 DG DN
- 85mm F1.4 DG DN
- 105mm F2.8 DG DN MACRO
サイト案内情報
特許関連記事
- ソニー「800mm F5.6」「400mm F4」を含む超望遠の光学系に関する特許出願
- コシナ APS-C用「50mm F1.2」「70mm F1.2」光学系の特許出願
- ニコン「200-700mm F6.3-8」「70-300mm F4.5-6.3」光学系の特許出願
- 70-200mm F2.8 DG DN OS 用と思われる光学系の特許出願
- ニコン「35mm F1.2」「24mm F1.2」「28mm F1.2」光学系の特許出願
- COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical 用と思われる光学系の特許出願
- キヤノン RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ を想定したような光学系の特許出願
- タムロン ジンバルロックに陥りにくいジンバル装置に関する特許出願
- NIKKOR Z よりも長いフランジバック用アダプターに関する特許出願
- キヤノン 反射透過面を用いた「24mm F0.7」「12mm F1.0」光学系の特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。