2020年10月22日付けでシグマの気になる特許出願が公開されています。前回に引き続きフルサイズミラーレス用「300mm F2.8」と組み合わせたテレコンバージョンレンズに関するものとなっています。今回は×2.0。
大口径望遠レンズ登場なるか?
- 【公開番号:publication number】
特開2020-173319(P2020-173319A)- 【公開日 release date
2020年10月22日 oct 22 2020- 【発明の名称:Name of the Invention】
リアコンバージョンレンズ Rear conversion lens- 【出願日 application date】
2019年4月9日 Apr 9 2019- 【出願人 applicant】
【識別番号】000131326
【氏名又は名称】株式会社シグマ
Sigma Corporation- 【課題】
フランジバックが短く、大型の撮像素子を有するミラーレスカメラシステムに対応し、小型で高い結像性能を有するリアコンバージョンレンズを提供する。
Compact rear conversion lens with high imaging performance for mirrorless camera systems with a short flange back and large image sensor.
実施例1 Example 1
ML CL 焦点距離 290.00 581.99 F値 2.91 5.83 画角 8.38 4.21 像高 21.63 21.63 全長 245.40 277.49 BF 36.00 17.8254
1週間前に大口径望遠レンズと「ミラーレス向け ×1.4テレコンバージョンレンズ」の特許出願が公開されたばかりですが、今度は×2.0テレコンバージョンレンズに関する特許出願が公開されました。
「TC-2011」を想定したものと思われますが、やはり気になるポイントは実施例に未発表の大口径望遠レンズを組み合わせているところ。
マスターレンズは前回と同じ「300mm F2.8」を実施例として挙げています。前群は「APO 300mm F2.8 EX DG HSM」と構成がよく似ていますが、後群を見る限りでは別物。さらにテレコンバージョンレンズ装着時のバックフォーカスは一眼レフ用としては短すぎるため、ミラーレス用と見て間違いないでしょう。特許出願でもミラーレス向けと言及されています。
ライカLマウントアライアンスは他社を見渡しても大口径望遠レンズのライナップを満たしていません。これをシグマがカバーするとしたら、「300mm F2.8」は確かに理想的な一本と言えそうです。最初に投入する望遠単焦点としては使いやすい焦点距離ですね。テレコンバージョンレンズとお組み合わせて420mm・600mmとして使えるのもGood。
今回の実施例とは別に「200mm F2」「250mm F2」として登場しそうな一眼レフ向けの特許出願も存在するので、今後は望遠単に力を入れるのかもしれませんね。
参考:ミラーレス用の望遠単焦点レンズ
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
- FE 135mm F1.8 GM
- FE 400mm F2.8 GM OSS
- FE 600mm F4 GM OSS
- Batis 2.8/135
- MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount
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